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カテゴリ:本
平成独立開業記 今更ながら、「独立開業記」という独立の体験談を読みました。 この本を書いた人も、フリーライターとして仕事を始めたばかりですが、全体的に年齢層が40~50代の人たちです。 独立を奨励する本が多かったのですが、この本ではそうはいっていません。 かつて普通にサラリーマン生活を送り、いろいろな事情から独立することになった人たちです。 みなさんいろいろな経験があり、会社の中では能力も地位もある方なんですが、独立するとその能力が社外で通じることなのか、地位もまったく役に立たないということがわかります。 収入は会社員の方がずっとよく、なんとか今の生活を維持するのが精いっぱいという感じですね。 私も普通に会社勤めしていた方が、収入面もずっとよかったし、たぶんその収入に戻るのは難しいかと思います。 ただこの本に出てくる人が語っているように、自由があります。 その自由というのは、社長や上役の命令に従わず、自分で決めていけることです。 物事にはなんでも、良い面と悪い面が共存します。 新しい環境に飛び込むと、新しい良い面と新しい悪い面があります。 自分にとってその良い面は待ち望んでいて、その悪い面は他人からすれば大変なことだけれど自分にとっては何でもないことであれば、その選択は良かったといえるかも知れません。 中には中小企業診断士や社労士、税理士などの資格を持って、独立した優秀な方でも苦労されています。その資格だけで世の中を渡っていけるほど楽なものではありません。 変化が激しいIT業界は、資格なんて価値がないかもしれません。 資格試験を作っている間に、ITの常識は刻々と変わっていきますから。 自分が生き抜くために何をするかというよりも、 自分が生かされるために何をすべきでしょうか。 このところ、わずかな自由と引き換えに懲役刑で生きているのではないかと、錯覚するようになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.30 23:41:45
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