カーリングストーンは女性?
バンクーバーオリンピックも残りわずかフィギュアスケートも勿論見たけれど私の今回の楽しみはカーリングリールなど戦略的なことは、ほとんどわからない私。でもTV解説の小林さんの説明のおかげで面白く見られた。女子のショットの時の表情が美しい!りりしくて、すっきりしていて真摯な感じがとてもステキ!それを見られるのも楽しみのひとつ。それから、他の競技と違って選手たちの会話の声が聞こえるのも面白い。今日の男子カーリング決勝戦ノルウエイ対カナダカナダ男子チームの発する言葉も興味深かった。たとえば、勢いが足りなくてゴールに近づけなかったストーンをスウイープはせず、そのままにしておく時に、”Let her die."(彼女はそのまま死なせろ。)へーっ、ストーンのことを女に喩えているんだ。それから、ストーンにさらにもっと進んで欲しい時にも、”Come on. Rock, girl!" (ほら、君もっと行ってくれよ。)と石に女の子にように呼び掛けていた。そして、同じカナダチームのチームメートに対してはあくまでもBoysと呼びかける。ハードにスイーープして欲しい時に"Hard, boys hard!" "Come on boys. Push!"さらに、ミスが出た時には、思わず”Man!”(くそっ)Manは「くそ」、とか「ちぇっ」くらいの感じだが、慣用句としてManというのは考えてみると面白い。カーリングは紳士淑女のスポーツらしく、相手チームのナイスショットを承認するようだ。解説の小林さんが日本の相手側チームのショットにも「ナイスショット」と声をかけるのには最初驚いた。今日のゲームでもカナダ側から”That's a really good shot." (とっても良いショットだ。)とのコメントもあった。日本語で言うなら「そうだよね?」とか{ね?}にあたるカナダ訛りは”eh?"(エー?)今日も、ショットの前ににチームメートに何かを確認するのに、”・・・・・・、eh?"と言っている選手がいて、なんだか微笑ましかった。