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2017.09.07
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カテゴリ:柏崎・刈羽原発
越後の当地での雨は、今日で2日目となる。
最近、読みたい本は無く「雨読」とは無縁に近い。
撮った写真の整理は、溜まっていないことから1時間程度で終了。
PCに向かえば、ブログ本文の下書き数行で眠くなる傾向。
対策はと、言えば聞こえは良いが、試行錯誤で日が暮れると先人は言った、とか。

東京電力の柏﨑刈羽原発6、7号機の再稼働に向けた原子力規制委員会の審査が、山場を迎えている。
7月10日、原子力規制委員会は東京電力の川村隆会長と小早川智明社長を呼び、
福島第一原発の廃炉や再稼働を目指す柏﨑刈羽原発6、7号機の安全審査に取り組む同社の姿勢を正した。
廃炉作業について小早川社長は「福島の責任を全うすることが原点」と述べた。
これに対し原子力規制委員会の田中俊一委員長は、「東電の主体性がさっぱり見えない」と、厳しく批判した。
また、福島第一原発では放射性物質トリチウムを含んだ地下水が貯まり続けている。
 「福島県民と向き合っていない」
 「廃炉をやりきらなければ柏﨑刈羽原発を運転する資格はない」
 「口先だけにしか聞こえない」など、
と批判。
この異例とも言える聴聞は、任期切れが間近に迫った田中俊一委員長の「花道」、「置き土産」と映る。
出来の悪い学生が口頭諮問に答えられない部分は、後で文書提出で及第点を与えるどこかの大学と同じ。

9月6日、原子力規制委員会は「東電の決意表明だけで判断するほど我々はお人好しでいいのか」、 
「将来に渡って実効性を持たせる仕掛けが必要だ」と表向きは述べながら裏では何らかの取引を行っているように、見える。
原子力規制委員会は審査書案をとりまとめ今月13日以降、実効性のある担保策と合わせ、内容を確認し適合を判断する、らしい。
何がなんでも辻褄を合わせ、安全審査をパスさせようとする国や原子力規制委員会の姿勢が丸見え。
東電には主体性が無い、と言い切った同委の田中俊一委員長は福島県出身、かっては原発賛成派だった人物である。
自民党は国策で原発推進を図り、現在のフクシマの当事者ではあるが、責任を回避しているのは東電と同様である。
だれが見ても東京電力の主体性は、限りなくゼロに近く、廃炉費用は賠償を含め20数兆円、金額はさらに増え続ける。
柏崎刈羽原子力発電所の免震重要棟の問題では、3年間問題を隠し続けたことは記憶に新しい。
今年2月14日の規制委会合において、東京電力の説明者は淡々と免震重要棟の建物上屋変位量75センチ未満に設計を修正する、と述べる。
それに対する規制委員会中心メンバーである更田豊志委員が怪訝な表情を浮かべながら言った。
 「まあいいや、議論したらはっきりするかもしれない。どなたか質問は」。

福島第一原発の凍土壁の費用対効果に関しても無駄に近く、限定的。
この計画を了承し、東電の説明を鵜呑みにしているのは原子力規制委員会。
かつてはデタラメと言われた経済産業省・原子力安全保安院を彷彿させる。
原子力の利用と規制は分離し、原子力ムラからの影響を排除する当初の目的は忘れられている。
また、環境省の外局である原子力規制庁は、原子力規制委員会の事務局。
此所の所在地と人選は、好ましいとは言えないレベルにある、とされる。

 撮影 2017年09月02日18時56分 8s F4.0 ISO200 三脚使用
    弥彦村 弥彦山 山頂展望レストラン屋上から 西側(日本海)を望む
    下部の明かりは新潟市西蒲区間瀬・田ノ浦温泉と国道402号線の駐車場





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Last updated  2017.09.07 22:55:45
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