それ行け！ジュンジュン！！

この旅の2日目、目的地は”長崎”である。博多発の特急かもめに乗り込む。九州の特急とか新幹線は鳥の名前が多い。特急かもめ、特急リレーつばめ、九州新幹線つばめ。なんだかかわいらしい。しかしこの特急かもめ、かわいらしい外見と名前とは裏腹に内装はシックな黒レザー仕様なのである。しかもこのつばめやたら揺れる・・。

つばめに揺られること約2時間。長崎に到着。やはり今日も暑い。大学生のときに旅行で行って以来長崎という街が好きだ。というか正確には長崎ちゃんぽんが好きなのである。路面電車もレトロで良い。降りる駅でボタンを押すと”ち～ん”。昭和である。

長崎は計画段階から我ながら綿密なスケジュールを組んだ一日である。まず向かったところ”グラバー園”。グラバーさんちである。グラバーさんちといっても「グラバーさ～んあ～そ～ぼ～」というような庶民的な家では決してない。豪邸だ。ちなみにグラバーさんは幕末から明治にかけての貿易商である。幕末に関しての歴史ロマンを熱く語ると長くなるが・・（中略）・・このグラバーさんキリンビールの前身の会社が倒産したときに再建のため力を尽くした人物だそうだ。つまり我々が仕事が終わったあと冷たい麒麟ラガーが飲めるのもグラバーさんあってのことなのである。

昼食はやっぱり長崎ちゃんぽん。グラバー園から徒歩5分ほどに”四海楼”というお店がある。長崎ちゃんぽん発祥の店で、るるぶとかまっぷるとかに必ず載っている。地元の人はあまり行かないらしい（普通700円ぐらいのちゃんぽんが1000円だから）がここは観光客丸出しで行くことにする。生ビールとちゃんぽんを注文。暑い日に熱々のちゃんぽん。汗だくで平らげるのであった。

満腹で四海楼を後にした私は次なる目的地”長崎原爆資料館”を目指してレトロ路面電車に乗り込むのであった。ち～ん。