爺さんの写真日記「志自伎山」
これから暫くは雨が続く。梅雨は正確に、しかも正直に、自然の恵みを与えてくれる。でも、爺さんにとっては嫌な雨だ。昨日の話の事である。平戸の宮浦港前に小さな小島がある。かつては、狸が沢山で住んでいた。今ではイノシシに代わって島を荒らすと言う。また、野良猫も多いとの情報を得て早速行動開始。しかし、出かけたのは良いが連絡船が朝7時、宮浦港に着いたのは8時50分。よく調べて行けば良かったのに、ドジをまたやった。行き当たりばったりの爺さんは、高島を諦めて帰る。帰り道、志自伎山が眼に入る。これまた好奇心がでて、志自伎山に登りたくなった。カメラ二台を首にかけ、行きはよいよい帰り怖い。無茶な登山は爺さんには無理だった。志々伎山の高さも知らない爺さんは、途中の看板で347mだと知る。江迎町の潜龍滝は、100mの坂道をのぼる。それに比べれば347mは、たいして変らないと、素人の爺さんは軽く見た。だから山登りは、こんな軽はずみが一番危険なのだ。危険を知りつつ、鳥居をくぐり中宮参道の標識をぬけ山中へ入る。道はだんだん狭くなる。山頂近くに小さな岩場がある。77歳の爺さんは、ここで山頂を目指すのを諦めた。バカな素人の登山体験だった。※爺さんのひとりごとはこちら■疲れたので一休みしようと思ったら、腰掛け石は神宿る石だった。罰でも当たればと思った。■槙の大きな根っこは志自伎山に、どっかり座っていた。■途中、若い登山者と出会う。■志自伎山を見上げただけで下山した。