まずお詫び。
サボリの期間が長すぎて、全てを回りきることが
出来ませんでした。
順次全てに目を通していきます。
失礼ながら、どうかお許しを。
では、「ぼちぼち」再開します。
この土日は天候が優れず、時折雨が降り出し
散策には良くない状況でした。
土曜は雨でこもりきり、日曜は午後から雨模様。
それでもどこへも出かけないのもシャクですから
日曜は雨の中出かけてきました。
ただ収穫はほぼなしで、ヤマイモのムカゴを
少量採取しただけでした。
仕方がないのでその1週間前のことです。
11月1日、曇りがちでも時々陽が顔を覗かせる
ような中途な日でした。
風も少し強く、被写体は右へ左へと容赦なく
動いてしまい、写真撮影には困難な条件下
でもありました。
そんな中、初めて図鑑で見てから幾歳、実物
を自分の目で見ることを願い続けていた花を
確認するためにある場所を訪れたのですが、
探すとなるとなかなか見つからないもので、
場所は合っているはずだと確信しながらも、
今年もまたダメかと諦めかけていたのでした。
コウヤボウキ posted by (C)sasama_tea
昨年も記事にしましたが、そのときには花も終わり
かけで、ちょっと残念な思いが残されたのでした。
今年は悲願がようやく叶い、8分咲き程度の状態
でコウヤボウキの花を見ることができました。
近くにタイアザミの花がありましたので、比較の
ために一緒に撮影してみました。
どちらもキク科植物ですが、随分と様子が異なり
ますね。
コウヤボウキは木本(もくほん、つまり草ではなく木)で、
日本のキク科の植物では異色の存在でしょう。
地面からたくさんの細い枝を出し、ある意味
目立たない植物ではないはずなのですが、
秋に花を確認しに出かけると、藪の中では
見つけられないことが多いのです。
今回初めて花がたくさん咲いた状態で観察する
ことが叶ったのですが、ここでさらに気づいたこと
があります。
それはこの花に香りがあるということです。
キク科特有の酸味のある香りですが、甘みの
ある独特の香りはお気に入りのひとつなりました。
爪楊枝よりも細い枝に、メルヘンチックな花、
そして繊細な香り。
高野山で箒に使われていたというその由来とは
かけ離れた花でした。
ついでに同じ日に撮影した写真です。
リュウノウギク posted by (C)sasama_tea
基本的に白い花のリュウノウギクも、花の
終わりごろには周囲がピンク色に染まります。
そろそろ秋も終わりかな、と思い始める頃に
咲く野菊で、私はこの花も大好きです。
ただ今年は草刈りで刈られてしまったものも
多く、白く目立つはずの花が少ないのが
残念です。
昨年は暖冬の影響で年越しまでこの花が
咲いていましたが、今年はどうなのでしょう。
(別件ですが、いくつかおかしな狂い咲きが見つかっています。
やはり人以外の生き物は地球上の異常に敏感なのか?)
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