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カテゴリ:本
愛と感謝の美容室 バグジー 1―『心を育てる』感動コミック VOL.1
livedoor BOOKS 書評/ビジネス 顧客を大事にして成功している美容室というのに興味があり、このマンガの 本を手に取りました。未だ一人でやっている個人事業主ですが、自分のこん な会社でやっていきたいというところが見つからず、結局一人でやっています。 前から思っているのですが、楽しくおもしろくやっている会社で仕事をして みたい。例え自分が経営者でなくてもかまいません。業種は異なりますが、 そんな会社の一つがバグジーだと思います。 バグジーという美容室は、創業者は飛ぶ鳥を落とす勢いのカリスマ美容師で した。ただ自分勝手にやってきた結果、片腕と呼べる仲間を次々と失いま す。もう倒産かなと思っていたときに、残った社員に頭を下げ、どうすれば いいのか尋ねます。 それをきっかけに、社員が望む会社として変貌を遂げ、ゆっくりとですがこ の美容室は成功していくのです。 社員からの要望は次の3つでした。これは当たり前のことですね。でも実現 が難しい。 ・安心して働けるところ これから経験を積んでいくと、将来どこに行くことができるかというキャ リアパスが見せる ・社員の意見を聞いて欲しい 幹部からのお仕着せは嫌。いろいろな要望を聞いてもらう。 社員不在の経営計画は嫌。3年後に全てうまく行ったら社員のいろいろな 夢を実現する。野球チームをつくったり、沖縄旅行や、研修所をつくるなど。 ・社員を信頼して欲しい パーマ液を自分たちで選んだり、社員の最終面接は店長が選ぶとか。ちな みに労働条件を尋ねたり、体験入店日の都合が悪いという人は絶対採用しな いようです(反省)。 そして会社はこれまでの社長の考えと180度方向を変えて、効率よりも、 社員を家族として捉える大家族主義を目指していきます。社員が辞めること がないように大切にします。辞めたいといったら親身になって気持ちを聞 き、一緒に考えます。一方で家族の輪を乱す人はすぐにやめてもらいます。 入社式、キャンプ、クリスマスイベント、忘年会に出席しない人はすぐクビ だそうです。 お客さんが無理を言う場合は、「君の兄弟だったらどうする?」といって考 えます。お客さまも家族の一員と考えます。 まだまだ書きたいことがたくさんありますが、書ききれないのでこの辺りで 止めておきます。 社員どおしのやりとりや、お客さんとのやりとりも出てきますが、思わず涙 が出てしまいました。親や子どものことが出てくるとね、年のせいかついつ い泣けてしまいました。誰もいないところで読んでよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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