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カテゴリ:本
グラデュエーション デイ―未来を変える24のメッセージ
livedoor BOOKS 書評/歴史・記録(NF) この本はアメリカの大学の卒業式での有名人の式辞を集めた本である。 日本の大学と違い、大統領やハリウッドスターや各界の著名人が呼ばれて、 話をするようである。 そもそも日本の卒業式とアメリカの卒業式は、映画やドラマを見る限り違う ようだね。日本は厳かな雰囲気で静かに行うが、アメリカは帽子とマントを 羽織ってわいわいとやるようだ。卒業式が終われば「さあ旅立ちだ!」とい う感じだよね。 でも卒業式だけでなく、何かの折に話される市長や県会議員、市会議員の式 辞は退屈だ。どうでもいい話、ときには自分の選挙演説のようなことまで を、立たされたまま、長い時間話されるのは苦痛だ。 どうせなら自分の尊敬する人や憧れの人に話してもらえるといいな。 この本はそんな著名人の有名なスピーチを集めた本である。 本ではあるが評論書などと違って、卒業式で著名な人がしゃべるようなライ ブ感が伝わってくる。私はロス・ペローのスピーチが好きだ。生き生きとし たスピーチである。起業家で実業家であるロス・ペローは、ユーモアをとき おりいれながら、心より卒業生の未来を期待している。 とはいえ、24人のスピーチを全部読むのは大変だ。 自分が尊敬している人や好きな人、名前の聞いたことがある人から読むのが いいだろう。そうするとその人が目の前で今、しゃべっているように思える。 最後に読んだグロリア・スタイネムのスピーチは、女性活動家なので気持ち が少し引いて読んでしまったが、読んでいくと「女性の立場」という点では 今までにない視点で読むことができて新しい発見があった。 本はどうしても自分の好みの偏った本を読んでしまうが、いろいろな視点の ダイジェスト版という点でもこの本はいいかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.12 22:57:28
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