テーマ:撮影現場での話(174)
カテゴリ:仕事
一つの仕事を長くやっていると、どこにでも友達は出来るものです。
録音部と照明部、現場でよくぶつかることがあります。 一昔前は、ライティングの方法も違っていて、直接光で「バシッ!」と当てていたので、マイクの陰などもよく出ていたものです。 おまけに、ライトそのものが「キーン!」と鳴っているし、そのライトを点ける為の「バラスト」と言うものも「ブーン」と唸っているので、「こんなノイズばっかりのライトでは録音できない」なんてよくもめていました。 お互いに「作品を良くしよう」と言うベクトルは同じなのですから、ぶつかる事があっても(たとへ殴り合いになっても)和解する事が出来るのです。 現在でも「うるさいライト」は多々ありますが、有名な照明部の親方「N・キーン氏」を除いてはだいたい話は丸くおさめる事は出来ます。 そんな、昔一悶着あった照明部もいいオヤジ。(もちろん私もですが) 今日の突然の雨でも「starkazooちゃん、今そこに雨よけ作ってあげるから」とこっちが頼む前にやってくれるのです。 アッと言う間に、12フィートX12フィートの雨よけが出来上がったおかげで、 雨に弱い録音機材が濡れずにすみました。 「人は宝だ!」と言ってた偏屈ヒゲオヤジ大先輩がいましたが(今はヒゲを剃って太ってます) 若い時にはあっちこっちで交遊を深めておくものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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