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カテゴリ:嫁として感じる韓国社会
今年の秋夕連休は、土日も挟んで5日間でした。 秋夕で、何が大変って・・・・ 毎回のことだけれど、まず移動するのに疲れます。 なにせ、秋夕は旧正月と同様、韓国最大の名節(ミョンジョル)で、民族 大移動はすさまじいものがあります。 私たちは、自宅のソウル郊外から、夫の実家がある浦項(ポハン)まで 移動することになります。 普段、道が混まなければ4時間~4時間半ぐらいの道中ですが、今回は、 行きは5時間半、帰りは6時間半ほどかかりました。 でも、これでもスムーズにいったほうなんです。 なんせ、渋滞にはまっちゃうと釜山から首都圏まで10時間というのも ざらですから。 実際に私たちも、8時間片道にかかったときもあります。 移動もさることながら、女性たちが頭を悩ますのが、秋夕の料理の準備。 それでも、私の場合、夫の実家での料理の準備が今までに比べて、だいぶ 簡素化されてきたので、本当に楽になりました。 韓国にきて数年たつのもあって、手順も分かってきたから余計にそう感じる ということもあるかもしれません。 今回は、普段は男性陣だけ行くクンジップ(本家)の茶礼に私も行くことに。 しかも、韓服を着て、かなり正式に。 というのも、本来結婚した最初の名節には、新婚夫婦は本家の茶礼に行かないと いけないことになってるそうです。 名節の際の茶礼では、本家では4代前までの先祖を祭ることになっているので、 その先祖たちへ結婚の挨拶に行くということなのだそう。 今回結婚式も終えたということで、茶礼に参加することになったのですが、 少し納得いかない面もあったんですよね。 というのも、私たち夫婦、確かに式は今年しましたが既に結婚してから7年半。 しかも韓国に来て今年で3年目にはいり、もちろん夫との親戚と面識もあります。 (名節とか義父の法事で会うから) 日本に住んでたときは仕方なかったとして、韓国に住んでから3年目なのに、 今までなぜしなかったの?という疑問や鬱積がわいたわけです。 夫に聞いてみたら、今までタイミングがなく、今回は5月に結婚式もしたし、 今回の秋夕がちょうど良いタイミングだったとのことでした。 さらに、今回お墓参りの際に義父への服を買って、それを燃やすという儀式も 今回はしました。 これは、結婚した際に夫の親が亡くなっていた場合、結婚の後の最初のお墓参りで する儀式だとのことです。 これに関しても、そもそも私たちが結婚した当初は義父は生存していたし、韓国 に来てからも何回かお墓参りしたのになぜ今なの?って気持ちでした。 つまり、韓国っていうのは、婚姻届けの事実より結婚式を挙げる挙げないの重要度が かなり占めているということがわかりますね。 私自身、結婚したころからそのことをすごく感じていたし、結婚してから数年たつのに 今年式を挙げたというのも、こういった事も大きな要因だったんですよね。 分かってはいたけど、今回改めてこういうことにぶつかると、韓国での結婚式の重さを しみじみと感じちゃいましたね。 とはいえ、何らかの事情で式を挙げていない夫婦もいるわけで、結婚式に異常に固執する 韓国社会はやはり形式ばかりにこだわっているのではないかと個人的には感じています。 また、式を挙げても入籍は1年あるいは数年もしないというカップルも韓国には多いです。 そのあげく、結局離婚してしまい(というか入籍していないんだから別れただけ?) 世間的には未婚になるわけで、これも韓国社会の独特なカップル事情なのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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