お金は銀行に預けるな
値段: 735円
著者: 勝間 和代
発行: 光文社新書
金融に関しての入門書としてはいいかなと思います。
ただ橘玲氏の小説や金融書を読むと物足りない気がします。
相場のプロの方が個人投資家よりも優れているから、素人は手を出さない方がいいというのは一面では正しいと思いますが、必ずしも正しいと思えません。
ファンドの締め日は10月が多いので、今月の株価の下落の原因の一つにあると思います。円高の日本で株を売って現金にして、それでドルやユーロを買うという動きもあったと思います。
またファンドの基準日でファンドマネージャーのボーナスは決まるので、無理に釣り上げるということもあります(そのあとは下がりますが、とりあえずボーナスに影響はない)。
一定の損失があったら強制的に売ってしまうというルールもあります。
金額の大きいファンドは、少し売買するだけで株価に大きな影響を与えてしまうので、売買するタイミングを考慮しなくてはならない。
本の最後に載っていた、社会的に存在意義のある会社に投資をするということは、これからの時代の流れで大切なことだと思います。
株主になるということは、単なるキャピタルゲイン狙いという面もあるかもせん。ただどうせなら会社の経営理念に賛同して株を買った方がいいではないでしょうか。例え株価が下がったとしても、まあいいかという気になりますから。
アメリカのユダヤ人は反ユダヤ的な会社には投資をしないようです。