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カテゴリ:最近読んだ本
図書館で借りてきた本の一つ。
本当は、容疑者Xの献身が読みたかったのだが、 生憎借りられていたので、こちらを読んでみた。 【中古】【書籍 ハードカバー】東野 圭吾 麒麟の翼【中古】afb それにしても、謎が多い事件だった。 最初は被疑者が死んだ時点で、終りと思える事件だったのだが 加賀刑事は、ある疑問を元に捜査を続ける。 被害者の家族に降りかかる災難。 本当は一番悲しい家族だったのに、 マスコミの心無い報道のせいで、 労災を隠していたのが被害者だったと これは、あながち間違いではなかったとは言え 死人に口なしとばかりに、被害者一人に罪をなすりつけた会社。 また容疑者にも家族がいた。 彼女は、容疑者だった男性を最後まで信じる。 一見事件とは関係ないように見えて、 実はある昔の事件が、今回の事件の引き金だった。 教師である者が、子供に教えたこと。 それは、一番教えてはいけないことだった。 最後は、自分の罪を悔いる為に少年達が動き出す。 被害者の息子は、最後の最後で、 ようやく父が残した心を汲み取る。 そして、ある家に向かうのだった。 麒麟の翼のタイトルは、後半わかる。 息子の為に父がしていたこと。 息子は知らなかったのだが、その為に死んだとも言える父親。 ブログで繋がる心。 東野圭吾さんの小説は、これで3冊目。 白夜行と手紙を読んだことがあるが、 この本は一番個人的に面白かった。 隠してはいけないこともある。 それが重要な過ちであれば、なお更だ。 自分の生活を省みるのも必要だと感じた。 私は昔、犯した罪がないだろうか? もちろん、刑事事件とかそういうことではない。 誰かにつけた心の傷。 自分でも気づいていないこともあるだろう。 逃げていては、何も始まらない。 そう言われた気がした。 今はポセイドンの涙という本を読んでいる。 タイトルに惹かれた。 これもミステリーらしいのだが、 さてどんな結末が待っているのだろう。 土曜までに後二冊、借りている本を読み終えなくては。 今夜も楽しい夜になりそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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