8月3日(木)
この日は、主人と終日別のプログラムでした。
主人の受けたセミナーのうち、大変心に残ったと言うものがありましたので、レジュメを元に紹介します。
『社員の自主性を尊重する経営者のリーダーシップのあり方』
キヤノン電子株式会社代表取締役社長 酒巻 久
1.経営革新は競争力を高めるために行う
「経営革新」自体が目標ではなく、あくまでも「企業の競争力を高める」ために行う。
手段として「戦略の練り直しと事業の再生をする」こと。
2.自発的な姿勢で行動
「経営革新」を進める上でのポイント
(1) 目標は可能な限り短くわかりやすい言葉で表現すること
(2) 目標達成のために現状を分析し、課題を明確にすること
(3) 具体的な手段については担当者に任せること
担当者のやる仕事を具体的に指示してしまうと、下の者はものを考えなくなってしまう
・・・・「待ちの姿勢」→ 組織が動かなくなる
★人間が動くには「自発」 自発がないと効率が上がらない
職場に考える権限を与える事により自発的に動く
(4) 個人から職場・工場・事業部のどの階層でもお互いに競争できるようにすること
3.部下が自発的に働ける環境を作る
×所属長は部下に対して管理をするという発想
◎所属長の役割は部下の一人一人自発的に動くような環境をいかに作っていくか
(1) 自分の課や係りを「どのようにしたいか」ということを自分自身で考える
(2) そこに所属する人達がどうなって欲しいのかということを考える
そこに所属する人達はお客様で、その人達にサービスするという考え方
サービスの仕方…情報の共有化(自分が考えて持っている情報と同じレベルの情報を伝える)
魅力的な上司とは自分なりの考え・目的を持っている
夢・目的を達成するのは部下である
部下をいかにその方向に向けていくのか
そのためにどのような教育をしていくのか
どういう講習会を受けてもらうのか
→部下の一人一人の力がどうしたら発揮できるのかということを考えて、
自分は会社にこういうことを貢献しているんだという意識を部下に持たせる
4.人材の育成が基本
経営資源 モノ・カネ・情報は比較的集めやすい
すぐに用意できないのが人材
集団として守らなければならないルールを守れるような人材、そして何を守っていけば良いかを自分なりに見つけられる人材を、企業として育成する必要がある
★ただ、売り上げが伸びた、利益が出ているということだけでは充分ではない。
大切なのは、その企業が世の中から尊敬される会社に成長し、そこに働く人間は地域貢献、
社会貢献もできる素晴らしい人達であり、その企業の持っている技術が世の中に大きく
貢献できていること。
5.良い人材の集合体が良い会社を創る!
良い人材がいるから良い会社となり、悪い人材がいるから悪い会社となる
会社とは、社員一人一人の力を積分した集合体
6.自己の確立
(1)自覚…自分が置かれている立場の認識・何を求められて何をすべきかの自覚
(2)行動…他から言われる前に自分から積極的に行動する
(3)反省…行動する中で、自分が本当に進むべき正しい方向で行動しているか
7.管理部門は頭脳集団という意識
管理部門は「サービス業」
事業部が動く前に先の手を打っていくことが大切
よく現場を見て、実態を把握して、社員の痛みを理解してあげるように訓練すべき
社員一人一人に、その仕事においては自分が日本で1番だ、という気持ちを待たせる
「自分がどういう行動で会社に貢献しようか、貢献しているだろうか」をよく考える
「プロフェッショナル」として給料をもらっているという自覚
(お金を払って行く学校とは明らかに違う)
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・・・すみません。
私が受けたセミナーではなく、主人はメモが苦手なのでレジュメからの情報しかありません
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この日の夕食は、東京在住の知り合いから紹介された店『
そら』でした。
この店は、ビルの地下にありました。
パッと見はバーのようでした。
以前、キリンビールの社員だった方が、脱サラして始めた店だそうです。
オープンして5年くらいだそうです。
今は近くに2店舗目も出して、順調に経営していらっしゃるようです。
残念ながらオーナーにはお会いできませんでしたが、従業員の方もみんな感じのいい方で、料理もおいしく、ゆったりとした時間をすごす事ができました。
勉強になったのは、あちらこちらに手書きの小さな色紙があった事。
トイレには『たくさんある飲食店の中からここを選んでくださってありがとうございます』とか、
出口には『ありがとうございました』とか、
帰りに気づいたのですが、表の看板にも、看板メニューを書いた小さな色紙が貼ってありました。
味のある筆の文字で、温かみを感じました。
ということで、3日目も疲れてしまって、帰ったらすぐに眠りについた主人でありました。
・・・・どうも、頭を使うことに慣れていないようです・・・・いえ、私もですが