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カテゴリ:本
書名: ザ・フィリピン妻 著者: 福沢 諭 値段: \1,600 + 税 出版: 情報センター出版局 たまたまネットを徘徊していたら、昔なじみの人のHPに出会った。イン ターネットの世界になってこういうことはたまにおきるが、今の元気でやっ ていることを知るととてもうれしい。私もこうしてブログを書いている理由 の一つが「今もなんとかいきているよ」と伝えたいからだ。 さて、人にはいいところと悪いところがある。 「人がよさそうだ」と言われるが、私にだって悪い面もたくさんある。エゴ イストで人嫌いで、人の足を引っ張り、とんでもないという悪人という面は ある.....ヨ。まあ見栄を張ったところで、すずめのしょんべんほどのたい したことはないんだけれど。 とはいえ悪人にはなりきれず、悪人になるだけの勇気もなく、今に至る。 中学校から就職するくらいまでの間はヤンキーというよりも反社会な生活を 送っていた。家庭をもってのほほんと生活をしているのは、当時の私からは 信じられないかもしれない。 そんな世の中を甘く見ていたときに出会った人の一人がこの著者であった。 学生時代に株で儲けて軍資金として、そのときに自分が背負った重圧から逃 れるようにしてアジアを旅行中にチベットあたりで彼とであった。彼はプロ のドラマーでTAMAのドラムを引っ張って、世界中を演奏旅行中であった。旅 は道連れ世は情けなのだが、しばらく一緒に行こうかなそれとも旅は一人の 方が気楽でいいかなと迷っていて「しばらく一緒にいよう」と決断したと き、インド人にだまされてすってんてん。 そのとき100ドルを借りてなんとか急場をしのいだ恩がありました。 帰国後にお金を返した。東京で就職して、一度彼の演奏を同僚を連れていっ たきりでした。 あれから15年の月日が経って、彼がフィリピンに関わっていようとは夢に も思いませんでした。 生きていればこうして(本やインターネットでですが)、再開するチャンス があるんですね。 あっ、すみません。本について触れていませんでした。 著者はフィリピンパブの雇われ店長で、フィリピンと多少とも関わることに なりました。フィリピンに行って売春婦と関係をもって子どもができてしま いました。自分の子どもと疑いながらも、ずるずると付き合っていきます。 フィリピンからはお金の無心の話。 フィリピン人のことは仕事柄よくわかっていたものの、自分が当事者になる となかなか吹っ切ることができない。ジャッピーノと呼ばれる、フィリピン 人女性と日本人男性の間に生まれた子どものこと。もし自分の子どもだとし たら、うっちゃっておけない。そうやってずるずると付き合っていく。 私も妻と出会った頃のことを鮮明に思い出した。 13年前に妻と出会って、「本当のことを言っているのだろうか?」「結婚 して大丈夫だろうか?」などといろいろ思い悩んだときのことだ。 もし国籍のことを考えず一人の女として捉えたらどうかと思い、結婚するこ とにした。人の価値は国籍で決まるわけではない。フィリピンには日本より 劣っているところは多いけれど、優れているところもたくさんある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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