ただ今、やりたいことが出来ずに空回り中です。

自由になる土日がやって来ましたが、今週末は
雨みたいですね。
かなりの種類の花が咲き乱れているはずですが、
うーん、困りました。

そのことはその時点で考えるとして・・・

今年は自然の細部まで目が行き届くように体質
が変化したようでして、これまで認識できていな
かった種類の花によく気づくようになりました。

こちらの木の花もそのひとつで、今まで図鑑の
写真で見ていたのか、あるいは実際にこの目で
見ていたのか判然としませんが、見覚えのある
花でもその正体の断片にすら辿り着けず、
撮影後に分からないまま放置していました。

撮影日は５月16日です。
ちょっと変わった印象の花で、すぐにでも正体が
掴めそうでしたが、ネット検索でもヒットせず。
所属する科も想像がつきませんで、お手上げ状態
でした。

そして今日。
図書館で図鑑を探すこと数分・・・あっさり見つかり
ました。
バラ科のコゴメウツギ。
合弁花と思い込んでしまいましたが、よく観察して
みると、副片と見えていたものは花弁と同じ色の
ガク片でした。そう、離弁花なのです。

拡大してみると、このような感じです。
影がついていますので、花弁とガク片の部分が
お分かりになるのではないかと思います。
「思い込みは感覚を鈍らす」と思い知らされました。

ちなみに、花には匂いのようなものはありません
でした。
名前の由来は想像どおり、「ウツギに似ている小米
のような小さな花を咲かせる」ということでしたが、
とてもウツギの花に似ているとは感じませんね。
あくまで雰囲気、ということでしょうけれど。

咲いていた場所は、先日も出しましたマント群落の
辺りで、林縁に沿ってたくさんの花が咲き始めて
いる状態でした。
きっと、全ての花が咲いている状態はきれいでしょうね。

そして、花のあるところには大抵見つかる虫。

ハナグモ posted by (C)sasama_tea

今回は花の上ではなく、葉の上にいて、捕らえた
獲物のアブラムシを抱えたままのハナグモさんは、
大きく足を持ち上げて威嚇の姿を見せていました。

まだまだ小さくて大人にはなり切れていないこの
ハナグモも、大型哺乳類を相手に一歩も怯まず、
威嚇してくるとはなかなか頼もしい限りですね。

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