爺さんの写真日記「スズメバチの空襲」
爺さんの写真日記「スズメバチの空襲」スズメバチに襲われた娘、様変わりの人相ももとに戻り完治?さぞかし痛かったろう。ところが次の空襲警報が出た!!敵機はキイロスメバチだ。前の敵機と同じか?そこで叩き落とした奴と見比べたらやっぱり同じ。来るわ来るわ・・射程は11メートル先の敵機を撃ち落とす性能と、ボンベには書いてある。ヨタヨタ足取りの爺さんの出番だ。とっさのため戦闘服もなし。万が一敵機に刺されたら大げさかもしれんが、この世とはおさらばか?満タンのボンベもあっという間になくなった。商売は急遽閉店の張り紙を出す。ハチによる空襲で閉店に追い込まれたことは、サウンド始まって以来初めてだ。陽もそろそろ西に傾き警戒警報は一時停止。そこで次の戦法を考えたが危険がいっぱい。スマホでハチ殺しの業者を検索・・見つけ出したのが、全国チェンーとやらのスズメバチ撲滅業者今の世の中進んだもので業者は全国で待機。本社とやらに繋がった電話、業者は佐世保にあった。お互いの居場所は、グーグルアースかですぐ検索。先ずは退治の日時。グズグズしてはおれん!「今から伺いますが・・」の即答。退治の料金を聞いておかんと・・「料金は如何ほどですか?」と聞くと、「蜂の種類は?」「キイロスズメバチです」と即答。次は肝心な料金だ。聞いて驚いた。「ハチの場所?屋根の高さ?」と色々な質問。作業の日時?爺さんの気は焦るばかり。間もなく陽も落ちる。料金は?聞いて驚く8万円・・そこで迷った爺さん、一日働いても稼げん金だ・・でも断れん。そこで電話での取引も時間が経つばかり。爺さん「ハチ退治が、そんなに高いものとは知りませんでした」と2万ぐらいかと思っていたからだ。カネもない爺さん、後先何時まで生きれるか?そんなこと、ハチ退治とは関係ないのだが、「二万円ではどうですか?」と聞いてみた。「ハイ!やってみます・・」そこで商談成立!あとは業者を待つばかり。陽が落ちる寸前、作業車が見えイケメンの青年のご登場。先ずは名刺を貰う。「今日は、ここの仕事で5軒回りました・・」と言う。辛い仕事とも解らず、さぞかし金にもなったろう?危険が伴う事だからな・・と同情、先ずは冷たいお茶でも・・と冷えた麦茶を差し出す。ぐいっと一気飲みするや「始めましょう」早々と戦闘服に着替えたイケメン、屋根裏に登る。「います、います・・」の驚きの歓声か?それとも作業代金の迷いか?爺さん、「男の一言」一度決めたことは譲れん・・作業は順調に進むが、爺さんと娘の避難場所もない。せめてもの厨房で、天井裏に落ちるハチの羽音を聞く。落ちるスズメバチの羽音を聞き、可哀想だよねとつぶやく爺さん、「仕方ないよね・・」同情か?先日の敵討ちか?訳のわからん会話。次回に続く・・戦死した、キイロスズメバチ(注)上の二ツの巣は、アシナガバチの巣。初めて咲いた水芋の花