|
カテゴリ:Soul・Funk・Blues
Buddy Miles。Johnny Bristolプロデュースの傑作ソウル。オススメ。ジャケも好きです。
【No.537】 ・Buddy Miles:All The Faces Of Buddy Miles (1974) Buddy Milesといえば、Jimi HendrixのBand Of Gypsysのドラマーとしてロックファンには知られていますが、本作はソウルアルバム。Johnny Bristolがプロデュースした作品として有名な一枚です。Johnny Bristolは過去何回か紹介していますが、Motown時代はライターとして、また70年代は自身のソロ作品だけでなく、名プロデューサーとして活躍したアーティスト。本作は所謂ニューソウルではなく、この頃のJohnny Bristolのソロ作に近い作風です。レアグルーヴ・フリーソウルで人気のあったアルバムで、特に「I'm Just A Kiss Away」は有名。これはキャッチー&グルーヴィーなナンバーで文句なし。私も本作を聴くまでに、この曲だけは知っていました。でも解説によると、この曲についてもUKでは昔から人気があり、ノーザンソウルシーンでは知られていたようです(さすがUK、ブラックミュージック好き)。2005年に日本で世界初CD化済み(鈴木啓志氏によるSonyのグローリアス・ソウル・ジェムズ・シリーズ中の一枚)。10曲中6曲がJohnny Bristolのオリジナル、かつ同プロデュース作品という事で、Bristol節が堪能でき、かつ得意のメロウなサウンドも楽しめる一枚になっており、ファンは必聴といったところ。タイトなグルーヴもカッコよく、その辺がレアグルーヴとしても注目されていた理由でしょうね。Buddy Milesの歌も中々良いです。Otis Reddingを敬愛していたようですが、Johnny Bristolの曲を歌っているせいか、歌い回しはJohnny Bristolに似ている感じ。先の曲以外では、アルバム冒頭のヒット曲「Pull Yourself Together」や「We Got Love」「Got To Find Ms. Right」が高揚感のあるナンバーで凄くオススメですが、他にも「All The Faces」「Pain」「Wants And Needs」や、ファンキーなインスト「Baby Don't Stop」等良い曲が多く、アルバム全体としても傑作と言える内容。爽やかな雰囲気も心地いいですね。本作は発売当初、完全限定生産ということでしたが、この作品を含むシリーズ第I期の作品(過去紹介したMaxin Brownの傑作「Out Of Sight」【No.5】もコチラ)はII期の発売に合わせて少し前に再販されているので、本作についても入手できると思います。このシリーズはI期、II期共に良い作品が多いので、今後もアップ予定。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.16 22:47:34
[Soul・Funk・Blues] カテゴリの最新記事
|