Groove Finder

Betty Lavette。レディ・ソウル。渋めですが好きな作品です。
【No.350】　
・Betty Lavette：Souvenirs (2000)
Betty Lavetteはソウルファン以外には殆ど知られていないと思いますが、少しハスキーで個性的な声がカッコいいシンガーです。よくソウルのコンピにも収録されており、私のブログでもコンピ紹介の中で、名前だけあげていました。本作は、Atlantic/Atcoの音源集で、全てのシングルと未発表10曲の計18曲を収録。こんなに未発表があったということに驚かされます。「M-1」から「M-12」までがマスル・ショールズ・スタジオ録音ということで、サザンソウルファンは買っているだろうと思われる作品。フランスのArt & SoulというレーベルからのCD化ですが、このレーベルはよく知りません。私にとっては、本格的に（？）Betty Lavetteを知るきっかけになった作品ですし、世間の評価も高い作品です。録音は1962年と1972年のもの。特にロック好きな私としては、Freeのカバー「The Stealer」が気になりました。紹介してませんがFreeは大好きなバンドです。Freeのようなブリティッシュ臭さ・湿っぽさはないですが、別物として聴けば、躍動感があって良い出来です。「The Stealer」を選ぶのも渋いですね。「M-1」から「12」までのマスル・ショールズ録音と、「M-13」「14」といったデトロイト録音（両方とも72年作）が気に入っています。この時代のソウルが好きな人にはオススメできます。輸入盤で入手可能なショップもありますが、販売していないところもあり、廃盤の可能性もあり。Amazonで一部ですが試聴できます（試聴の4曲よりイイ曲多いんですけどね）。最近も活動されているようです。昨年リリースされたSilver Fox音源を集めたBettye Lavette（Bettyにeが付いてます）としての「Take Another Little Piece Of My Heart」も良い作品です。こちらは69年と70年の録音です。