Groove Finder

マイナーレーベルの音源紹介企画第７弾。Twinightレーべル。シカゴソウル。
この企画まだ続いております。70年前後のソウル・ファンクが好きな人にはオススメ。
【No.442】　
・V.A.：Eccentric Soul: Twinight's Lunar Rotation (2007)
シカゴのTwinightレーベルの音源集。このレーベルはソウルが好きな人にとってはマイナーではありませんが、無理やりこの企画に入れました。内容がマニアックなんで。TwinightはHiレーベル以前のSyl Johnsonの作品で有名なレーベルです。Eccentric SoulシリーズはNumeroから出ているソウル・ファンクの音源集で、本ブログでも過去に2作【No.124, 306】紹介しています。本作は今年の春に発売されたもので、シリーズ中でも屈指の出来だと思います。ファンキーでグルーヴィーなソウル、ディープファンク、ディープソウルなど多彩なブラックミュージックが2CDに40曲詰まっています。本作に収録されているのはNotations、Pieces Of Peace、Stormy、Nate Evans、Elvin Spencer等。ドラム等のバックのサウンドも良いですね。67年から72年の音源で、この時代のソウルやファンクが好きな人は要チェックでしょう。HMVで全曲試聴できますので、詳細はそちらを参照下さい（何しろ40曲ですから）。DISC1では「1」「3」「4」「6」「8」「11-16」「20」、DISC2では「1」「2」「4」「7」「8」「10」「12」「15-18」「20」あたりが好み。DISC1「1」のStormyやDISC2「7」のJohnny Williams等グルーヴィーでカッコいいですね。DISC1「4」は前に紹介したコンピ「Sound Of Grapevine」【No.242】でSyl Johnsonが歌っていたバックトラックと同じかなあ。知っている曲もありましたが買ってよかったコンピです。ライナーも充実していますし写真も多く、相変わらずNumeroは仕事が丁寧ですね。UK KentからもTwinightの編集盤が昔出ていましたが今は廃盤ですので、このCDは買いだと思います。但し、本作にはSyl Johnsonは収録されてませんので、ご注意下さい。この時代のSylの作品は別途CDが発売されてます。コチラもいつか紹介するつもり。