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テーマ:ё・ぼ・や・き・ё(1794)
カテゴリ:軽音セレナーデ
ワケあって、ちょいと早めの書き込み。数多の国会議員、その中で一番私には印象が悪い議員です。なんとなくなんですけどね(^_^;)辞めてくれるならそれで結構!!
===================================== 真新しい学生服に馴染む間もなく始まったのが「部活訪問&新人勧誘」。「ギター部」みたいなモノは存在したのですが、部活として活動するつもりはなかったので却下。やはり、校外活動として伸び伸び弾かなければ(^_^)b 候補としては写真部。実はギターより少しだけお友達歴の長い「カメラ」にフォーカスイン!覗くだけ覗いてみたのですが、楽しくなさそう(;´_`;)そんなワケでしばらく部活は決定しないまま時間だけ経過。 ある日のこと、長く通った剣道場と師匠の元へ同期一同で高校入学の挨拶を兼ねて稽古へ行く事に。 コレで稽古も最後かなと呟きながら・・・。 後輩達のかけ声を聞きながら近況報告。当時レギュラーだった者のほとんどが剣道部への入部を決めたと知り、師匠も笑顔。剣道劣等生の私は道場の隅で、時よ早く流れろと祈るばかり。 「水割、入部届け出したか?剣道部」 「いえ・・・出してません」 「何故に?」 「丁度良い機会ですから、剣道から離れてみようと思っています」 「離れて・・・何する?」 「バンドやります!自分は剣道に向いてませんので」 「そぉか・・・それもよかろう」 しばしの沈黙を置き。 「水割・・・稽古の支度せいっ!!他の者も着替えてこいっ!」 「はい(-_-;)」 予想通りの展開。いいんです、気持ちをそのまま伝えましたから。 いつもより強めに袴の帯を締め込み、防具を着装。 「バンドもよかろう、剣道から離れるもよかろう・・・止めはせんがな水割よ、その前にワシと勝負や。一本でも取れたら好きにせい」 「お願いします」 「ただし・・・途中で潰れたり、一本も取れん場合は明日の朝一番で入部届け出せ。中途半端で剣道を止めることだけは許すわけにイカン」 ↓周りは読んでましたね、六三四の剣↓ 師匠の言い分も理解できますが、私も引き下がるわけにいきません。体力で押し切り、スピードで攻める早期決着を作戦に決め、一つ深呼吸。蹲踞で剣先を合わせ、ゆっくり立ち上がると同時に踏み込み連打。躰を左右に振って自分の間合いで攻撃。掛け声と同時に再三再四の打ち込み。しかし、その太刀筋全てがほんの僅かな所でかわされます。あっ、と思った瞬間に躰を合わされ鍔競り合いに。 「肩に力入っとるのぅ。そんな事では小学生にも勝てんぞ、水割先輩よ」 「チィっ!」 舌打ちと同時に放った引き技!それが大きな間違い、技を切り替えした師匠の猛攻に防戦一方。なんとか懐に飛び込んだものの、躰を一瞬で入れ替えられそのまま壁に。 「ほれほれ、どしたぁ?休憩にはまだ早いっ!立てぇいっ!」 ↓やっぱ、ちば先生じゃないっすかね?↓ 床にへたり込むのも許されず道場中央へ。あの時ほど師匠が鬼に見えたことはありませんでした。イヤと言うほど打ち込まれ、壁に投げ飛ばされ、後輩達が見守る列に放り飛ばされる連続。それでも竹刀を杖代わりに立ち上がる目標はただ一つ、鬼の師匠から一本をもぎ取る事のみ。 お情けで一本もらえるほど甘くない相手。フェイントも連打も通用しないならば、と覚悟を決め打ち込んだ「面」。 「届いたっ!」 そう思った瞬間、見事に躰が真後ろに吹き飛ばされ、喉から胸元にかけ鈍い痛み。受け身も取れずそのまま床へ。朦朧とする意識のなかで気付いた事は、高校生から有効打突部位が一個所増える事。そうです、鬼の諸手突きが見事に私の喉を掴まえたのでした。 「ワシはバンド活動を否定しとるわけではない。オマエさんがワシから一本も取れんかったんは事実やけどな。後は好きにせい・・・」 翌日、青あざ生々しい躰で体育館へ。 「失礼しますっ!一年、桂水割ですっ!体育会系剣道部への入部希望しますっ!」 さて、どうなりますことやら(;´_`;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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