愛と感謝の美容室 バグジー 2―『心を育てる』感動コミック VOL.2
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書評/ビジネス
以前に書評をした、バグジーの続編である。
この本も新しい感動を呼び起こしてくれる。
はこの美容室がどのように創業されたかという話と会社組織の話であっ
た。は新しい企画のお店と社内文化について取り上げている。
私のとっては新しい会社を創るという点ではとても参考になる話。Iを読ん
だ後に知人からバグジーのビデオを借りてみた。ビデオを見るとCustomer
Satisfaction(顧客満足度)の視点だけでリアルすぎた。漫画の方がやさし
くほんわかという雰囲気があるので、気持ちが暖かくなっていいと思う。
リーダーとして私は向いているかどうかということがある。
私自身は華やかな場で注目を浴びるよりも、影でこそこそと縁の下の力持ち
になって人が笑っている姿を見るのが好きだ。あとで自慢することなく「あ
あ良かったなぁ」と縁側でお茶を飲みながらふわっとした気持ちでいるのが
一番いいな。
本から気に入った言葉を抜き出します。
リーダーの資格
一、 自分の都合で生きるのではなく、相手の都合に合わせられる人
一、 相手の喜びや悲しみに参加できる人
一、 みんなの心を晴れやかにできる人
一、 利より信を選べる人
一、 周りのお役に立てる人
一、 ギブアンドギブで生きられる人
リーダーの第一歩は、人に喜びを与えて自分を輝かせること。
自分としてはまだまだであります。
結局、自分の器以上に組織は大きくならないものですから、器が小さくて小
さくて。。。。
本を読んで気になるのは悪いことやうまくいっていないことが、書かれていないこと。
第2創業してから退職者は出していないということで、それは家族主義であるからだという。家族だって夫婦喧嘩をしたり、親子喧嘩をしたり、うまくいかないときもある。そういった美容師どおしだって相性もあるだろう。そういうトラブルをどうやって乗り切っているのか、そういうことが全くかかれていないので逆に心配になってしまう。
ただ本として惜しかったのは、Iを読んで感動してしまい、時間をおいてIIを読むと
感動が薄れてしまった。2冊のバランスはよく取れているので、ちょっと厚めの合冊にした方がいいのではないかと思う。