2日間に渡っておからに関するお話を書いて
みた訳ですが、では実際に食べたらどうよ?
ということで、試行錯誤でおからを使用した
料理についても書いてみることにしました。
おからを食材として利用するとき、ひとつ重要
なことがあります。
それは、おからの8割が水分であるということ
です。
この水分のために傷みやすく、またもそもそ
した食感を誘発する原因にもなっているよう
なのです。
そこでまず、この水分を飛ばします。
方法はふたつありまして、フライパンで煎るか、
あるいは電子レンジで加熱するか、どちらかで
解決できます。
こうして水分を飛ばせば、幾らか細かく砕け、
食感の問題が幾分解消されます。
それと、乾燥したことによって味も染みやすく
なるようです。
と、ここまでは準備段階です。
実際にその処理をしたおからで料理を作って
みました。
(余談ですが、私の料理は思い付きから始まるため、
各所でテキトウでイイカゲンな部分が結構あります。
既存のレシピを参考にすることも多いのですが、
基本的にそれらを無視して、気分でアレンジしています。)
ひとつめは、余りもののカボチャを利用して、
スイートポテトのような焼き菓子を作ろうとして
できたものです。
おからを大量に消費しようと多く含ませたため、
結果的に失敗作となりました。
カボチャが卵とおからに対して少なすぎて、
スイートな感覚からは遠ざかり、少しボケた
「すいーと」な感じになってしまいました。
ちなみに材料は、卵黄、卵白(メレンゲ)、砂糖、
バター、カボチャです。
写真中の緑色の正体はカボチャの皮です。
材料自体が単純ですから、もう一度改めて作り
直すことにします。
続いては、夕飯のメインとして、ジャージャー麺
におからを加えたものを想定して作ってみた
ものです。
結論から申しますと、想定していたものからは
随分と離れたものが完成してしまいましたが、
味は充分美味しいものでした。
豚挽き肉を炒め、それと同量程度のおからを
混ぜ、人参、生姜、ニンニク、長葱、舞茸を
入れました。麺はラーメンではなく、うどんを
選択しました。
また、味付けは中華風で、テンメンジャン、豆板
醤、オイスターソースに味噌で整えました。
この料理で気づいたおからの欠点ですが、
料理中の水分をどんどんと吸い取ってしまう
ために、ジャージャー麺のような雰囲気の料理
を作るのは難しいということです。
写真でもお分かりのように、ぽろぽろとした
できあがりで、うどんには全然絡んでくれません
でした。
ただ、味の主体である水分を含みきったおから
はまとまりやすく、箸でつまめるくらいでしたから
食べるのには問題は無しでした。
私の評価としては、改良の余地はありますが、
かなり良い線を行く調理法だと思います。
またいつか、作ることになることでしょう。
最後に、手許のリンゴでお菓子が作れないかと
考えていましたので、zuccaさんに見せていた
だいたタルトタタンというものを、オーブンなしで
作れないかと挑戦した結果がこちらになります。
初めて挑戦する料理で、しかも道具も揃わない
条件に苦戦することで、このようなものになって
しまいました。
焼きの加減が分からず、少々焦げてしまいまし
た。
おまけに、砂糖の量が少なすぎたようで、タルト
タタンのキモであるアメの塊ができませんでした。
失敗作ではありますが、焦げて少々苦いのを
無視しますと、リンゴの甘酸っぱさがなかなか
いい感じの美味しいお菓子でした。
おや? と、ツッコミを入れたくなるところで
しょうが、おからは別の場所に入れてあります。
タルトタタンにはパイ生地が使用されますが、
オーブンを持たない私にはパイ生地を焼け
ませんので、焼いたリンゴの部分をタルト台
に乗せることにした訳です。
そのタルトの中におからを混ぜました。
レンジメイト タルトレット型
以前にも使用しましたレンジメイトにお世話に
なり、おから入りのタルトが完成しました。
ただ、煎ったおからには水分が残されている
ため、小麦粉を規定量より減らしておからを
混ぜたことがあだになり、想定していたよりも
タルトそのものが膨張しすぎてしまいました。
それも、時間経過で固まってくれましたので、
実際には大きな問題になりませんでした。
とりあえず、ひと安心といったところです。
タルトには、小麦粉の3割程度のおからを
混ぜましたが、ほとんど気にはなりません
でしたので、このような使い方も何ら問題が
ないようです。
おっと、ヤバイ。
2時からメンテナンスでした。←勘違いでした
とりあえず、このような感じです。
参考になりましたか?
(おからのレシピがたくさん紹介されているサイトがありました
ので、そちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。
http://www.okara.jp/oishii/oishii2.html)
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