Groove Finder

The Peddlers。Philipsからの1stライヴアルバム。オススメです。Groovy！
【No.396】　
・The Peddlers：Live At The Pickwick！(1967)
以前にCBS時代の作品を網羅したCD「How Cool Is Cool...」【No.42】を紹介したUKのThe Peddlers。オルガン・ヴォーカルのRoy Phillips、ベースのTab Martin、ドラムのTrevor Moraisからなるトリオグループです。モッズ系ジャズバンドとか言われたり、このグループをカテゴライズするのは難しいですね（前に紹介した作品はOthersに入れてます）。ジャズ、ブルース、ソウルをモッズ的な要素を加えセンスよくミックスしたサウンドを持っています。本作はPhilipsから発表された1stLPでライヴアルバム。先の「How Cool Is Cool...」には未収録です。98年に「Three For All」とのカップリングでSee For MilesからCD化されてますね。The Peddlersの作品で有名なのはCBS時代の「Three In A Cell」や、Londonフィルと共演した「Suite London」あたりだと思います。これらの作品は、レアグルーヴでも注目されてましたからね。ただ個人的には本作も捨てがたい作品です。スウィンギング・ロンドンといった感じの雰囲気、ジャジーで骨太なグルーヴ、最高なサウンドのオルガン、渋くてソウルフルなヴォーカルと聴きどころの多い作品です。スタンダードのカバーが多いのは毎度のことなんですが、スタジオ盤以上に躍動感のある演奏が凄くカッコいい作品です。日本での人気・知名度はいまひとつなんでしょうか？ CD化されてもよさそうなんですがね。60年代のイギリスを感じることのできるライヴアルバムとして一聴の価値はあると思います。BookmarksにThe Peddlersに詳しいページにリンク貼ってますので、興味のある方はチェックしてみて下さい。現在は廃盤ですので、中古で安く見つけたら買っておきましょう。この先CD化される可能性は低いと思います。オルガンが好きな人は買って損はありません。