カテゴリ:経営
人気集め地頭鶏が品不足 メニュー休止相次ぐ
宮崎日日新聞 2006年09月05日 軟らかな食感やジューシーな肉質が県内外で支持されている、本県特産の地鶏「みやざき地頭鶏(じとっこ)」の人気ぶりに肉の供給が追いつかず、料理の提供や取引を休止する飲食、卸業者が相次いでいる。本年度中にふ化センター2カ所が整備され、5年後には素ひなの供給量は倍増する見込みだが、品不足に業者らが頭を悩ませる状況は当面続きそうだ。 宮崎市内の和風レストランは8月から11月まで、地頭鶏のもも焼きなどメニュー5種類を休止した。仕入れ先の農家に対するほかの店からの引き合いが増え、量が確保できなくなったためで、「人気商品だったので影響はある」と同店。 同市内の居酒屋も、先月中旬から取引先2カ所のうち1カ所の仕入れがストップし、メニュー表から外した。現在は客から直接注文を受けた分のみ対応している。 自前の生産農場を持つ県内の卸業者は、ひなの量が足りず出荷量が確保できなくなったため7、8月、県内の大口業者や県外飲食店への出荷を止めた。「品不足は昨年もあったが、地頭鶏の認知度が高まった今年の方がひどかった。今後も続くのでは」と懸念する。 県畜産課によると、県内唯一の小林市のふ化センターから出荷する素ひなは約25万3000羽(2005年度)で、需要に追いつかない状況。 このため今年11月に日南市、本年度中に美郷町にそれぞれセンターが整備される計画で、5年後には年間50万羽の供給態勢が整う見込み。同課は「50万羽になれば品不足は一段落する。それまで足りない状況が続く」とみている。 私たちの店は、オープン当初からみやざき地頭鶏を売りにしてきました。 仕入先の契約農家は1件のみ。 ここは、みやざき地頭鶏を試験的に開発していた頃から携わっていた、信頼のできる農家です。 ここ何ヶ月かは入荷する雛が制限されて、私たちの店以外には出せない状況だそうです。 当然、私たちの店もてんてこ舞いです。 数ヶ月か前から、1番人気のみやざき地頭鶏のもも焼きの量を制限せざるを得なくなっていました。 腹いっぱい食べられないんだったら帰る!!!と、怒って帰られるお客様もいらっしゃいます。 でも、私たちにもどうしようもないのです。 お客様を差別しているわけではないのです。。。。 みやざき地頭鶏がメジャーになって、人気が上がるのはとても嬉しい事ですが、私たちの店のようにみやざき地頭鶏料理をメインに出す飲食店には、今回の鶏不足はたいへん深刻です。 ここは、みやざき地頭鶏以外の料理と接客サービスで、受難の時期を乗り切らなくてはいけません。 みやざき地頭鶏をメインの食材とした新しい店を展開するのは、しばらく無理のようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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