カテゴリ:出会い
国虎とであって20日が過ぎたんだけどさ、色々な出来事があったんだよね。初めてのアメリカで警察官からの職質なんかは警察からオイラに電話があって通訳をしたり、国虎が財布を無くして拾ったアメリカ人からオイラに連絡があったり。彼に緊急連絡先としてオイラの連絡先を渡しておいて良かったよ...
さて、彼の現在の状況を簡単に紹介するね。昨日彼から連絡があったからさ。 一週間前にウイスコンシン州からカナダに入国を試みた国虎。所持金が少なすぎる、ヒッチハイク禁止などの理由で入国管理局の職員と揉めて一度はカナダに入国はしたものの、アメリカに強制送還されてしまったそうな。東海岸に近づくにつれてアメリカ国内でもヒッチハイクが禁止の州が目立つようになり苦労をしていたようだ。オイラは知ってたけどね、ヒッチハイク禁止のことは。そして毎日のように職質をされるようになり危うく監獄に入れられる経験もしたそうで。ヒッチハイクを無視して続けていたら同じ警察官に注意されたときに脅されたと国虎は説明を続けたんだ… そんな国虎に複数の救世主が現れた。ヒッチハイク禁止の州に住んでいる住人からバスのチケットを買ってもらえたんだって!!そんな救世主達のお陰で現在はバスで移動中だそうだ。パンと水だけの生活から体調を崩し体に異変が出始めてるらしいよ。栄養失調だね。まあ、ちょこちょこたまにヒッチハイクが成功した時にはハンバーガーをご馳走になったりしてるようだから大丈夫だろう。 とにかく、西から東に向かうヒッチハイクは比較的に簡単だったけど北から南、大都会が入り組んでいる地域では苦戦中。最近は40時間ヒッチハイクが成功せず改めて日本でのヒッチハイク経験とでは雲泥の差があったことを実感して、寝ることができる部屋でベットで寝れる普通の当たり前の生活の有難みをかみしめているということだ。日本では救世主がほぼ毎日現れていたらしくて、改めて日本人の優しさもわかり、日本とアメリカでのレベルの違いに驚きを隠せないらしいよ。日本、そして日本人の良さが分かったんだってさ。それだけでも良いと思うよ。本人曰く、「日本に住んでいる日本人には分からない!余りにも普通で。みんな安全な日本社会に慣れ過ぎているから...慣れるって怖い...」だってさ。 そして、本人の口癖になった「アメリカでは誰も信じてはいけない!日本でも同じ!」この話になった時にオイラは口を開いたんだ。「それも正しい考え方だけどさ、騙されることを怖がり、その経験を避けるのも大事だけど、騙される経験も必要だよ!それにこれから一生、他人を信じられない人生が楽しい人生なのか?」とね。信じる人間は誰でもいいよ、だけど人を信じることが出来ない人間にはオイラはなりたくない。たかが何度かの経験だけで。オイラなんて数えきれないほど精神的に男にも女にも騙されてきたことか...今じゃ笑い話になるからいいけどさ…ありきたりの言い方になるけど、「信じる者は救われる」これもまんざらじゃないよ。信じて裏切られて傷つく経験は気持ちが良い事ではないけど必要な経験だよね。オイラは改めてそう考える今日この頃でした。 続く... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.04.02 13:24:08
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