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カテゴリ:本
黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 黄金の扉を開ける賢者の海外投資術(至高の銀行・証券会社編) 黄金の扉を開ける賢者の海外投資術(究極の資産運用編) 「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」三部作のようである。 著者の作品は、経済的な知識がない私にとっては、新しいことを学ばしてくれるのでよく読んでいる。永遠の旅行者になるような経済的自由は、いまの私にとっては難しいけれど、唯一可能性を持てるのはフィリピンへ移住することかな。 フィリピン国籍の妻と日本で生活するのはいろいろな不自由があるけれど、いざとなったらフィリピンへ一緒に移住することは可能だ。もちろん経済的な問題や不自由さがあるから簡単にはできないけれど。 まだ1作目を読んだだけなので、2部、3部の続きを読んでないのだけれど、書評を少し読むと、ETFに関することが多いみたいだ。 1.ETFとは ETFは上場投資信託と呼ばれるもので、通常の投資信託とはファンドマネジャーの意思によらずに予め売買されている基準の決まっているインデックスものの投資信託であるという点。そのため、手数料が安くロスが少ない。 著者は、普通の投資信託はやめた方がいいという。 第一の理由は、投資信託はファンドマネージャーや会社が手数料収入で儲かる構造になっており、リターンはよくない。たまたま利益の多い投資信託も一時的にああるかもしれないが、すべての投資信託を平均にするとインデックスよりも低く、手数料も入れたらぐっと落ちる。 第二の理由は、投資信託のファンドマネジャーの収入は投資信託の一時的な利益で決定される。そのため無理に報酬の基準価額をあげるような売買をして、最終的な顧客が受け取るお金を無視する。 第三の理由は、成績の上がらない投資信託は途中で解散するので、投資信託の平均値にも上がらない。 インデックスとは、上場している株をバスケットに入れるもので、そのバスケットを売買の対象にする。日経225が代表例だが、海外には国や地方、企業の種類をまとめたものがある。日経225もときどきバスケットの内容を変えるので問題もあるけれど、普通の投資信託よりはずっとましだ。 2.お金持ちと貧乏の投資の差は減ってきている かつてお金持ちはプライベートバンク経由で、世界中に投資ができた。しかし金融の自由化とインターネットのおかげで、投資がしやすくなっている。ロンドンやニューヨーク・シカゴで証券口座を開いて、株やデリバティブなどの金融証券が少額から購入できる。 FXのお陰で為替の購入手数料は低くなり、外貨預金よりもFXの方が有利だ。また資金の数百倍まで信用取引ができるのでチャンスは増えている。 お金持ちと貧乏の情報格差が減り、プライベートバンクの役割もかなり減ってきている。 3.タックスヘイブンも残る タックスヘイブンは租税逃れの方法であり、各国とも法人・個人の税金逃れの方法を抑えようとしているが、現実問題は難しい局面に来ている。税金をむやみに取ろうとすれば資金は海外流失を招くし、税金を取れないでいると国家の成立も危うくなる。 タックスヘイブンそのものをなくそうとアメリカ・イギリスも努力したが、結局のところ国家という組織を侵害することはできず、なすすべがないの現状。お金は簡単に国家をまたぐ存在で居心地のいいところへ動いていく。 そのうち国家というありかたも徐々に変わっていくと思うが、私たち個人が国家を選べないとその国と心中するしかない。 徐々に国家というものの捉え方が変わってきているんだろうね。 2つ目、3つ目の作品もそのうち読もうと思います。 私には僅かな選択肢、日本とフィリピンしかないけれど。 しかもフィリピンでは実質的では仕事できない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.06 00:14:59
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