物は言いよう(斎藤美奈子/平凡社)
・・・実は買ったばかりで、まだ最後まで読めていません。でもギター侍ではないけれど、思い切りのよい「斬りっぷり」が面白い。私も、「こういう言われっぷりってどうなのかな?」などと漠然・漫然と思ったりすることは多々あるものの、反論する知性の引き出しの不足と、「で、何だったっけ?」ってすぐ忘れてしまったりして、何となくモヤモヤだけが残る・・・そんな「忘れていたこと」を、キチンとした理論で、バッサバッサとオッサン方を斬ってくれています。ちなみに「女にしておくのはもったいない」はNG。昨日ご紹介した「少子」をもっと多方面から、根拠とともに「おかしーよ」と言ってる本のようです。小気味よく。んー。昨日の本と今日の本は「代弁してくれている」というほど私も深く考えてきたことじゃないんだけど、今後もしムカつくようなことがあったケースでは引用させてもらうとするか、ってかんじ。でもま、また私のことだから咄嗟に出てこないんだろうな。とにかく、何気なく言った、たいしたことではないと思って言ったことが、もしかしたら相手を傷つけているのかも・・・と思うと、コワイような。もしあなたが、自分の日々の物言いについて「相手に嫌な思いをさせているのかも」という心当たりが少しでもあるようならお勧めいたします。でも無神経な人はそういうことを全く気にしていないんだろうなあ!