ラブレター。
本当だったら今頃、僕のベットには…
あなたが…あなたが…
あなたがいてほしい。
Ah- ラブレター
100分の1でも…
届いてほしい…
捨ててしまわなきゃいけないのかもしれない。
たった三通のラブレター。
飾り気のない白い封筒。
鉛筆書きの白い便箋。
幼い恋が蘇る。
いつかは忘れてしまう。
そして、いつのまにか忘れてたことすら忘れてしまうんだ。
あんなに泣いて読んでた手紙なのに、もう目が潤むこともなかった。
あんなに辛かったのに、そのことすら微笑んで思い返した。
これから先、たぶん、あんな経験しないだろう。
10代最後に経験出来てよかったのかもしれないと今なら思える。
大人になってからだと有り得ないことも10代の恋だったから許される気がする。
もう、笑い話に出来るよ。
ある意味のレア体験は、私の糧になっていく。
心の支えになっていく。
あんなに誰かのことを想えた自分がいたんだ。
誰かのために泣いて、笑って…
あなたよ…
あなたよ…
……幸せであれ。