リミット
リミット 野沢 尚バンコクで行われている幼児の臓器密売という闇商売。しかしバンコクでは感染症が広がってしまい、程度のいい臓器が見つからなくなってしまった。ならば、健康で栄養もきちんしている日本の子供の臓器で商売したらどうだろう。日本の子を誘拐して海外に連れ出し臓器摘出してお金にかえるのだ。我が子を誘拐された婦人警官が子供を取り戻すために誘拐犯たちに挑む作品です。前半の200ページは臓器摘出の被害にあった子供たちのことが描写されていて、読んでいてとっても悲しくなりました。後半はアクション小説に変わって行ったので良かったのですが。最後には意外な真犯人も出てきて、とっても面白い作品でした。でも6,7歳の子供を持つ親は、前半が悲しすぎるので、読まないほうがいいかもしれません。2004年03月17日02時02分54秒