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2014年02月06日
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カテゴリ:最近読んだ本
図書館で以前から借りようと決めていた本。
それが、「あの頃はフリードリヒがいた」という本だった。
以前学生時代に、教科書に一説が載っていたのだが、
妹もそれを知っており、これ全部読んでみたいよね。などと
言い合っていたのだが、
今回めでたく読み終えることが出来た。

ユダヤ人の差別。
フリードリヒは、ユダヤ人として生まれ
隣人の家族と仲良く過ごしていた。
だが、友情は壊れなくても、
確かに、あの頃から垣根は出来てしまった。

フリードリヒは、裕福な家庭の生まれだった。
だが、隣人の家族はドイツ人でありながら、
非常に貧しい生活を強いられる。

そんな時、ユダヤ人への抑圧が始まる。
同時に、隣人の父親に、ドイツの党に加担したことで仕事が生まれた。
主人公の父親は、そのお陰で生活が出来るようになる。
だが、父親は、フリードリヒの父親にある忠告をする。
それが、最後とも言える忠告だった。

ユダヤ人の排斥が始まってまもなく。
フリードリヒの母親に不幸が起きる。

空襲が始まっても、避難場所にさえ匿ってもらえない。
そして、フリードリヒは…。

読むのが辛くなるくらい、切なく救い様がない話だった。
フリードリヒの最後は、本当に悲しすぎたのだ。

読み終えることが出来て、嬉しかった反面。
昔読んだアンクル・トムの小屋を思い出す。
どちらもユダヤ人の生涯を描いているが、
奴隷にならなかったとしても、
フリードリヒの方が、救いがない気がした。

教科書に全部の話を載せるべきだと思った。
アンネの日記ばかり、もてはやされた小学校時代。
でも、あの頃にこの本に出会えていたら…
もっとユダヤ人の迫害について、理解が出来ていたのかも知れない。

読書は楽しかったけれど、読むのは本当に辛かった。
「言えるわけないじゃないか!
僕といることが知れたら、彼女は留置所行きなんだもの!」
この言葉がずっしりと重くのしかかる本だった。


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最終更新日  2014年02月06日 17時49分30秒
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