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テーマ:最近観た映画。(40148)
カテゴリ:映画鑑賞
前から見たかった映画です。原作もよかったのですが、映画もいいです。
ナレーションが入らず、音楽もうるさくない。それでいて登場人物の心情をうまく描けているのは、カメラの角度なのでしょうか。人物が見るものそのものを映すので、感情移入するのでしょうかね。 今はカメラマンとして成功している猛は、母の葬儀のために故郷に戻ります。実直な兄は父とガソリンスタンドを経営しており、幼馴染の女性が働いていました。 猛と兄と女性の関係の描き方がうまいですね。どこにでもある設定なのに、ステレオタイプにならないなんて。 女性がつり橋から転落し、その現場を見ていたはずの猛は、兄の無実を願って伯父の弁護士を訪ねます。始めは自白した兄は、裁判で「助けようとしたが女性が逃げようとして落ちた」と証言します。それを見た猛は。。。。 裁判を通して描かれるのは兄弟の絆と反発です。愛情が強いだけに憎くてたまらない。最後まで目が離せないすばらしい作品です。 脇役でアルバイトの男を新井浩文さんがやっていました。やはり存在感ありますね。 続いて伊坂作品の『重力ピエロ』。加瀬亮、岡田将生がいいですね。岡田くんってほんとーに美形だわ。 あれ、こんな話だったっけ。読んだときには、伊坂氏にしては重いテーマを描いたなと思ったぐらいでしたが、なかなかよかったです。 悪い奴には容赦しないわけね。犯罪者でもかっこいい(芯が通っている)のは許せてしまう。そこらへんは伊坂ワールドならいけるんだけど、映画となると「どうよ?」と思われちゃうよね。でもまあ、がんばったでしょう。 渡部篤朗って、ほんと、こういう役が似合うよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月05日 20時10分56秒
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