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旧譜でごめんねっ!~音楽は記憶の栞~

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桂水割@ Re[1]:お庭でマーチ~再開~(05/06) うなぎ登りさん >ども、ビアガーデニング…

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2007/11/28
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カテゴリ:軽音セレナーデ
昨日はマクド、今日はシューマイ屋ですか?違法はよくないとは思いますが、そんなに・・・そこまで・・・鬼の首獲ったような事ですかね?赤福も、北海道の恋人も、マクドのサラダも、皆ウマイって食ってんでしょうに(-_-;)
=============================
 いよいよ本番!!

 ステージイン直前の舞台袖、視線を移せばガッチガッチに緊張しているドラマーが一名。すぅ~っと背後から近づき、耳元へ口を。

「大丈夫。上手くいく・・・必ず、上手くいく」

 突如聞こえた声と、うなじに掛かる吐息に驚くも、緊張はほぐれたように見えた。

↓催眠術ね(^_^;)↓


 スタンバイ完了を見届け、ドラムに合図。カウント4で音が鳴ると同時に私のミスが発覚、そう、整った準備を照明係に伝達していなかった (´。`) 演出じみたスタートに、ざわつく会場。曲の進行と共に少しずつ灯りが揃う。もう少しでドラムへの合図の場所。立ち位置を後方へずらし、アイコンタクト。

「・・・ぅうわんっ!つぅっ!すりぃ~!ふぉっ!」

 第一関門をクリアし、思っていたよりもスムーズに一曲目が終了。場内を見回せば、ニタつく級友達。どうもにも知り合いに見られるのは照れくさいもの。そんな中、見慣れた顔を発見。

「・・・お、お・・・親父 (;´_`;) しかもエライ前方で (;´_`;)」

 友人ならまだしも、身内は勘弁して欲しい。確実に遠のく意識の中、ヴォーカルのたどたどしい口調が二曲目の開始を告げる。決定打に欠ける演奏ながら、場内はソコソコの盛り上がり。身体を揺らしながら聞いてくれる生徒の姿も見えた。そんな事はおかまい無しで、シゲの彼女が続けるMC。

「みんな聴いてくれてどうもありがとう」

(´。`) まだ二曲やん (´。`)

「メンバー紹介します」

(´。`) え?聞いてないで、そんな段取り (´。`)

 それでも巡ってくる順番にクールに応対。そして頂く野太い声援。女子も居るはずなのに、あぁ、はずなのに。

「それじゃ最後の曲。ベース担当の水谷さんはコレが最後の文化祭です・・・」

 静かに言い終えたヴォーカルが舞台袖へ。空いたセンターマイクのポジションへ進むベース。

 (´。`) え?何も伺ってませんけどぉ (´。`)
 
 疎外感がありながらも、素早く状況把握。

「最後です・・・山下久美子、バスルームから愛をこめて」

 単刀直入な曲紹介に一瞬のけ反ったものの、すぐに私からドラムへ合図!えぇ、聞き逃しませんでした、曲紹介直後の「古っ!」と言う呟きを(^_^;)

↓改めて凄い組み合わせよね・・・↓
 

 

 練習スタジオでは聞くことの無かったベーシストの声は、なかなかどうして!お見事なヴォーカル。
 古かろうが新しかろうが、彼女自身には思い入れがあるはずの曲。ステージ構成はメチャクチャでも、当時を振り返ればそれも許容範囲か。
 最後の曲にしては地味だったものの、観客は減らずで一安心。曲終わりと同時にピックを客席へ投げ入れる。

「ひゅ~~(´。`;)」

 嘲笑混じる冷やかしの中へ消えるティアドロップ。その行き先も確かめずに舞台袖へ。

↓昔はこの形だったなぁ、愛用。フェンダーじゃなかったですけどね↓


↓今、これですけどね↓


↓ティアドロップね、涙ね( * ̄▽)o"_/|↓
  

「ありがとね。桂クンが手伝ってくれたおかげで何とか最後の文化祭で演奏できたし・・・」
「力不足で申し訳ないです(^_^;)」
「えっとね・・・クリスマス近辺って暇?」

 突然の質問に失う答え。

「え?( ̄ェ ̄;)くりすますぅ?」
「暇だと嬉しいな。お願いがあるし、また教室まで行くわ!」

 去年のクリスマスは確か・・・。ぬか喜びに悪夢のパターンは珍しくない。余計なことは考えないように、疲れきった身体を引きずり帰宅。

「ただいま帰らせていただきました(-_-;)」
「おぅおぅ!見たぞ!演奏しよるとこ(^_^)」
「あぁ、見えた上からも。・・・忙しいだろうにお越しいただいてどうも(-_-;) ・・・しかもえらい前の方で(-_-;)」

 足早に自室へ入ろうとする私を引き留める親父。

「ちょ、待てまて!コレ、ほら」

 振り向けば差し出す手。

「落としモン(*TーT)bグッ!」








 ・・・お父さん・・・それは・・・落としモンじゃなくて・・・会場に投げ入れた・・・私のピックなわけで・・・(´。`) 

 何で拾うよあの確立で(´。`)
<つづく>





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Last updated  2007/11/28 07:31:31 PM
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