前日はクローバーの四つ葉や五つ葉の写真を
ご紹介しましたが、クローバーの変化はそれ
だけではありません。
クローバーの葉には多くの場合、白い模様が
ついていることが少なくはないのですが、
その模様(斑紋ふもん)にも個体ごとの変化が
見られます。
模様の濃淡や大きさ、それを見比べてみる
のも意外と楽しいものですよ。
ムラサキツメクサでは、その模様はVの文字に
似ているため、V字状の斑紋などと呼ばれて
いるようです。
ムラサキツメクサ posted by (C)sasama_tea
かなりはっきりと表れている個体を選んでみました。
模様が少しうるさいくらいですが、
「ここにあるぞ!」
と主張しているのがよく分かりますね。
ムラサキツメクサ posted by (C)sasama_tea
このVの字、ただVでいることに飽き足らず、
小葉の根元の部分まで広がっているものも
ときどき見つかります。
緑一色の野原では、この白い模様が結構
目立ちます。
この白い模様、葉の組織内に空気の層があるために
その層で光の乱反射が生じ、結果外部から眺めると
白い模様として見えるのだそうです。
シクラメンなどの葉の模様も似たような原理によるそうです。
ムラサキツメクサ posted by (C)sasama_tea
こちらは前述の個体によく似ていますが、
鉛筆や自動車で有名な某メーカーのロゴマーク
に似ているような気がしませんか?
なかなか個性的です。
シロツメクサ posted by (C)sasama_tea
最後にシロツメクサの変わりものです。
シロツメクサにも斑紋がついていることも珍しくは
ありませんが、あまり派手な印象の模様も多くは
ないように感じます。
上の写真の葉では、白っぽい斑紋を境界にして、
内と外で微妙に緑の色の濃さが異なっています。
じつに微妙ですが、斑入り個体ではないのに
3色に色分けされた小葉がちょっとお洒落に
感じたのは私の思い過ごしでしょうか。
興味をそそられた個体でしたので、写真を載せて
みました。
いかがでしたでしょうか?
ごく当たり前に生えている雑草も、見様によっては
興味深い一面もあります。
十把一絡げに扱わないところから、不思議体験は
始められる、という話で締めくくります。
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そしてもうひとネタ、クローバーで続けます。
さて、どのようなお話でしょう。。。