野山を駆け巡る機会をそがれっ放しの今年。
ちょいと見た目にも、ノイバラ、エゴノキ、ウツギ・・・
それらの花は散り始めています。
まともに花見ができないまま、夏に突入してしまい
そうな状況でした。
その点は仕方がないので諦めるとして、狭い
ベランダでも季節の変化は味わえるものですから、
「無ければ無い」で、そのような観点で日記を書く
ことにします。
さて、先日以下のような写真を載せましたが、
記憶に残っていますでしょうか?
ネジバナと苔 posted by (C)sasama_tea
じつは、この鉢のネジバナが葉を伸ばすと、
さらに以下のような姿に変貌を遂げます。
ネジバナの冬葉と夏葉の性質の違いに関して、
その入れ替わりの時期などについて書きました。
ネジバナの変異個体を『小町蘭』と呼び、近年多く
の変異体が見つかっています。
中には派手な八重咲きの個体があったり、冬葉が
オレンジに色づいたりするものもあり、趣味家の間
では珍重されているようです。
そのような変異体からすれば写真の個体など大した
ものではありませんが、ひとつだけ興味深い性質が
あります。
それは、冬葉の間にはほとんど斑が目立たないのに
対して、夏葉に移り変わると同時にその斑模様が
はっきりとしてくることです。
冬葉に対して夏葉の期間(約4か月)はあまりにも短い
ため、変異個体としては二流扱いです。
ただしこの写真の個体の斑はかなり派手になるため、
私はかなり気に入っています。
さらにこの個体、花の咲く時期も少し興味深い性質を
見せてくれます。
現在ようやく花茎の先端が姿を現したくらいで、その
様子をお見せすることができませんので、追って
報告することにいたします。
ちなみに、今回紹介しましたネジバナの実生は、
プロフィールでも使用しているこの個体を母親として
交配したものです。
カールする花びらの性質が遺伝するのか楽しみです。
ブログランキングに参加しています 昨日の最後に独り言を書いてみましたが、
その解答も一応載せておきます。
1つめは、プロフィールの画像。
2つめは、タイトルの背景画像。
3つめは、背景の壁紙(実際の写真から加工してあります)。
そして4つめは、このブログのアドレスのspiranthes。
以上です。
ただの自己満足ですが、ブログ更新の励みになっています。
今回の記事との関連はありませんが、楽天市場でネジバナを
検索してみると、以下のようなタイトルの少し気になる書籍が
ありました。
あなた、天国にネジバナありますか
どのような内容の本なのでしょう?