旧譜でごめんねっ！～音楽は記憶の栞～

現役時代を知らなくとも「神様、仏様、稲尾様」の言葉は耳に。鉄腕の永眠に合掌。
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「ちょっと待ってください！ソレはおかしい(-_-;)」

　講師が顔を揃える会議で、センセの発言。この新米講師、何に異論を唱えたのか？その日の議題は年末に予定している【クリスマス発表会】について。

「いきなり、ほんまにいきなり、参加費８０００円でいきましょか？とか言うんや(^_^;)　コーヒー噴き出すか思ったわ」
「なんすか？その値段(-_-;)」
「笑えんやろ？(^_^;)」

　講師なので、当然音楽教室に雇われている身。それが見事上層部の提案に噛み付いた。

「８０００円の出演料が高いから出られません、って生徒が一歩引いたらどうするつもりなんでしょ？」
「だろぉぉ？最近流行やし、一円まできっちり会計報告してください言うたわ(^_^;)」

↓音楽教室といえば、まずピアノですかね。習いたかったなぁ・・・(-_-;)↓
　

　それで終わるはずがないセンセ。学生でも社会人でも自分の生徒に８０００円出せとは言えませんので、ギターからの出演者は無しで結構です。と、続けたらしい。

「このご時世、皆限られた小遣いの中で遣り繰りしよるわけよ。受講チケット買って、弦なんかの消耗品も買って。アイツらそんな生徒の気持ちを解ってないわ(-_-;)」
「発表の場所があってこその音楽教室ですからねぇ（´。｀)」
「儲けたらダメ！じゃないんよ、俺もソレで食いよるんやから。しかし、なぜに８０００円なんかが不思議でなぁ(^_^;)」

↓ＤＶＤ付きってついつい見入ってしまうのが難点↓
　　

　学生時代、ライブハウスへのブッキングノルマは１００００～１５０００円程度。それをメンバーで割れば、３０００円前後の負担が定番で５００円のチケットを六枚販売すればＯＫ。
　義理買いして貰うのが苦手だった私は、自腹を切る事がほとんど。

「まぁしかしな、意見は述べてみるもんやで」
「お？（´。｀)」
「８０００円が４０００円に下がったし　 （ｏ＿ ＿）ﾉ彡☆ﾜﾊﾊ!! ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ! 」
「 ｀；：ﾞ；｀；：ﾞ；｀；：ﾞ；｀ヽ（ﾟ∀ﾟゞ）ﾌﾞｯ なんすか！その大暴落」
「信じられん上層部だろ？(^_^;)」
「ＮＯＶＡみたいにならんでしょうね？(-_-;)」
「この時期にそれは笑いにくいネタやな(-_-;)」

　上層部の大胆な譲歩に渋々ながら納得。予定出演者の半数近くをギター教室で占めたと言う。ヤル時はヤル男である。

「なんか違うんよな(-_-;)　ピアノコースだクラリネットコースだヴォーカルコース・・・それがメインなワケよ。講師も音大卒が多くてな(^_^;)」
「いわゆる音楽優等生なわけね(^_^;)」

↓笛系ね笛系。・・・なんかお教室のイメージですし↓
　

「ライトミュージック一筋の俺なんて、劣等生の見本よ（;´_`;）　ライブじゃなくて、発表会。セッションじゃなくて、アンサンブル」
「だって劣等生ですもの(^_^;)」
「（;´_`;）フンだ！！フンだ！！・・・イッコ計画がある。下は小学生から爺ちゃんまで居る俺の生徒、全員参加のライブやるわ。ギター弾くってこんなに楽しいんや！って思わせる」

↓素敵な講師の方々↓
　　　

「アンサンブルじゃなくて、生徒さん達のライブね。ほぉ・・・（´。｀)」
「こらこら・・・他人事みたいに感心するなよ。手伝いスタッフに登録済みやで、キミんとこのバンド(^_^)b」

　講師の苦悩はまだまだ続きそうである(*TーT)b