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カテゴリ:本
私はこの橘玲さんの書いている本が好きだ。 きっかけは、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだのがきっかけで、その本にも大きなショックを受けた。ただアメリカの事情と日本の事情は異なるので、頭の中で両方の事情を理解して切り替えないといけない。日本に適用できないものも、法律や環境の違いがある。 日本版「金持ち父さん貧乏父さん」のような本を書いたのが、この橘玲さんであった。 「金持ち父さん貧乏父さん」で言っていることとは違うが、根元であい通ずるものがあった。しかも日本の状況にぴったり合う。お金持ちの世界と世界の金融の世界を教えてくれたように思う。
彼の書いた本の神髄は理解していると思うので、いまさらながら株のことを書いた本を読む必要がないと思っていままで読もうとは思わなかった。ただ株で失敗した反省の意味もあるので、教えを請うように紐を解く。 やはり書いてあることは一緒だ。 株のグラフの流れを追い、それが上がるか下がるか一瞬に判断する。 そのための材料は、他の株の動きや為替、先物、オプション、原油、大豆、金などいろいろな条件が重なる。その動きの関連性をつかみ、一歩先んじて行う。さらに、株の動きは心理的なものも加わるので、勝負師のお互いの手の内を探り合うということもある。 それがテクニカル投資。 ファンダメンタルズは、実際の株価と本当の価値の差を見る。ギャップがあれば、いずれ補正される。その補正による利ザヤで儲ける。みんながあがると思えば上がるし、下がると思えば下がるので、実際の価値とは違う場合がある。
それぞれの原理主義者がいるので、どちらがいいかという話は、ずうっと悩んでいた。永遠のテーマだ。
バフェットに関する別の本でも述べていたが、そのどちらとも異なるインデックス売買が投資ではベストだという。 日経平均などをそのまま買っていた方が、どの投資信託よりもいいらしい。
私自身は著者と同じように、それはわかっていてもばくちが好きだ。ひたすら、実際の価値と株価の乖離を探してそれを当てるのが楽しい。
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Last updated
2008.04.17 10:10:11
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