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カテゴリ:旅日記
先日、地元のバス会社の「日帰りツアー」に参加し「上高地」に行ってきた。
上高地を訪れるのは今回で2回目である。 先回は10年以上前の事で、8月のお盆休みの時期、単独原付バイクツーリングを兼ねて2泊3日の旅程。 自宅からJR松本駅前まで片道250キロの道程、宿を松本駅前に設け「中日」を、撮影も兼ね「上高地」散策に当てた。 松本駅から電車、バスを乗り継ぎ、「大正池」前で降り、田代湿原、梓川右岸に渡りウェストン碑、河童橋と散策し、上高地バスターミナルから定期バスに乗り、電車を乗り継ぎ松本駅まで戻った。 真夏の上天気に恵まれ、河童橋の直ぐ上流から見上げる穗高の山々の風景に「感動」を憶えた。フィルム式一眼レフ、交換用望遠ズームレンズを持参し、高価な36枚撮りリバーサル・フィルム2本を使い切った。 JR東日本や私鉄、バスを乗り継いで「日帰り」は可能であるが滞在時間が極めて短時間であること、および料金が高い。 往路は朝一番の各駅電車、復路は各駅の終電の場合、計算したところ約1万2千円の料金となり、上高地での滞在時間は約1時間25分。 ただし帰りの松本駅から長野駅の間は特急バスを利用する。 他の「案」としては片道を新幹線と特急利用、あるいは往復とも新幹線利用する場合等、プランを四つ程考慮してみたが、いずれも料金ばかり高い。JR新幹線の料金が高すぎる、と言わざるを得ない。 今回はツアーバスで行くことにした。料金は7,000円、お弁当付き、現地滞在時間は3時間。バス運転手2名が乗車。交代で運転と案内役を行う。 上高地に入る唯一のトンネルである「釜トンネル」は新設されている。前に来た時の「釜トンネル」は道幅が狭く昇り勾配,照明が無く、一番驚いたのはトンネル内部でほぼ直角にカーブしていた。 上高地に入れる車両は限られ、一般車両の乗り入れは自然保護の観点から、厳しく制限されているのは以前と同じ。 数日前から上高地の天候を心配していた。今日の松本市安曇(上高地)の天気予報は「晴れのちくもり」という予報。3日前まで「曇り時々雨」という予報で、「キャンセルするか」、と考えた事もあった。2日前から「晴れのち曇り」と予報が変わった。 高速・上信越長野道を走るバスの窓から見る山の方向は雲に覆われている。 上高地に近づくに連れ、また標高が上がるに連れて、雲は切れてくるのが見える。 ツアーのバスは、ほぼ満員で「上高地バスターミナル」への直行便であるが、前もってバス会社の許可を得て「大正池」前で下車。 今回の散策コースは、大正池から田代湿原、田代橋を渡りウェストン碑へ。 田代橋に戻り中ノ瀬園地から梓川左岸を河童橋に向かう。 このコースを散策に要する時間は、案内書等によれば81分と計算されている。 撮影しながら歩くとなると、約100分と推定。 集合場所は上高地バスターミナル、バスを降りて約3時間後という「設定」。 少なくとも5分前には乗車していなければならない。 大正池から見る焼岳、ごく僅かながら「噴煙」を上げ活火山であることが判る。 陽に当たっている焼岳斜面の紅葉は、「5割」程度と思われる。 大正池の標高は1,492m、河童橋では1,510m、さらに「上」の明神付近では1,530mであることから、ほぼ「平地」と見て間違いではない。大正池周辺では「石ころ」だらけの上を歩く事になるので要注意。他の道は、整備されていて歩きやすい。 上高地の中心を流れる梓川の護岸は、自然への配慮からコンクリートではなく、大きな石を積み上げ(太い針金を袋状にし、石を入れる)られている。水中の部分は、おそらく「粗朶沈床」からできていると思われる。 ヘリコプターの爆音が響く。物資を運んでいるらしい。 田代橋を渡った所で,バス会社から渡された「お弁当」を食べる。 食べていたら、外人さん10人程が前を通過、うち一人の年配の女性が「見に」来た。 私が「お弁当」と言うと,オウム返しに「オベントウ」と答える。 この人達を案内する?日本人のガイド嬢は、「どこで買ったのですか?」と聞く。 「バスツアーで来たのでバス会社が用意した」と答える。 恐らく、この人達の昼食は、まだ摂っていないのだろうと思われる。午後1時少し前の出来事。 田代橋からウェストン碑へ、再び田代橋に戻り対岸の「中ノ瀬園地」へ。 梓川左岸を河童橋に向かう。先回は右岸を河童橋に向かうコースを採ったために穗高の峰々は見えなかった。 この「反省」から左岸とした。 梓川超えに穗高の山容が良く判る。ただ残念な事は、見上げる穗高の頂上部は雲の中に有る。 また、陽が雲に入ったり出たりしているために,「光の具合」が芳しくない。 時間的に余裕が有る場合は、ただ「光」が良くなるのを待てば良いのであるが、集合時間が常に気になる。 河童橋の上は、たくさんの観光客で賑わっている。 橋の上でも、また橋の両端でも記念撮影している。通り道の真ん中で三脚を立ててグループで記念撮影している連中もいる。 絶好の撮影ポイントかも知れないが、少なくとも他の迷惑にならないようにするというのが「基本中の基本」であろう。 河童橋を渡り、梓川右岸に出て橋から右50m付近が、ひとつの撮影ポイントである。たくさんのカメラマンが三脚を立てている。 先回と同じく穗高の峰々を撮影するのであるが、頂上部の雲は居座っている。 お土産店に寄ってキーホルダーを購入。店内も混雑している。 集合時間10分前に上高地バスターミナルに到着。 バスは約30台程駐車している。乗ってきたバスを探すのも一苦労。 同じバス会社の別なコースのバスを見つけた。こちらは一泊二日の日程で「立山黒部アルペンルートと上高地」。 バスは予定時刻に発車し上高地を後にした。 この日、ツアー休憩地での「発車」は遅れたことがなかった。ツアー参加者の「大人の良識」である。 座席のお隣さんは、私より年配ではあるが,今回「三つの橋」を「制覇」したという。明神橋、河童橋、田代橋の三つであるが、3時間で廻るのは「健脚」の部類となる。また、デジ一眼で撮影もしたという。写真を液晶画面で見せて貰ったが、「腕」も良い。お互い連絡先を交換し、再会を願った。 ツアーバスは、各乗車場所でツアー客を降ろして行く。 予定時刻の10分前に乗車場所に着いた。 降りる際は、まだ残っている方に挨拶し、運転手2名に「御礼」を言う。 自宅の玄関に入るまでが「ツアー」である、という言葉は過去数回聞いた。 その通り、であることは、言を待たない。 信濃川堤防の上は避け一般道路で、帰路についた。 撮影 2009年10月14日13時55分 1/125 F9.0 ISO100 上高地 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.26 23:50:03
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