大空の彼方　～　大空夢湧子のブログ

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• 明日はいよいよ東京すぴこん

  初めての東京すぴこんが明日に迫り、今日は一日中なんだか落ち着かない。今回はスペシャルプログラムのスピーカー。トレーナー仲間たちと出展もする。ドキドキとワクワクで、ちょっと緊張気味。夕方、すぴこんの小泉さんから「いつもやっているじゃないですか。ぜんぜん心配してませんよ」と励まされちょっと安心。デザイナーの妹に頼んだパンフと新しい名詞もギリギリ夕方に届く。　さすがに専門家だけあってかなり本格的なイメージのパンフに仕上がった。「そうだ、そうだ。こんな時こそ、ＤＯ　ＮＯＴＨＩＮＧ」だ。」なんて思ってみる。ま、どう展開するかはいつものようにわからないけれど、きっと楽しくハートが暖かくなるような時間になっているでしょう。

  2008.04.28

• 「イカの哲学」にハマる

  夜新幹線で品川から広島にむかう。 ちょうど金曜日の夜で自由車は満員。 やれやれ。名古屋でやっと座れた。 そんなハードな移動中の私をたっぷり楽しませてくれた本が、 中沢新一・波多野一郎の「イカの哲学」。 カギが鍵穴にフィットするように 私の頭にピッタリきた。 2、3日前に本屋でタイトルを見た時は、 「えっ、イカの哲学？」と違和感を覚えながらも、中沢さんを信じて購入。 私の勘に狂いはなかった。 個人的には「アースダイバー」につづく大ヒット。 哲学者波多野一郎さんは、特攻隊の生き残りで、 戦後スタンフォード大に留学中にイカ処理のバイト。 大量のイカに出会った時に哲学的ひらめきを得る。 中沢新一さんは若い頃に波多野さんの遺作に出会い、 大いに触発されたそうだが、 最近になって「21世紀の平和学はここから始まる」という すごい熱のいれ方。 だまされたと思って私も読み進めると、 なるほど面白い。 「イカの活動は個体性をこえた知性が働いていて、 その知性は地球的な規模の自然のネットワークにながっているために、 めったなことでは間違いをしでかさないのだ。」（p75） そして「私たちの生命と知性は、 地球生命的なものに、直接のつながりをもっている。」 波多野さんの中で、イカに代表される他の生物と 自分が連続性をもってつながっているという直感は、 「エロティシズム態にある知性の働きにほかならない」 と中沢さんは言う。 つまり人間の「心」には、一方で 「実存しているものをただのモノとして扱う物象化の思考」が、 「深い部分にはセットされている。」 でも、「知性のモードがエロティシズム態に切り替わる」と、 「お互いの間に深いつながりのある、 共感にみちたひとつの宇宙につくりあげるけとができるのだ。」 とても興味深い。 このエロティシズム態の知性とは、 チベット仏教でタントラと呼んでいるのものかしら。 つまり、人間が自然のあらゆる生き物を モノとしてとらえるようになる前は、 生きとし生けるものを自分の同列にとらえ 敬意を表していたのだ そして、これから私たちが取り戻すべき視点は 太古の人間がもっていた自然の秩序に従う「森の倫理」だろう。 おっと、大分時間が遅くなってしまった。 <

  2008.04.18

• 「自分を脇に置く」のは、脇に置いておきます

  相変わらずの忙しい毎日で、ブログもとんとご無沙汰でした。４月は新しいことが始まる季節。わたしも新しい学びを２つ始めました。そのひとつがシステミック・コンスタレーション、いわゆるファミリー・コンスタレーションのトレーニングです。先週末はその初顔合わせでしたが、３０人ほどのメンバーとこれから１年半の学びの旅を共にするのが楽しみです。いままでは通訳として関わったり、個人的にワークショップに参加していましたが、今度は通訳でもあり生徒でもあるので、そこら辺の感じをつかむまでちょっとぎこちない感じでした。それでも３日目には、だんだんそこらへんの塩梅がつかめてきました。ドイツのバート・ヘリンガー氏が創設したファミリー・コンスタレーションは、私が学んでいるビジョン心理学とも相補う関係にあると思います。それはドイツ語圏のビジョン心理学トレーナーたちも口を揃えて言っています。コンスタレーションのワークでは、システムの秩序を回復するような言葉を言っていきます。興味深いのは、その言葉が真実だと、たとえ否定的な言葉であったとしても、言った人がいい感じ、開く感じ、柔らかくなる感じ、強くなる感じを感じるのです。真実のパワーというのはスゴイものだと思います。さて、ワークショップも終わった後の席の話題で、私が人のことは承認するけれども、なかなか自分のことを認めていないという話になりました。そこでチェトナさんに浮かんできた言葉がありました。「自分を脇に置く」のは、脇に置いておきます。なるほど。自分を脇に置くのを、脇に置いとくと、また自分に戻ってくるんですよね。この言葉を言ってみると、強くなる感じがありますね。ちょっと禅の公案のようですが、しばらくはこのセンテンスと共に過ごしてみようと思っています。

  2008.04.16

• おめでとう

  都内の桜は大分ほころび始めた。 今日はすっかり春になった感じ。 ちょっと気になることがあって今朝は病院に検査に。 どきどきした後での検査結果と診断は事なきを得て一安心。 あー良かった。 ほっとしたこともあり、自分へのお祝いに東京ミッドタウンでランチにした。 一人だけど、この際ちょっと張り込んで空いていたユニオンスクエア・トウキョウに行く。 一人で「優雅に」食べていると、ウェイターさんが話しかけてくれた。「お買い物ですか？」 私は、「実は病院で検査をしたら大丈夫だったので、嬉しくてお祝いにランチに来たんです。」 メインのお料理が終わってデザートの時に、ウェイトレスのおねえさんが、セットのものに加えて、もう一皿持って来てくださった。 デコレーションされたそのお皿のまん中には、チョコで「おめでとう」と書かれてる。 「お話を伺って、どんな言葉にしたらいいかと思ったのですが。」 思いがけないプレゼントが嬉しくて心に響いた。 パーソナライズされたサービスも、自分が受け手になってみるとなかなか嬉しいものですね。 〈終〉

  2008.03.25

• ［ｔ天切り松　闇がたり」に行く

  西に東に忙しかった２月がおわって、今週はやっとひといきつくことができて、紀尾井ホールに「天切り松　闇がたり」を観にいった。贔屓の浅田　次郎さんの原作。大正時代の怪盗一家のお話。すまけいさん扮する「天切り松」の江戸弁がなんとも耳に心地良い。今はとんと聞かなくなった下町言葉だ。朗読劇ですまけいさんが１０人以上の登場人物を演じ分ける。ところどころでタイミングよく入る尺八が効果を盛り上げる。江戸の名残りを残した侠客の存在感たっぷり。第２部では竹久夢二に見染められる女のおはなし。鷲尾真知子演じる「おこん姐さん」の気風のよいべらんめえの啖呵が小気味いい。２人の役者の芸が光る小舞台だった。すまさんは大病をなさったそうで、歩くのが少し不自由そうにしておられたが、頭と声はしっかりと残ったのは不幸中の幸い、熟練した燻し銀のような味わいだ。帰りは懐かしい四谷の土手と駅の周辺をぶらぶら散歩した。日が長くなって、いよいよ春だ。　

  2008.03.07

• ３月のニュースレターです

  ナイトライト・ニュースレター　２００８年３月号 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チャック・スペザーノ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大空　夢湧子　訳 「２００８年３月」 　　３月は興味深い月で、極端なところが幾分あります。今月は自分が何を憎悪しているかが見えてきます。特に今までは憎んでいることを隠してきた場合はなおさらです。憎しみは人生の流れと成功と健康に対して破壊的です。憎んでいる時には、安全な感じがしません。そして憎悪は積み重なり、ほとんどの人が心の中に押し込めてきた深い自己嫌悪という重荷の一部となります。強力なマイナスの出来事のどれもが、自己嫌悪による自分自身への攻撃の一種なのです。 　　自分自身を受け入れ、自分自身を赦してください。 あなたの自己嫌悪を受け入れてください。もしそれに抵抗すると、それがあたかも本当のように思えてきてどんどん増大します。あなたの自己嫌悪を赦してあげてください。あなたの自己嫌悪の概念を統合してください。自己嫌悪が純粋なエネルギーになるまで溶かし、そのエネルギーが戻ってくるのを歓迎してください。 　　あなたが誰かまたは何かを嫌っているときに、すべての認識と経験はあなたの自己概念から生まれていること、そしてすべての赦しは自分を赦すことであることに気づいてください。　あなたが憎悪している物や人に対して、「（もし自分が同じことをしていたら）私はこのことで自分を非難するだろうか？」と質問してみるとき、分かれ道に立っているあなたに（破壊的な方向ではなく）生の方向を選択する新しいチャンスができます。もし自分自身を非難しないのなら、相手の人もまた自由になります。もし自分を非難するなら自己嫌悪はさらに強まるでしょう。でも、それはあなたが本当に望んでいることでしょうか？ 　 ３月にはまた、慢性的な問題が現われたり続いたりしますが、宇宙のインスピレーションによって新しい革新的な対処の方法も明らかになります。あなたを通過するあらゆるマイナスの感情やプロセスは、究極の真実ではありません。それは何層にもなっている深い層であり、マイナスなことが肯定的なプロセスを曖昧にしているのです。もし神が愛であるならば、マイナスのプロセスは神の意志であるはずがなく、エゴの意志でしょう。否定的なプロセスがあなたの顔の目の前にあったとしても、その近い距離と緊急性にだまされないでください。天はいつでもプラスの選択肢を提供してくれており、それこそが真実なのです。どんな時でもあなたには希望が残っています。光の届かない場所はないのです。たとえどんなに無理な状況に陥ったとしても、あなたにはミラクルを受け取る資格があり、ミラクルはいつでも提供されています。 　３月には、愛されたいというニーズも経験するでしょう。あなたの中のもっとも深いところにあるニーズです。たとえば最近のリサーチによると、孤児の猿の赤ちゃんにミルクか抱っこかの選択が与えられた時に、決まって抱っこされることを選択するそうです。あなたが愛を探し求めるのは、間違って愛に対して自分を閉ざしてしまったからです。今月は愛されてください。あなたのハートの扉を開けましょう。自分のことを分かち合ってください。依存、自立、犠牲という自己概念をすべて捨ててください。その３つの役割が心的葛藤を生み、自分からそこを離れない限り、やがて疲れ果ててしまいます。それらの代わりに愛と自信（信頼）が出てくるでしょう。 　今月はエネルギーが全般的に上向きになるでしょう。あなたは２月中にどのくらい光を取り入れたでしょうか？　そんなに多くなかった人は、改めて今月真実へのコミットメントをもってください。なぜなら３月はあなたの今までの苦労と自分から与えてきたことが報われるご褒美の月なのです。すべてのご褒美があなたのところにやって来るのにまかせましょう。周囲の人たちからのご褒美もあれば、予測しなかったところからのご褒美もあるでしょう。あなたの魂からのご褒美もあり、先祖からや天からのご褒美もあるでしょう。そのすべてを自分の中に受け取ってください。すべてを中に入れた時には、ムクティ（悟り）のための恩恵があるでしょう。あなたの悟りは、あなたを待っています。準備ができた時には、あなたがサレンダーし（身を任せ）、受け取り、自分の意志は神の意志とひとつだと認識する能力として現れます。 　今月はどんなことでも可能になります。あなたの収穫を刈り取ってください。あなたにも、あなたの愛する人々にも収穫が訪れるでしょう。今月はすばらしい機会の扉が開きます。あなたが受け取るはずのものの多くは、自分は相応しくないという気持ちに制限されません。あなたは自分で相応しいと思っている以上に、もっと沢山愛されているのです。天のあなたへの愛は、しばしばミラクルによって現実的なかたちで現れます。ミラクルを求めてください。心の底からミラクルを望んでください。より良く変わる変化を怖れないでください。 神はあなたを愛しており、こちら側の人生では宇宙への偉業（ミラクル）をあなたに与えることを望み、向こう側では天国の一等地をあなたに与えようと望んでいるのです。さあ自己攻撃や自己嫌悪はもうやめましょう。自分を非難するあまり死刑や終身刑にしないでください。自分を非難するあまり監獄に入れたり重労働の刑にしないでください。独房から自分自身を解放してあげてください。だれもが自己嫌悪によって自分を刑期に服させているところがありますが、そんな自己概念は手放すことができます。自分を解放してあげてください。ご褒美を受け取り、愛されてください。ミラクルを求めてください。「わたしにミラクルがやってきます。」を今月のあなたのマントラにしましょう。 多くの祝福を送ります。 チャック・スペザーノ ２００８年３月 ハワイ、カハルウ

  2008.03.03

• 西の旅の途中

  今週は西の旅が続いています。 月火は大阪でエリクソンの勉強会に参加。優れた技術と知識の先生の解説に目からウロコが落ちました。 後半は温泉にでも行ったような気持ち良さでしたが、意識はまったく覚えていないので、無意識が学習してくれたことを信じます。 水曜日は広島で2回目のムーンロッジ・セミナー。 女性のための月経の恵みを受け取るというテーマの集いです。 実は受容性が高まる生理中は、ビジョンを受け取るのに最適な時なのです。 ムーンロッジ・セミナーは、女性性を尊重する時間でもあり、女同士の安心したつながりを再確認するひとときです。 広島の女性たちの暖かいつながりにハートが開く空間でした。 その晩は大阪に戻って先輩と「花くじら」のおでんへ。 ダシがしみてとっても美味しかった！ ちょっと寒かったけど。 そして昨夜は大阪で夜のミニセミナーをしました。 「ワンネス」という取り留めのないテーマのためか、参加者がいつもよりかなり少なめ。 集まって下さった方々との中身の濃い時間になりました。 そして今日から京都です。 〈終〉

  2008.02.22

• お茶の威力

  週末の東京でのワークショップと打ち上げが終わってから真夜中過ぎに着いた大阪のホテル。 この間日本茶のお店で買ったお茶でできている入浴剤を試してみる。 ただ日本茶をティーバッグみたいに包んだだけなんだけど、普通の入浴剤とはまったく違う。その威力にびっくり。 お茶の渋いさわやかな香りとお湯の感じに、身も心もほっとする。 旅先で疲れていたので余計にそう感じたのかもしれない。 この週末は、来日中のファミリーコンステレーションのハンター・ボーモント博士の講演とワークショップの通訳。 ハンターの独特のゆっくりした間合いと珠玉の言葉によって作られる空間。 その場を共有できるのは喜びだ。 ファシリテーターとしてハートを開いていることの大切さを度々強調されていた。 私も一緒にハートを開くと、やわらかで美しい空間を感じることができた。 個人として見た時には、ひどい人のように見えても、その人に影響を与える様々な要因の一部を見ていった時に、最善を尽くしているのが理解できてくる。のだった。 〈終〉

  2008.02.17

• 帰ってきた清志郎

  ＮＨＫで喉頭がんから無事にカムバックした忌野清志郎の ＬＩＶＥを見る。 よかった。本当に良かった。 「休めっていう上からの指令だったのかも。」と本人。 のびやかな声が無事だったのは本当にミラクル。 なんだかとってもうれしい。

  2008.02.06

• ２月のニュースレターです

  インドから帰って５日目。連日カレーだったので、毎日日本の食事をおいしく食べています。 ニュースレターの訳ができましたので、載せておきます。 ２００８年２月　ナイトライト・ニュースレター 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チャック・スペザーノ　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大空　夢湧子　訳 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ２月には着実な広がりがあります。そして１月のハイライトのきらめきがずっと続いています。いい意味での驚き、成長、中心とつながった感じがあります。さらに自分の中の「悪者」のストーリーを発見していくにあたっては、センターとつながることが必要です。変化への怖れをなんとか正当化する口実を探す必要から、人を批判し、誰彼の区別なく敵にしてしまいがちです。私達はコントロールすることを正当化するために、戦いと批判を使い、天の恩恵が届かないよう自分を守り、自分なりのやり方で物事を進めようとします。しかし、今こそ「悪者たち」を責めるのはやめて、感情的知性を大きく成長させる時なのです。なぜなら人を「悪者」呼ばわりするのは、自分のことをそう思っているのに他ならないからです。自分の中の「悪者」のシャドウに対する罪悪感があまりにも強いと、それを補償するために、まったく反対のふるまいで隠そうとすることが多いのです。そして誰かに少しでも悪者のようだとみなされただけで、ひどく軽蔑されたと感じます。 　「悪者」を捨てた時に、自然に過去を手放すことができ自分の潔白さが見つかります。それによって今に意識を向けることができて、ここから永遠への扉が開くのです。すべての痛みや問題は過去から来るものです。それらは、現在の障害が始まるずっと前に始まったパターンです。私達は現在を過去の人質に取っているようなもので、未来に向かう途中で、今の瞬間を完全に見逃してしまうのです。現在こそがワンネスへの入口です。神は現在の中にしか見つけることができません。 　２月には恩恵によって気分が高揚するでしょう。啓蒙の光が月の半ばに光リ輝き、あたりを照らしながら広がっています。私たちの感情的知性とスピリチュアルな知性のレベル次第で、その光は上旬から感じ始めることができ、月末まで続くでしょう。この光が私達の生活に啓蒙をもたらします。真実が明らかになるでしょう。新しい気づきが起こり、赦し、お詫び、超越へとつながります。ミラクルが沢山あり、多分しばらくはそれがお決まりのようになるでしょう。ミラクルは私達と友人と地球を祝福してくれるでしょう。今回が、これから何度も訪れるこのような時期の最初です。準備ができている人達には、悟りすらもたらされるでしょう。かつてなかったほど深いレベルで、過去を手放すことができるでしょう。誰かを赦したときに、相手が過去から解放されるとともに、自分もまた過去の束縛から自由になります。祝福することにも同じ効果があります。 　２月には、あまりにも驚くべき恩恵の出現があるので、エゴが私達の気をそらそうとして、批判や戦い、噂話や無意味感を使います。無意味感は死の誘惑を伴いますが、実は悟りに一番近いところにあるのです。私達をしっかりと掴もうとする無意味感から脱出するには、天やハイアーマインドに次のように質問するだけでよいのです。「わたしの存在の意味は何ですか？」と。そこで浮かんでくる言葉には恩恵と意味があります。もしそこで次の層の無意味感が上がってきたら、もう一度同じ質問をすればよいのです。 　　２月は感謝の月になるでしょう。感謝が生活の流れと安らぎを強めてくれるでしょう。心が開くような「ありがとう」を経験するでしょう。感謝を感じるほど、人生がハッピーになっていきます。感謝とは、何であれ自分が大切だと思っているものの価値を尊重することであり、価値を認めることが命をもたらしてくれます。自分は何に価値を見出しているか、それが人生にどのような影響を及ぼしているかについての気づきが今月はさらに高まるでしょう。他者の価値を認めることが、その人と自分の中の無価値感を中和します。 　　２月に感じることになるもう一つの要素は、「変化への怖れ」でしょう。どのような問題もそうですが、慢性的な問題は特に、「変化への怖れ」から生まれます。最初はそれが変化への怖れだとは気づかないかもしれません。最高にうまく隠れているからです。「うつ」でさえ、根底の原動力のひとつに変化への怖れがあります。これから近づいてくる変化は、今より良くなる変化なのですが、私たちにはそれが怖いのです。幻想の中に自分を閉じ込めている辛い状態から救い出すために、天はいつも真実と光とミラクルを私たちに向けています。変化への怖れの下にあるのは、自分の中の「コントロール狂」の部分です。私たちは神の恩恵と戦い、神のミラクルを怖れています。ミラクルはハッピーなやり方だとしても、自分のやり方ではないのです。「コントロール狂」のシャドウは、「自分は不十分なのではないかという怖れ」から生まれますが、その怖れは幻想です。罠の中では幻想が幻想を生んでいるので悪循環になってしまい、より良い生き方の方に移れないのです。 　　光が近づくにつれて私たちが再考する最後のネガティブな要素は犠牲でしょう。犠牲というのは偽りの愛のかたちで、与えるだけで受け取りません。実際には、犠牲は競争と攻撃の一種であり、受け取ることを阻むので、親密感と成功が阻まれます。優越感――劣等感という悪循環に自分たちを閉じ込めておく罪悪感への補償行為なのです。 　　この人生で犠牲を払い始めたのは、家族を救おうとして家族の役割を演じたのが始まりでした。これは家族に対してうまく成功しませんでしたし、「良い人」や「よく働く人（ハードワーカー）」の役割もうまくいきませんでした。これらの役割は、正しいやりかたをしてはいても、心からの行為ではないし、自分を与えることに伴う自然なご褒美を受け取れません。自分が犠牲をしていることに気づいた時は、犠牲のかわりに与えることを選択し、簡単に犠牲を手放すことができます。犠牲が長期にわたるとやがて燃え尽きてしまいますが、自分を充分に与えれば成功するだけでなく、死んだような状態から解放されます。 　　誰もが犠牲と自立と依存の役割を選びました。それらはトラウマの埋め合わせをするために使った防衛でした。トラウマというのは、「黄金に輝く（ゴールデン）ストーリー」とマスタリーはとても私たちの手に負えないので、それを隠してあきらめるために必要だった被害者としての口実だったのです。私たちは、「家族の陰謀」の下に、そして罪悪感と犠牲の重圧の下に、自分の人生の目的（存在理由）を隠してきたのです。私たちは今、自分がどのような人になるために生まれたのかという運命を選択しはじめることができます。「犠牲の陰謀」は、天が私たちを罠から解放してもう一度引き上げるのを妨げてきました。 　理解すること、モチべーション、変容が２月に始まり、犠牲の罠、家族の陰謀というくさびを越えてその先に行くことができるでしょう。「もう引き返せない点」に到着した人もいます。後戻りすることが出来ません。人生はそのままの状態にとどまることができません。そこに到達したら、すべての執着を手放します。まったく新しくスタートする気持ちになることです。自分は何も知らないけれども、すべてを教わることができることを認識します。すべてを天にお返しします。天があなたに何を返してくれるのかを見てみましょう。あなたが、エゴを壊さねばならない「砕けた夢」を通らなくても済むことを願っています。楽に誕生を迎えましょう。光が近づいています。コントロールを手放しましょう。自分のやり方にこだわることは死を意味するでしょう。かわりにエゴを死なせましょう。 今月は光があなたを照らして解放してくれますように。 あなたが夢にも思わなかったほど祝福されますように。 チャック・スペザーノ インド、ケララにて

  2008.02.05

• インドは続く

  昨日でインドのトレーナー・カンファレンスが無事終了。今日は国内を移動です。 毎日聞いていた波の音ともお別れです。 朝は海を見下ろす高台でのヨガのレッスンが気持ちよかったです。 今回のトレーニング中は、毎日アユールベーダのマッサージを受けることができたので、体も頭も緩んで助かりました。 朝9時からトレーナーによる50分の講座があり、私も８日目にプロセスの話を担当して、英語で講義しました。エクササイズも取り入れての講座で、ヨーロッパや台湾の人たちにも好評で嬉しかったです。 トレーナーだけが参加するので、内容が濃いのですが、今年もみんなで一歩前進した感じがします。 今日は移動してまた別のセミナーに参加します。さらにインドの旅は続きます。 〈終〉

  2008.01.22

• インドに着きました！

  昨日一人で成田を出発。シンガポールの乗り換えのゲートで、同じトレーニングに参加するカナダの友人たちと合流。知ってる人の顔を見てほっとしました。 トリバンドラムの空港に着いたのは夜9時半過ぎ。カナダ組の荷物がひとつ着いてなくて、手続きに時間がかかる。 待っていたカイくんの案内でドアの閉まらないバスで移動。11時過ぎにやっとベサイダリゾートに着きました。 2年前とは見違えるきれいさ。敷地内の電飾がかわいい！ お部屋もお湯のシャワーが出るし。カーテンもついてるし、部屋の前は芝生になってるし。ちょっと感激。 そして今日は一日のんびり過しました。旧友との再会を楽しみつつ、ゆっくりしました。午後にはアユールベーダのマッサージもしてもらいました。 いつものスリランカのアユールベーダの繊細さは望めないけど、ま、仕方ないか。 滞在中はマメに通って養生したいです。 夜には近くの、ローカルな仕立て屋に連れていってもらい、早速綿の洋服を頼みました。1着2000円ちょっと。安い！ 明日からトレーニングなので、こんなにゆっくりできないとは思いますが、まずは好調なスタートです。

  2008.01.11

• 今日からインド！！！

  遅ればせながら、明けましておめでとうございます。静かだったお正月が終わって、東京はまたいつもの顔にもどってしまいました。私のお正月は、翻訳のしめきりをかかえていたので、思いっきりのんびりすることができない、なんともトホホな日々。松の内に近くの神社でお祓いをしてもらって、今年の祈願をして、少し気分が晴れました。おととい野口整体に行ったら、先生から「食べたい時に、食べたい物を召し上がれ」と言われて、思わず納得。そういえば、年末年始は忙しさのあまり、ついつい食がおろそかになっていました。体は本当に敏感ね。食べたいものを、といわれても、実は今日から月末までインドに行くので、これからはカレーの毎日。鍋焼きうどんとか行く前に食べたいけど、多分時間的に無理でしょう。ビジョン心理学のトレーナーズカンファレンスという名のトレーナー向けセミナーが毎年１月にあるのですが、それが最近は２年に１度はインド。ベサイダという孤児院の支援のために、孤児院と同じ経営のゲストハウスでセミナーが行われているのです。いったん現地に着いたら、のんびりしてゆったりした場所なのですが。留守にするので、行くまでが何かと大変。 ま、ともかく、心を決めてインドを楽しんできましょう。  

  2008.01.10

• ２００８年１月のニュースレター

  ２００８年1月　ナイトライト・ニュースレター「2008年1月、そして2008年」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チャック・スペザーノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大空　夢湧子　訳　　2008年の1月は2008年という年の全体的な雰囲気を設定します。今月、そして今年を表す言葉は、ルネサンス、再生、新しい始まり、白紙の状態です。愛情やキャリア、ビジネス、態度、精神性（スピリチュアリティー）などの多くのカテゴリーで新しい始まりがあるはずです。あなたの人生の改造（makeover）、世界の模様替えです。すべては喜ばしいことのはずですが、中には、あなたが今凝り固まっている場所から脱出するのを手伝うために、カルマ的な出来事がずっと続くという人もいるでしょう。　変わろうという意欲をもちましょう。変わると決めていれば（コミットしていれば）、あなたの人生が順調に流れに乗るでしょう。コミットメントがあなたの人生を簡単に前に進めてくれます。突然の終わりや、いきなり目を覚まされることもなく。言い換えれば、成長、転換期、新しい生活が一般的傾向です。1月9日から13日、さらには15日までは、チャレンジがあるでしょう。これは、人によっては今年の後半に経験するだろうチャレンジを反映しています。あなたが、簡単さ、恩恵、ミラクル、天の強さに頼ることに心を向ける準備をすれば、たとえ人生最大のチャレンジに遭遇しても、急速に進歩できるでしょう。あなたが今から心を決めれば、エレガンスと沈着さの両方をもってやっていけるでしょう。　1月は、ビジョンの月、そして今年はビジョンの年です。ビジョンというのはクリエイティブなインスピレーションの爆発であり、新しい誕生へとつながり、次の1章がはじまります。ビジョンは、宇宙のインスピレーションからやってきます。防御的で、批判的で、自己満足するかわりに、自分を開いて、この「大いなる力」に自分自身を捧げることなのです。　　ビジョンの状態では、典型的に人は何かに心を集中します。たとえば、新しいやり方や、人や芸術作品などに。そして、それとつながり、自分の心と頭で与えながら、私達を高めてくれるものをビジョンとして受け取るのです。するとより真実の見方で見えてくるのです。批判という牢獄はなくなり、よりリアルでかけがえのないものがそこに残ります。ビジョンは光をもたらします。私達はつながることによって自分の外にある何かと深く結びつき、マインドの中の二分法（ダイコトミー）が統合されてひとつにまとまり、より超越的な見方をすることができるのです。ビジョンのはじまりは、つながり（ジョイニング）です。つながりによって、人と人との壁が崩れ、私達の心が深く愛に触れ、私達は新たに広がっていく道の最先端に立たされるのです。　２００８年は、あなたの苦しみや、世の中の多くの苦しみが批判によって生まれることに気づき、あなたが批判を一掃する年になるかもしれません。２００８年は、攻撃の想念が自分自身を攻撃していることに気づき、あなたが否定的な、恐ろしい、攻撃の想念を根本的に止める年になるかもしれません。もしあなたが真剣に批判を止めることを考えているなら、１月はそれを始める月です。　もし世界とあなたが今年に生まれ変わるとしたら、あなたが批判を避け、攻撃の想念を手放すことと大いに関係しています。あなたの攻撃の想念だけが、あなたの完全な免疫性を攻撃するのです。日常的なレベルにおいても、自分が攻撃の想念を世界に送る前に、まず自分自身を攻撃するので、あなたが攻撃されやすくなってしまうのです。スピリットとしてのあなたは、すべての否定的なものに対して完全に免疫がありますが、日常的なレベルでは、あなたへの攻撃はあなたから始まることを知ることが重要です。これは良いニュースです。なぜなら、その状況を変えることができるのは、あなただからです。あなたが外の世界が変わるのを待ったり、外の世界を変えようとしなくてもよいのです。今まで自分以外の何かを変えようとして、うまく行ったことがありましたか？　それよりも、あなたは自分の内側を変えることによって状況を変えることができるのです。　そこで、今月のテーマはあなたの完全な免疫性を認識することです。そしてまた、今月は、あなたが知らなかったことや、無教養なことを訂正する月です。あなたの学びたいという意欲が、大きな違いを作ります。自分は何を知らないのかを見せてくれます。また、あなたが固着していることはどんなことでも、罠のしるしであると認識する時もあります。あなたが悩まされて、絶えずそのことばかり考えているとなると、それは大きな罠です。まるで、ぐらぐらする歯をいつもさわっているようなものです。あなたが悩んでいることや、落ち込んでいることは何でしょうか？　あなたがいつも文句を言っていることは、何でしょうか？　それがあなたの固着であり、あなたは何かの目的があって固着しているのです。今こそ、それを癒して手放す時です。　２００８年の大きなテーマは、あなたの「悪者のストーリー」を癒すことと関係があります。「悪者のストーリー」を持っていると、「罪悪感のストーリー」があり、「罪悪感のストーリー」や「悪者のストーリー」があると、あなたは自分を罰しているでしょう。今年は、あなたが自分の人生や世界の中に見えるすべての悪者を手放しましょう。「悪者のストーリー」には罪悪感と自己攻撃が隠れています。あなたの人生の中に見えるものは、あなたが自分はそうだと思っているものです。そこを抜ける方法は、あなたが人に投影してその人を悪者として見ていたことを自分の方に取り戻すことです。悪者の中に見えたそれらの特徴を自分のものとして取り戻し、受け入れ、許し、その特徴を手放すことです。あなたの「悪者のストーリー」を手放しましょう。あれば言い訳になると考えるでしょうが、実は、それがあなたを蝕んでいるのです。　自分に質問してみましょう。あなたは、今の人生で「自分は悪者である」という自己概念をいくつ持っているでしょうか。自己概念を形成した決断のほとんどすべてが、まったくのにせものです。のこりもほとんど実体がありません。先祖代々伝わった悪者だという自己概念はいくつあるでしょうか？そして、魂のレベルでは、あなたは悪者という自己概念をいくつ持ってきましたか？　あなたの人生で、あなたは経験しているのはあなた自身だけです。あなたの世界にいる人は、あなた自身の自己概念そのものなのです。　今年は、あなたのすべての悪者と罪悪感の自己概念を手放すことができる年であり、そこにあなたの平和やパワーや創造性が加えられるでしょう。そうすれば、あなたのマインドの一部が「神官・大祭司」へと発達していく準備ができて、あなたは天と地をつなぐかけ橋となるでしょう。神の経験、天の経験は、ほとんどの人々にとってはあまりにも遠すぎるものですが、人々がこのうえなくすばらしい光の親密感を味わえるようにあなたが引き上げる時に、「ワンネス（一体感）」の経験を人々に近づけることができるでしょう。　最後に、２００８年のあなたはセンタリングができます。それが、幸せ、理解、思いやりをもたらします。センタリングに馴染んで、あなたの第二の天性にしてください。あなたが美しさと思いやりと恩恵の中心になるでしょう。　今月、そして今年が、あなたにとって今までで最も祝福された時になりますように。あなた自身を覚醒に一直線に向けてください。それは、あなたが考えているよりも近いところにあります。チャック・スペザーノ２００８年　１月ハワイ、カネオヘにて       

  2007.12.30

• ほっと一息

  用事があって九段に行ったら、ビルが移転してた。ああ・・・　ちゃんと場所を調べてからくればよかった。でも、おかげで千鳥が淵をお散歩できました。　暮の昼前は人影もまばら。　犬をつれたご近所さんと、サラリーマン風の人と。猫がのんびり毛づくろいをしてる。　お堀では水鳥が泳いでいる。ゆったり、のんびりした光景です。あわただしい暮の気分に、ほっと一息つける瞬間でした。家に帰ると、七田真さんの波動美人の本が送られてきました。かわいらしくて、わかりやすい、面白い本です。ゆったり呼吸って大事だなーっと再確認。　翻訳に忙しい私ですが、年末年始はこの本を参考にします。いつも月初めにくるニュースレターは、奇跡的にもう原稿が来ているので、タイムリーにお届けできそうです。    

  2007.12.28

• 今年の達成をお祝いしよう！！！

  きのうから大阪に来ています。　夕方、シャンティランカでヨガの教室があると聞いて、飛び入り参加しました。谷村先生の８０才とは信じられないしなやかさ。素晴らしいロールモデルです。わたしも頑張って体を動かそう、という気持ちになりました。終わってから、アビアンガをしてもらって帰りました。最近、翻訳で忙しかった私は、ヴァータが上がるばっかりで、注意散漫気味。がんばったご褒美にヘッドマッサージと全身のオイルマッサージで、やっとスッキリしました。東京でのビジョン心理学ＣＡＦＥも、今年最後の会がおととい恵比寿でありました。今年をしめくくる意味で、今年に達成したこと、よかったことを大いに祝福するというテーマのセッションでした。私も含めて多くの人が陥りやすいのは、目標達成の直前に、次の目標を立ててしまって、十分に達成をお祝いしていないというワナです。たとえば、２００７年の自分が達成したこと、よかったことを十分に承認してあげないうちに、もう２００８年のゴールに向かって走り出してしまう。これをやっていると、常に臨戦態勢で、いつも頑張っているので、一見良いことのように見えるのですが、実はそうとも言えないのです。すでに達成したことを祝福してあげると、不思議と次にやろうというエネルギーが湧いてきます。　十分に祝福しないまま次のゴール、次のゴールと走り続けてしまうと、いつまでいっても十分な達成感が味わえないし、成功感をともなわないのです。他の人から見たら羨ましがられるような結果を出していても、自分では成功しているという実感がない、ということになります。年末は達成をお祝いするのにぴったりのチャンス忘年会やクリスマスもあります。今年の達成を十分お祝いしましょう！！！（ということで、私は、これから大阪での「感情を感じる、あなたのハートを取り戻す」シリーズのセミナーをしてきます。　感情という切り口にフォーカスしていこう決めて、シリーズを始めたのも、今年の達成のひとつです。）   

  2007.12.21

• 新しい経験　

  今日から成田での研修の通訳。会場は成田空港の近くのホテル。スーツケースを持って成田に行くと、気分は海外出張だ。 今回の講師は、私が生まれて初めて通訳をした時のスピーカー。だから、もう２０数年のご縁である。 この先生とは、３０００人規模の会場でのスピーチも通訳したけれど、今回のお客様は５人と少数精鋭。人数に関係なく、面白い話がどんどん出てくるところが凄い。 いつもは出張にパソコンは持ってかない私だが、今回は空いてる時間に翻訳をするために持参した。 そして、私にしては初めての、出張先からのブログ！これって、普通にやっているビジネスマンから見たら、どおってことない当たり前の経験かもしれないけれど、私としては大ニュースなのだ そして今日は、もうひとつのビッグニュースが。来年４月２９日の東京「すぴコン」での講演依頼がありました！２９日は私の誕生日でもあり、大きなバースデイプレゼントになりそう そういえばこの間の１１月２４日に、来年のビジョンを紙に書いておいたのだ。どうやら着々と実現化の方向に進んでいるらしい。 やはり、基本に戻って、自分の欲しいものを具体的に、明確に、肯定的に決めるって大切なのね。

  2007.12.06

• からだのケアーー頭と体がゆるんできた

  秋の忙しいシーズンが一段落ついて、週末休んでいてもなかなか頭と体が完全にリラックスできなくて、頭があまり働かない感じになってしまった。そこで、今週は積極的にからだのケアの週となった。月曜にエステに行って、リンパマッサージをしてもらって、首や顔にふれてもらって、やっと遂に頭の皮が緩んで来てくれた。　やっと頭のてっぺんがやわらかくなった。　あーよかった。帰る時の気分は来た時と天と地くらい違う。せっかく頭がゆるんでくれたので、 またパソコンに向かう気にもなれず、近所に爪のお手入れをしてもらいに行った。そのお店は、純粋にツメの手入れだけをしてくれて、馬油を塗ってくれるだけで、カラーとかネールアートとかは一切していない、という一風変わったお店。そこのお店はトイプードルの父子がいて、のびのび歩きまわっている。夏に行ったときは、その子たちが私の爪の馬油をペロペロなめては、どこかへ行ってしまったが、寒くなったので、２匹は私の膝の上でずっとお昼寝していた。なんとも暖かく、心までふわーっとゆるんできた。爪の手入れ以上に、ペット効果が大きい。２度あることは３度あるじゃないけど、今晩は、先輩の紹介で女性の深層マッサージのボディワーカーのところへ行って来た。お会いするのは実は２０年ぶりだけど、彼女のワークは初めて。先輩が太鼓判を押す人だけに、本当にいいセッションだった。今の私に必要なことを、ちょうどいいだけしてくださった、という感じ。鏡に映った自分の顔が、やっと自分本来の顔に戻ったように感じる。あー、よかった。   

  2007.12.05

• 午後のお散歩

  午後遅く、久しぶりに洗足池にお散歩に。忙しかったので、そういえば１か月以上来ていなかった。池の周りはイチョウや桜の紅葉が鮮やか。きのうは疲れて一日寝込んでいたせいか、やけに外の景色が美しい。日曜日なので、白鳥のボートに乗っている人たちもチラホラ。犬を連れた人も結構多かった。野生化したインコたちが群れになって飛んで行くのも見た。あれは目黒の方角か。小腹が空いたので誘惑に勝てずラーメンを食べて帰る。ニュースレターの原稿もやっと昼過ぎに届いたので、さあこれから翻訳しようっと。    

  2007.12.02

• ダライラマ法王の”Ｉ　ＤＯＮ’Ｔ　KNOW"

  今週は横浜パシフィコでのダライラマ法王の講演会に行きました。４５００人ほど集まった会場で、わたしは前から２列目のとてもいい席に恵まれました。今までにも何度かダライラマの講演や法要に参加したことがありますが、毎回感動するのは、滲み出るやさしさと、無邪気なお人柄です。ご本人も、「私は一介の僧侶にすぎません。」とおっしゃっておられますが、文字通り仏教界の長であり、ノーベル平和賞受賞者でありながらも、あくまでも「普通の人」であるところがスゴイと思うのです。登場なさった瞬間から、なんとも暖かく微笑ましい雰囲気が伝わってくる圧倒的な存在感。　観客をひとつに包み込むような存在感です。若くして母国チベットからインドへ亡命を余儀なくされ、慈悲心を日々実践なさってこられた結果としてのやさしさとイノセンスです。前日のパネルディスカッションの総括で上田紀行さんが、昨年末のダライラマとの対談のお話をされました。（対談は「目覚めよ仏教！　ダライラマとの対話｝ＮＨＫブックス）要約すると、ダライラマは、怒りにも二つあるとおっしゃったそうです。それは、「慈悲心からの怒り」と「相手を攻撃しやっつけようとする怒り」の二つだそうです。そして、世の中の不正や貧困などに対して、「こんなことがあっていいのだろうか」という怒りや憤りは、慈悲心からの怒りであり、大いに持っていても良い怒りであるとのこと。このお話は、私の心にも強く印象に残りました。そして、当日ダライラマ法王は、このテーマに触れられました。　そして、良い感情と悪い感情のどちらもあるからこそ、良い感情をもっと増やそうとすることができて成長することができる、ということを言われました。感情を感じることをやみくもに否定して、平常心を説くのではなく、ネガティブな感情があることを前提にして、そこからの成長を説かれる実践的で現実的なアプローチだと思いました。私が一番感心したのは、最後のそして、たった一つの質問に答えたダライラマ法王の開口一番、”Ｉ　ｄｏｎ't　ｋｎｏｗ．（私にはわかりません）”　という一言でした。　そのあとで、きちんと説明はなされたのですが。わたしは、大物こそ謙虚に「Ｉ　don't know 私にはわからない」という発言をなさるな、ということにつねづね感心しているものです。　催眠のミルトン・エリクソンも、しばしば「私にはわからない」とおっしゃったことで有名です。　ファミリーコンスタレーションのハンター・ボーモントさんも、誠実に”Ｉ　ｄｏｎ’ｔ　ｋnow."　とおっしゃることができる方です。「私には、わからない」と言った時に、無意識の扉が開いて、無意識からの答えを受け取ることができるようになると思います。　そして、謙虚に「わからない」ということによって、その場が開かれたものになると思います。心にふれたダライラマ法王の一言でした。  

  2007.11.25

• セレンディピティー

  東京での感情を感じるセミナーシリーズの２回目の講座のために、品川のオフィスタワーへ。早めに着いたので、エクセルシオール・カフェでお茶をしていたら、遠くの席が、なんだか気になる。どうもどこかで見たような頭の形の人が。　え、まさかと思いながらも、近づいてみると、な、なんと友人夫婦！それも、２日前に移住先のイギリスから１年半ぶりに帰ってきたばかりの２人だったのだ。まだ住むところも決まっていなくて、携帯もこれからまた購入するという、帰国ホヤホヤの状態。結構偶然人に会うことが多いので、ちょっとのことでは驚かないのだけれど、こればっかりはびっくり！　ご主人は英国人で、奥さんが日本人のカップルなのだが、彼女の方は、さすがにイギリス英語がうまくなっていた。思いがけないセレンディピティーのワクワクエネルギーに力づけられて、思わずハートが開くセミナーになりました。今日は「感情と健康、感情の成熟さ」というテーマでしたが、「症状や問題を叩き潰すのではなく、症状に対してやさしい慈悲心をもって歓迎してあげる、」というギリガン先生からのヒントが大いに役立ちました。感謝。  

  2007.11.14

• 今日も移動です。

  久しぶりの日記です。 １０月の中旬に大阪での仕事のあと、関空からハワイ入り。チャックさんとレンシーさんの１０日間のアプレンティスシップ・プログラムに参加してきました。（詳しくは、ＨＰのコラムをご覧ください。）帰ってから、数日なのに、もう大阪へ移動です。ひとりで忙しがっていても、仕方がありません。来週になったら、ゆっくり日記を書こうっと。

  2007.11.07

• センチメンタルジャーニー

  先週は母と共に父の郷里の広島県の呉に行ってきました。呉といっても市内ではなく、ちょっと離れた海に面したところに父の実家があります。分骨を済ませたあとで、近所の親戚に挨拶まわりに行きました。海沿いの道から細い坂を登っていくと、古い家並みが並んでいます。坂道には、お寺もあり、父や叔父たちの友人の醤油の醸造所があって、お醤油のいい匂いがぷーんと漂っていまいした。軽自動車しか入れないような細道を歩いていると、なんだか時が止まったままのような錯覚がしました。私は、子供時代以来何十年も歩いたことがなかった道ですが、なんとなく懐かしい感じて、胸がきゅんとなりました。帰ってきてからも、何度も、あの坂道の情景が思い出されます。子供の頃は真白な砂浜がつづいてきれいだったですが、今はテトラポットで全く砂浜はありません。若い人がどんどんいなくなってしまって、年寄りばかりになって、空家がたくさんあると叔父は言っていました。 その日のお昼は、呉の中心部で、美味しいステーキをご馳走になりました。お肉が大好きだった父には、いい供養になったと思います。呉の中通りといえば、映画「仁義なき戦い」にも登場する繁華街で、その昔父や叔父たちが肩で風を切って遊んでいた街なのですが、今は全国的にどこの商店街もそうですが、昼下がりでひっそりと静まり返っていました。たった１泊でしたが、心に響くセンチメンタルジャーニーでした。 

  2007.10.16

• 金木犀ーーそして混乱に耐える術

  金木犀の甘くやさしい香りの季節。この週末は、都内の世田谷でも杉並でも、町を歩いていると甘い香りに包まれて、なぜか懐かしいようなうれしい気持ちになった。この３連休は、表現アートセラピーのミッチェル・コサック先生のワークショップを通訳。コサック先生は、表現セラピー発祥の地、ボストンのレスリー大学で教鞭をとっておられ、昨年につづいて２度目の来日。もともとはミュージシャンなので、リズムや即興に興味をもって研究されており、去年はＢＧＭ代わりにご自分でピアノも演奏してくださった。（今年は残念ながらピアノがない部屋だったが、ドラムと声で、その場の雰囲気やムードを盛り上げてくださった。）ウイルヘルム・ライヒなどのボディーワークも勉強された方で、いろいろな方面にとても造詣が深い。表現アートセラピーとは、絵や音楽や詩やドラマやムーブメントなどのさまざまなタイプのアートを取り入れたサイコセラピー。その第一の特徴は、クライアントが創作したアートをセラピストが評価や分析しないこと。クライアント本人の中から答が出てくるまで、さまざまなタイプのアートを使ってプレイしつづけるのだ。絵やムーブメント、詩、音楽、ドラマと様式を変えて、つぎつぎと自由にのびのびと即興的に遊びつづける。それが本当に楽しいし、面白い。　今回は私は全く創作はしなかったが、参加者がのびのびと自由にクリエイティビティーを発揮していくのは、見ていても楽しかった。（私は、５．６年前にナタリー・ロジャーズ先生の通訳をした時に、表現アートの面白さと楽しさにはまってしまい、彼女が作ったカリフォルニアのインスティテュートのクラスに出て、本格的に勉強することになった。）コサック先生は大学の先生だけあって、ワークだけではなく表現セラピーの歴史についての講義をなさり、それが面白かった　特に印象に残ったのが、人類学者ヴィクター・ターナーの言った変化のモデルの話。大まかに言うと、変化には３段階あるそうだ。１．古いパターンがある。２．次に、そこから分離して、移行期に入る。３．最終的には、新しいパターンに再統合する。古いパターンと新しいパターンの間の移行期は、混沌として(カオス）、不確定性があり、つねに試行錯誤しながらあれこれ試してみる 実験的な要素がある。ターナーは文化や社会構造の過渡的、流動的な局面について語ったのだが、コサック先生は個人レベルの変化について話された。つまり、古いパターンというのが、滞っていて動きのない状態だとすると、まずは、その状態から離れる。　そして、混乱した、不確定な状態に突入する。そして、混乱した状態に十分に耐えることができると、次に新しい状態が現われる。　新しいパターンが現われてくる。ここで「混乱に耐える術を知ること」が大事なのだそうだ。混乱した状態だけれども、それに耐えて持ちこたえていると、次に新しい状態に入ることができるのだそうだ。我々は、何かの問題を感じて、混乱して答がわからなくなると、つい焦ってしまう。　早く答えを知っている状態に戻りたいと思う。混乱や混沌をネガティブなものだと思いがちだ。でも、混乱というのは実は変化につきもの。混乱と戦うのではなく、混乱を受け入れることができる頃に、やっと次の局面が訪れるものらしい。年ごとに混乱をきたしているように見える今の日本、そして世界。この混沌に耐えたときに、きっと新たなバランスが生まれるのだろう。もうしばらく、持ちこたえられるかな。

  2007.10.08

• 温泉つづき

  先週箱根に温泉に行ってきました。 夏からずっと忙しかったので、母と骨休みです。 場所はＫ子さんお薦めのビュフェがおいしい宿。 すぐそばのポーラ美術館のも行かずに、今回はとにかくひたすら休養。 そしてまた今週は、お仕事で蓼科へ。 クライアントがとってくださったホテルにも、また露天風呂が。 霧雨の中の木々に囲まれた露天風呂は、とても神秘的。 ただ、建物は英国コテージ風だったので、そこからお風呂につながっていると、なんとなく不思議な雰囲気。 翌日は、ひたすら寒い１日でしたが、休憩時間に林の中の遊歩道を歩いたら、雨で濡れた緑がさわやかでした。 そんなわけで毎週温泉に入ったわりには、なんだか調子がいまひとつの私です。 どうもこれは、家の中のガラクタを大掃除する時が近づいているようです。 遅ればせながらカレン・キングストンの「ガラクタ捨てれば未来がひらける」を読んで、ウズウズしているところです。 １０月１１月は忙しいんだけれど、こんな時こそ大掃除かも。

  2007.10.04

• 今日は中秋の名月、あれ？

  きのうラジオで「明日は中秋の名月です。」と聞いて、「え、あれ？　２７日じゃないの？」と焦ってしまいました。２７日の満月の夜に、女性のための「ムーンロッジ」セミナーを企画しているので、てっきりその晩が中秋の名月だとばっかり思っていました。さっそく会場のホワイト・ＦのＭさんに問い合わせたところ、「２７日は満月ですが、中秋の名月は２５日」との情報を教わって納得しました。名月は２５日で、２７日は満月でした。　私の勘違い、どうもすみません。 ２７日の「ムーンロッジ」セミナーは、女性限定で「月経の恵みをうけとる」のがテーマです。私がムーンロッジのワークに最初に触れたのは、１０数年前、メディスン・ウーマンのおばさまたちが来日した時でした。　そして、彼女たちの紹介で、ブルック・メディスン・イーグルの「ムーンロッジ」という講演テープを知りました。女性は月経中がもっとも受容的になるそうで、自分や家族やコミュニティーのためのビジョンやインスピレーションを一番受取やすい時なのだそうです。 そもそも「ムーンロッジ」というのは、ネイティブ・アメリカンの伝統で月経中の女性が家事をはなれて、夢を見たり、ビジョンを受け取ったりするために集まる場所の呼び名だったのです。（日本にも同様の場所があったことは、以前の参加者の方から教わりました。）現代では、とかく邪魔者扱いされがちな生理ですが、もう一度その恩恵を受け取って、ビジョンやインスピレーションを受け取る機会として過ごしてみましょう、というのが「ムーンロッジ」セミナーの趣旨です。今までに４，５回「ムーンロッジ」セミナーを行いましたが、毎回、女同志の不思議な安心感と、日常を越えたちょっと儀礼的な雰囲気の中で、不思議な時空間が現われます。私からのムーンロッジの説明と、輪になっての参加者のシェア、そして声を出すワークや、場合によっては絵を描く表現アートのワークをプラスしています。ワークが終わったあとは、美味しいスリランカ紅茶でのティータイムです。今回のムーンロッジが、どんな集まりになるのか、今から楽しみです。 詳しいセミナーの情報は、大空のサイトをご覧ください。http://members.at.infoseek.co.jp/itoshy/ 

  2007.09.25

• ディパック・チョプラ博士の講演会

  ２２日は、ディーパック・チョプラ博士の講演会があり、１日通訳を担当した。チョプラ博士のアユールヴェーダについての本「クオンタム・ヒーリング」は６，７年前に読んだことがあったが、最近は何冊も新しい本が続々と出版されているようだ。私も、今回の講演があるので、何冊かに目を通したが、実際にご本人にお会いしてお話を伺うと、本よりも数倍面白かった。これは世界的に成功なさっている方にお会いすると、いつものように思うのだが、すばらしい生活習慣をもっておられる。毎朝４時か４時半に起床して、１時間半の瞑想。　その後、ジムで１時間半のエクササイズの後に朝食。夜は１０時か１０時半に寝てしまうそうだ。　そして、その生活習慣を楽しみながらなさっているところがミソである。これは、先日紹介したオリビエさんと同じように、テクノロジーや情報は選択的に使っておられる。 そして、肉体のデトックスをを気にかけると同時に、有害な考えや有害な人間関係を極力減らしているそうだ。医師という立場で科学的な例を沢山使いながらスピリチュアルな内容を話されるので、とても説得力がある。「この世界は、あなたのマインドが映し出している投影である」「あなたは自分の思い通りの現実を引き寄せている」「我々が固いと思っている物質は、実は空間だらけである」「波動・周波数の違ういくつもの世界が同時に存在しているけれど、肉体によって、ひとつの周波数に固定される。」「我々の肉体は、常に新しく生まれ変わっている。そして、肉体が死んだあとも、魂は生き続ける」どれも、知識としては、すでに何度となく聞いた話だけれど、それがチョプラ博士の手にかかると、急にわかりやすく現実味を帯びた話に聞こえてくるから不思議だ。肉体が自分なのではない、自分は意識なのだ、ということが妙に納得できるのだ。最後に、「宇宙の中にあなたがいるのではなく、あなたの中に宇宙があるのだ。」と言われると、まさにその通りだと感じられるのだった。宇宙の流れに乗ってくるとシンクロニシティーが増えてくる、とチョプラ博士がおっしゃっていたが、この日は、まさしくシンクロつづきだった。まず、講演の前に午前中は出版社による取材があったのだが、そこにいらした次回作「ブッダ」の担当の編集長は、以前に私がブライアン・マーティンさんの本の翻訳でお世話になったＨ氏だったのだ。そして、講演会場では友人知人に会えるという、うれしい驚きがあった。思いの外に奥が深いチョプラ博士の講演に、なぜか心がワクワクしてきて、しばらくその感じがつづいていた。

  2007.09.24

• 水輪でスーザンのボイスセミナー

  週末の３連休は、自分のためにスーザン・オズボーンさんのボイスセミナーに参加した。　場所は、長野の飯綱高原にある水輪。スーザンのボイスセミナーは、私の大好きなセミナーのひとつで、いつも魂が洗われるような経験だ。スーザンとは十数年前に水輪でのボイス・セミナーを通訳した時からのおつきあいで、長野や北海道で今までに何度も通訳をさせてもらった。私のちょっと先を歩いているお姉さんという感じ。深い気づきをもった女性で、なおかつ笑いを忘れない人。父が亡くなったこともあり、こんな時にはスーザンのセミナーがあったらいいな、と思ってサイトを検索していたら、ちょうどいいタイミングで水輪のセミナーがあったのだ。　いつもは通訳として関わっているスーザンのセミナーだけれど、今回は参加者として申込んだ。会場の水輪に行くのは７年ぶりくらい。　以前は毎年通っていて、長野オリンピック、パラリンピックの時は、スーザンやご主人、友人と共に半月位一緒に滞在した。　水輪で私のセミナーをさせてもらったこともある。　　久しぶりに行った水輪は、以前と同じ静けさと安らかさがあり、お食事の美味しさは変わらない。　だけど、びっくりしたのは、新しく大きなグリーンオアシスという宿泊施設ができていたこと。　そして、以前は雑草だらけだった目の前の休耕地を買い取って、自然農法の畑になっていたこと。　どちらも、１０年前にはオーナーの塩沢みどりさん、研さんがビジョンとして語っていたことだったが、しっかりと実現しているのを見て感無量だった。ビジョンっていうのは、ちゃんと実現するものなんだ、とあらためて実感。スーザンのワークは、歌の上手下手はまったく関係なく、自分の声とつながっていく体験なのだ。　ため息をだんだん長い音にしていって、その音の行く方向についていくだけ。　感情を燃料にして声を出していくと、やがて表現の力によって、声も、感情も変容していく。　そして、より安らかな気持ちにたどり着くのだ。 彼女のワークはビジョン心理学のジョイニングに共通するところが沢山ある。　感情を燃料にして歌っていくこと。そして、歌っているうちに、歌っている自分以外の要素がそこに現れてきて、甘く悲しいような、胸がきゅんとする感覚があり、やがて上に上がっていく感じがすること。セッションの中で、希望者がひとりで歌っていく時間があるが、そのひとの本当の声につながっていく瞬間は、とても美しい。　輪になって聞いている人の心に触れる瞬間だ。　スーザンは、折々、「そうよ。その感じよ。」というふうに力づけてくれながら、一緒に旅をしてくれる。わたしは、過去に、輪の中でひとりで歌ったときに、自分の奥深いところの言葉にならない命の流れのようなものにつながった感覚をもつ体験をした。　その時は、自分の魂としっかりつながったな、という感じがした。今回は、ふたたび魂とつながるような深いワークをしたい、というのが私の希望だった。　そして、手をあげてひとりで歌うことにした。最初は、ため息。そして、低い、かすれた声が出ていた。　こんな感じで、どこかにたどり着けるのかと思ったが、しばらくすると、ものすごく深い所につながった感じが出てきた。　声を出しながら、わけもなく涙があふれ出して、からだが震えてくるような感じだった。そのあとも、途中で何度か深呼吸をしながら歌い続けていくと、やがては、とっても安らかで、大きく広がる感じの声になってきた。　まるで、オペラ歌手みたいに朗々と高らかに歌っている自分がいた。そして、最後は、まるで笑いながら歌っているような感じだった。　そして、それが自然に収束していった。歌い終わった時に、心身ともにスッキリして、「I needed that。( この感じが欲しかったのよ。）」と言ったら、スーザンも「Ｉ　ｎｅｅｄｅｄ　ｔｈａｔ，　ｔｏｏ．（私もよ）」。　そして、「これは誕生ですね。」と言われた。まさしく誕生した、という感覚だった。　ビジョン心理学でも、ジョイニングで大きくブレイクスルーすると、「誕生する」と言うけれど、まさに同じ感じ。意識が新しい局面に入ったような感じがした。水輪で誕生を迎えることができて、何か瑞々しい感覚が自分の中にみなぎっている。        

  2007.09.18

• ビジョン心理学初級講座

  初級講座始まる９日に大空による初級講座がいよいよ始まりました。私の都合で７月から延期になっていたものが、２か月遅れてのスタート。和室で畳の教室なので、ちょっと旅館風。わずか４名と小さなクラスで。　男女半々でバランスがとれています。なぜか私は、いつも以上に緊張していました。初級講座は、レッスンごとにきっちりカリキュラムが決まっていて、途中でエクササイズをしたり、ＤＶＤを見たりと、内容は盛り沢山。　ヒーリングセミナーでは時間の関係でできないような講義の部分がバッチリまとまっていて、ビジョン心理学の基本的な考え方がキッチリ学べるような内容です。ただ、それだけではありません。　グループでエクササイズやディスカッションをしている間に、その時学んでいる内容と、現実の生活の関連性が見えてきて、さまさまな気づきが得られるようです。　まだ初日が始まったばかりなので、参加者の方にとってはどのような経験なのかはわかりませんが、私としてはとても面白かったです。そして今日は、初級講座パート２に、受講生として参加してきました。今日のテーマは、依存、人間関係と家族のしくみ、人間関係の段階。　内容はコンパクトにまとめられていますが、奥が深くて、バディのＮさんとシェアをしているときに大きな収穫がありました。講座の内容、そしてそこで自分に起きているプロセスとの関連性がとても面白いです。 初級講座、なかなか侮れません。自分で教えるパート１も、教えられる方のパート２も、これからが楽しみ。　　

  2007.09.14

• 一流は直感を信じる人だった

  最近はセミナーやセラピー関係の通訳が多かった私だが、久しぶりにビジネス関連の通訳のお仕事。この仕事をしていると、個人では決してお会いできないような一流の人物にお会いする機会がたまにある。アート・ディレター、クリエイチィブ・ディレクターとして世界的に有名なO氏。古くはランコム、ジバンシー、現在はヴィトンやカルバン・クライン、スワロフスキーなど有名ブランドの広告や、店舗デザイン、製品デザインなどのアート・ディレクションを手掛けている。 出世作のイサべラ・ロッセリーニ、ウマ・サーマン、ジェニファー・ロペス、カトリーヌ・ドヌーブなど、数多くの女優さんやスーパーモデルの撮影のお仕事をしている方。　NYを拠点にするフランス人で、文字通り世界を駆けめぐっている。インスピレーションを受け取り、美しいものを生み出し、イメージを形にしていくクリエイター。感性の人だが、プレゼン能力も素晴らしい。　自分のイメージした世界に人をつれていく説得力がある。私は昨年につづいて２度目にお会いしたのだが、改めて、彼の一流の仕事ぶりに感服した。あれだけの大物なのに、素敵な笑顔で、わりに気さくな方なのにまずびっくり。いつでも１５分前には登場している。（当たり前のことだけど、私には耳が痛い。）そして、雑誌の取材に答える内容を聞いていて、本当に驚いていしまった。何よりも、時代の最先端のものをクリエイトしている人なのに、コンピューターは使わない。Eメールもしない。「悪いけど雑誌も読まない」そうだ。（雑誌を見て真似しているようでは、話にならないのだろう。）この情報過多の時代に、意図的に情報をきわめて選択的に収集しているそうだ。その潔さに驚いた。それでは、何からインスピレーションを得るかというと、旅をし、人に会うこと。　そして映画や読書。　チームで仕事をするのが好きで、チームのメンバーには、それぞれのストーリーを語ってもらい、そこからもインスピレーションを得ていくそうだ。「インスピレーションの源は、人生の経験」。「自分の直感を信じると同時に、学びと経験を直感にプラスする。」「トレンドを怖れている」、とも語っていた。「いったんトレンドになると、だれもが真似して、すぐにすたれてしまう。見るべきは、トレンドではなくて、より大きな社会的な動向だ」と言う。さらにもっとスゴイのは、「同じことは何があっても決して２度とくり返さない。」と 彼がきっぱりと心に決めていることだ。たとえどこかのブランドの仕事でうまく行ったことがあっても、絶対にそれをもう一度使うことはないそうだ。どんなクライアントとも、「これが最初で最後だ」という気持ちで仕事をして、強い、パワフルなものを創り出す。それが彼を今のポジションにまで導いてくれたのだろう。そんな彼も、最初は広告代理店のコピーとりから仕事を始めて、思いもかけずここまで来たと言っていた。いや、すごい刺激になりました。　Oさんありがとう。

  2007.09.03

• カムバック！

  久しぶりの日記。８月中旬に入院中だった父が亡くなり、お葬式などで忙しく、ブログは夏休み状態でしたが、今日からカムバック。父が亡くなった１２日の晩は、なぜか不思議に穏やかな気分だった。　日常の意識とはまったく違う感覚で、ある種のトランス状態のようだった。不思議なのは、その晩TVのリモコンがきかなくなって、TVが見られなかったことと、携帯がつながりにくくなったこと。　「静かにしていなさい」という天のメッセージと受け止めた。意識が戻らないまま亡くなったのだけれど、最期は安らかな感じだった。父としては、すべて完了してスッキリした気分だったのではないかと思う。亡くなる数日前は夜中に病院から呼ばれる日がつづいた。「父は今どのような状態なのか」という質問を抱きながら１６００枚ぼどあるビジョン心理学のカードを引いてみると、その日（１１日）はまだ葛藤がつづく感じのカードで、翌１２日が「ブッダ」、その翌１３日が「恩恵」、その次の１４日が「ANGEL（天使）」だった。とうとう明日なのかも、と思って床に入ると、夜中に起こされ、早朝に父は永眠した。 亡くなる前後に、本当に沢山の方々に助けていただいて、心から感謝の気持ちを感じている。直前のお願いにもかかわらず仕事を変わってくださったWさん。亡くなる前から広島からかけつけてきて手伝ってくれた叔父さん。亡くなる前日に大峯山に登って即身成仏のお札をもらってきてくださった僧侶のTさん。 お通夜にかけつけてくださったセミナー関係の友人のみなさま。お電話をくださった方々。電報やお花も頂いた。親戚を中心に内輪でのお葬儀をと考えていたけれども、友人がその友人に連絡してくれて、結果的に多くの方々に愛されていることを実感した日々でした。皆様ありがとうございました。　その後の事務処理が結構大変だったり、家族の疲れが出てきたりするけれども、次第に日常に戻りつつあるこの頃です。今晩は久しぶりに備屋珈琲店でのビジョン心理学カフェ。感情とつながる、というテーマだったけれど、奥が深くて面白かった。これから秋になって、じっくり落ち着いて仕事ができそうな気がします。　

  2007.08.29

• ひさびさにバシャールの日々

  今朝は６時からアイルランドのＤさんとの定例コーチングセッション。なぜかくじ引きで彼女の担当コーチになったので、１か月おきに彼女と電話でセッションしている。　こういうのも視野が広がって面白い。そして今日はバシャールの対談の通訳の仕事の３日目。今日が最終日。まだ公表されていないのではっきり名前を出せないけれど、バシャールと、ある魅力的な若い日本人男性の対談集の仕事。バシャールの通訳をするのは、２００４年の１２月以来だ。今回は公開セッションではなく、対談なので、かなり集約的で集中したエネルギーだった。内容的にも濃くて、充実していて、とても面白かった。私も、その場で聞いている人たちも、バシャールがもたらすエネルギーを感じていると、ちょっと変性意識状態になった。セッションが終わってからも、しばらくは誰も席を立たないくらい、ぼーっとするというか、不思議な感覚。今回の内容は、グローバルな話題で、環境のこと、経済のこと、政治のこと多岐にわたった。個人的に一番面白かったのは、量子物理学の話だった。バシャールによると、この世界には沢山の素粒子があるのではなく、メインの素粒子がひとつだけあって、それが無限に速いスピードで動きまわっているそうだ。そのメインの素粒子が凄いスピードで動いて、自分の軌跡と交差することがあり、何度も軌跡が繰り返されると、どんどん密度が濃くなっていって、気体から個体になっていく、ということだった。 「元はひとつ」というところが「ア・コース・イン・ミラクルズ」の語るワンネスの世界と共通しているように思った。この間からどうしてもピンと来なかった「宇宙も全部が幻」というコースの説明について、別の角度からの説明をバシャールから受けることができたように思う。海水の水位の上昇に関しても、いつごろ、どの位とかなり具体的な数字を出してバシャールは説明してくれた。怖がらせるというよりも、「そうなのか」と妙に受け入れられるような感じの語り口だった。１００年、１０００年単位で地球のことを説明されると、ここ１０年２０年と近い将来にだけ近視眼的に見るのではなく、バシャールと一緒に大局的な視野から地球を見ることができて新鮮だった。ワクワクにしたがうこと、そして情熱を持って生きることがハイアーセルフとつながること、といういつものバシャールのメッセージはもちろん健在。そして、ハイアーセルフとつながっている印がシンクロニシティーとインスピレーションだそうだ。　今回も、シンクロがいくつも重なった。バシャールをチャネリングするダリル・アンカさんが、長年映画のＳＦＸの仕事をしてきたけれど、夢をかなえて自分の映画を脚本・監督をてがけるそうだ。　そして、日本側の対談相手も近々映画を撮る予定だそうだ。　編集部のＫさんも、ドキュメンタリー映画を撮っていると休み時間に言っておられたし、実は私も子供の頃は映画監督になりたいという夢があって、映画は大好き。それにしても夢を行動に移したダリルさんは、すごいなあ。この本ができるのが、待ち遠しい。　きっと面白い読み物になるはず。またも、仕事でこんなに面白い場面に立ち会えて、とてもありがたい。   

  2007.08.08

• 　ニュースレターと電話セミナー

  きのうニュースレターの原稿が届いたので、今朝は６時前に起きて翻訳。（というか、本当は電話会議の時間をまた間違えて早く起きてしまっただけなのだが。） 早朝はとても気持ちがよくて、何かいいことをしたみたい。おかげで午前中に出かける前にはだいたい仕上がって、あとは細かいところを見直すだけの状態に。今回のテーマは、８月が内側に意識が向かう月であり、一番身近な人との間でストレスが現れやすいこと。そして、誠実さ、つまり自分のセンターに戻ることの大事さ。８月は今までの悪い選択の結果が現われやすい時だからこそ、天の助けを求めて、天にまかせることが近道だということ。 今月の内容は、先月にくらべてわかりやすかった感じがして、私としてはひと安心。ニュースレターの内容が、あまり高度で複雑にわかりにくくなってしまうことが私は心配なのだ。　できれば、はじめて読んだ方でもすーっと理解できるようなものを目指しているのだけれど。　時として、内容的にかなり深くて、説明をしないとよくわからない箇所があることも事実。 夕方は、ビジョン心理学のトレーナーのための電話・スカイプによるワークショップ。参加者は今回は７名で、イギリス、ドイツ、カナダ、台湾そして日本からは私。今日のトレーナーはチャックさん担当。レンシーさんと交代で担当している。２時間の電話セミナーで、チャックさんの講義の時間と、各地の参加者が交替でシェアをする時間もあった。離れている各地の参加者とのつながりが感じられて、だんだん暖かな気持ちになった。海外の人たちとの、深いつながりがもてるのも、私にとってはビジョン心理学の大きな魅力のひとつだ。特にトレーナーの仲間たちとは、なんども一緒のセミナーに参加しているので、本当に親しい感じがする。今日の主なテーマは「自分が不十分であるという怖れ」そして、その下に隠れている「スター」のギフト。　以下は、講義の受け売りです。 「自分が不十分だと感じると、なんとか十分だと感じたいがために、補償行為をしたり、仕事をがんばったり、自分の才能・技術を磨いていこうとする。しかし、どんなに頑張っても、決して十分だという感じを感じられない。そして、やってもやっても、仕事がいつも山ほどある。それは、間違ったところに注目しているから。 勝つことが成功だと誤解しているし、自分だけ群れから離れることが成功だと誤解している。自分に確信が持てないと、証明しようとして、競争と勝ち負けの世界に入ってしまう。けれども、けっして満足はできないし、十分だとは思えない。大事なのは、不十分だという怖れを越えて、自分本来のスターとしての輝きを発揮すること。」これからの数か月は、新しい変化が訪れ、人生が大きく変わる時だそうだ。あなたがスターという新しい立場に就く時がやってくるそうだ。 後半は、私もシェアをした。　不十分さを感じるほど、かえって頑固に頑なになってしまう、というテーマだった。　頑固になるのは、スターにならないための防衛であるし、不十分さを感じないで済むための防衛だ、ということが出てきた。　あたってるかも。 

  2007.08.03

• ボルベール＜帰郷＞

  スペインのアルモドバル監督の映画「望郷ボルベール」を観た。 それほど期待していなかったのに、私の好みにあって面白かった。下手をするとＴＶのサスペンス劇場になってしまうような筋立てだけど、不思議にリアリティーがあって嘘っぽくない。　それに明るい。そして、登場人物はいわゆる「善人」ではないけれど、妙に好感がもてる。女の強いところや弱いところ、醜いところが実に好意的に描かれている。　　家族、そして女性の社会のお話。　もちろん男も登場するけれど、だいたいは女同志の話。そして、中心になるのは、母と娘の関係だ。主人公のペネロべ・クルスが、すごくきれい。この人、年を重ねて前よりずっときれいになった。彼女が歌を歌うシーンでは、思わずホロリとした。みんな色々な重さを抱えているけれど、心の中はやさしい。あのあと、母と娘は積る話をするんだろうな・・・と思わせるいい終わり方だった。

  2007.08.01

• 次の一歩

  きのうは恵比寿で月２回開いているビジョン心理学ＣＡＦＥだった。　テーマは「Ｔｈｅ　Ｎｅｘｔ　Ｓｔｅｐ　次の一歩を踏み出す」。２６日はマヤ暦の元旦だったそうで、次の一歩というのはぴったりのテーマ。無意識に決めているテーマが、暦というより大きなプロセスとシンクロしているのが不思議。「次の一歩は、今までよりもさらに良く、より楽になり、より真実に近づく。」というのがビジョン心理学の原則だけど、例外もある。「プロジェクトを実行しよう」とか「相手と本気でつきあっていこう」とコミットメントすると、今まで見えていなかった問題が急に表面化するのは、よくあること。状態が悪化しても、トンネルの先の光を信じて、前に進みつづけることが肝心だ。 よく「次のステップが具体的に何なのかわかってから、前に進もう」と思いがちだけれど、わかっていて進むのでは、次のステップとは言い難い。次にどう展開するのかわからないけど、とにかく一歩足を踏み出してみよう、と手放しで飛び込む姿勢が大事なのだ。　 ビジョン心理学ＣＡＦＥでは、毎回参加者ひとりひとりに、１５００枚以上あるカードを引いて頂く。そこで出てくる単語は、引いた人の現在のプロセスを表してくれると同時に、その場にいる全員にとっての共通のプロセスを示してくれるのが面白い。きのうはなぜか、「イリュージョン（幻想）」と「先祖のパターンを癒す」というカードが何回か登場した。次の一歩を踏み出すことと、先祖のパターンを癒すということは、どうも無意識的には関連しているらしい。　というわけで、急遽、先祖のパターンを癒すエクササイズも追加。 さて、私個人にとっての次のステップは、ビジョン心理学をさらに自分の言葉で語ること。２，３日前に関西の友人とお寿司を食べた時に、「守、破、離（しゅ、は、り）の離の時が来たのではないか、」と指摘してもらった。つまり、ビジョン心理学や、ア・コース・イン・ミラクルの内容をふまえながらも、自分の言葉で、自分の直感とつながって語る時期が来ているということだ。これは、いみじくも６月に英国人マンガラさんのカードリーディングで指摘されたこととも一致する。 （ちなみにマンガラさんのリーディングは、噂にたがわず見事で、春に受けたハワイ島のジョセフさんと並んでまさに東西両横綱。）いろいろなプロセスがつながって、ひとつのメッセージに集約されるようだ。でも、自分の言葉で語るというのは、言うは易し行うは難しだなあ。   　

  2007.07.27

• 関西へ日帰りの旅

  このところずっと東京にいることが続いていたが、父の容態も安定しているようなので、今日は早起きして日帰りで関西へ。　　朝の東京は小雨だったけれど、西の方は曇り。新幹線ではずっと活字を読んでいて、ほとんど景色を見ていなかったけれど、京都で乗り換えた近鉄の西大寺から生駒の間は緑が多くていい感じ。用事を済ませ、友人の近況を聞き、あわただしく帰って来たが、良い気分転換になった。ふだんはあちこち移動が多く、仕事やプライベートでいろいろな方と出会うことも多い。そんな私が最近急に止まって、自宅にいることが多くなったら、なんだか気分が停滞気味に。動くことと、人と会うことが、どれだけ自分に元気を与えてくれているのかを実感。夜品川駅に着いたら、「夢湧子さん」と声をかけられた。ビジョン心理学トレーナーのＭさんとばったり。こういうシンクロニシイティーがあると、流れに乗っているような気がしてうれしい。帰宅すると「スターピープル」が届いていた。ア・コース・イン・ミラクルズ特集で、私の体験記が掲載されている。コースの実践者といわれると照れちゃうけれど、表現の場を頂いたのはありがたい。　-

  2007.07.22

• トレーナーミーティング

  今晩はビジョン心理学トレーナーのミーティングがありました。　東京より西の人たちはスカイプで参加しました。忙しい人たちだから、全員が揃うのだけでも大変だけど、集まろう、つながろうとすることで、お互いが元気をもらうみたいです。一人ひとりが近況報告をしてみんなでそれを聞くだけなのだけれど、それだけでも、「そうだ、自分には仲間がいるんだ。」ということを思い出すには十分で、心の栄養になるみたい。昨日の新潟の地震でご両親の住む実家が半壊してしまったトレーナーがいて、彼女が、とても心配しながらも、思いの外平和な状態なのに感動。わたし自身は、先週の金曜にファミリーコンステレーションの「働きかけ」を受けて、現在の父と母と私と死の代理人を立ててみて、入院中の父が、すっきりした気分で、思い残すことがない状態であることが確認できて以来、心の底から安心している。

  2007.07.17

• 連休はノンビリ

  　この３連休は、久しぶりに特に予定もなく、純粋にお休み。（本当は初級講座のスタート予定でしたが、事情で９月９日に延期させて頂いたので）今週は録音で忙しかった反動で、なんとなく気が抜けて、ぼーっと過ごしています。　　私は何を隠そう永さんのＴＢＳ「土曜ワイドラジオ東京」のファンで、自宅で全部聞けるのは嬉しい。４０年の長寿番組だが、私がまたよく聞くようになったのは数年前から。　　考えてみると、吸収力の大きかった１０代の頃に、永さんから受けた知的影響は計り知れない。永さんの深夜放送で、矢崎泰久編集雑誌「話の特集」のことを知り、生意気にも中学生で大人の知的世界に足を踏み入れた。　話の特集も当時はとてもイキが良かったので、面白かったし。　　家でできる仕事がないわけじゃないんだけど、とりあえずこの土日はゆっくりしようと決めて、この間買ったゲイリー・レナードの「神の使者」を読み始める。まだ、５０ページくらいしか読んでいないが、なかなか面白い。これだけ長い本を書くのは大変だったろうと想像する。翻訳の吉田利子さん（個人的には存じ上げないが）も、「神との対話」に続いての労作。　読んでいてひとつ気になったのは、ＭＩＮＤが心と訳されていたこと。ただ、読者にとっては、「心」にした方が、わかりやすいかもしれない。　ＭＩＮＤというのは、なかなか訳しにくい単語のひとつで、意識とか頭という意味合いがある。そして、日本語の心には、ＭＩＮＤとＨＥＡＲＴの両方の意味があるのだ。　ＢＯＤＹ，ＭＩＮＤ　＆　ＳＰＩＲＩＴでは、「体、心、霊魂」と言えるが、ＭＩＮＤ　＆　ＨＥＡＲＴとなった場合には、ＭＩＮＤを「心」にするとちょっと困る。　この場合はやはり、「頭と心」となるだろう。　ア・コース・イン・ミラクルズが翻訳中のようだが、ＭＩＮＤをどのように訳しているのだろう。興味がある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2007.07.15

• 今日からスタート！

  　今日から日記をスタートします。　わーっ緊張してる！　今日までの３日間、Ｄｒ．ニーブスのインタビュー本の通訳の仕事でした。インタビュー形式の本のお仕事は、昨夏収録したクリスティーナ・ホールさんのプロジェクトから始めて今回で４回目ですが、毎回とっても面白い。（その中ではミッチェル・メイさんの本が完成しています。）その人の話をまとまって聞くことができるのは、なんとも中身の濃い時間で、知的好奇心を満たしてくれるし、話し手の魅力的かつ個性的な人柄にふれられるのもうれしい。　　インタビューの質問をするのはヴォイスの喜多見さんで、私は喜多見さんと話し手の先生の通訳。長丁場の通訳をするのは肉体的、精神的にはチャレンジかつゲームのような感覚もある。この間「ほぼ日」に出ていた格闘家ＫＴのコメントを読んで納得したのだが、長時間やってバテてくると、体がもっとも自然でラクな使い方を探し出すらしく、午後になっていったん下がったエネルギーが後半復活してきて元気になるのだ。　本当に不思議。　普通は通訳の仕事は「消え物」で後まで残らないのだけれど、本とかＣＤという形で残るというのもうれしい。まあ、講演のライブ録音のＣＤの場合など、ミスをしたところも後あとまで残ってしまって恥ずかしい場合もあるけれど。　私は、書くことよりは話すことの方がラクな方だが、それは生まれ持った資質的な要素もあるらしく、生年月日による占いでも言葉を話すのが得意なはずと言われたことがある。長い本を翻訳するよりも、自分の得意分野を活かしたインタビュー本の仕事に出会えたのははありがたい。　ただ編集者にとっては、インタビュー本は作業が大変らしく、翻訳の本を出す方がよっぽど楽だそうだ。　対談の内容をプロが原稿おこしをして、それを編集者が編集作業をする。　もともとが話し言葉だし、その場の雰囲気で当事者同士は理解しあえていることでも、活字にしてみると、何のことだか話がわからなくなることがある。　私の通訳が、いまひとつ曖昧なところも出てくる。それを読者がわかるように編集していくのだから、大変な作業なのだ。　時に、私も不明な所の質問を受けて、元の音源を聞いてみるけれど、１年近くもたつと、その場にいたのにわからない箇所もでてくるから、人の記憶はあてにならないものだ。　ま、そんなわけで、今日までのインタビューがどんな形で本に仕上がるのかも、とても楽しみである。　　　　　　　　　　

  2007.07.12

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