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テーマ:最近観た映画。(40131)
カテゴリ:生活
日本では、早々と上演を終わってしまいましたが、
海外ではやっと上演が始まった「硫黄島からの手紙」 を観て来ました。 映画館に来ていた人は、平日の夜という事もあり、 仕事帰りの若いカップルが多かったような気がします。 ほとんどが香港人で、白人もチラホラいました。 「ラストサムライ」「SAYURI」に続く、 ハリウッドによる日本映画の第3弾という感じですが、 全編ほとんど日本語(英語字幕)ということもあり、 前2作のようなハリウッド臭さがなくて、 日本映画を超えた描写に感動しました。 カメラワークとか、役者のちょっとした演技とか、 小道具とか、音楽によるアンカーリングとか、 笑いとか、スゴイ良く出来ています。 戦争映画なのですが、家族へ宛てた手紙から兵士の 心の動きを描いた作品なので、心に迫るものがあります。 特に私は、1991年の湾岸戦争勃発時、横須賀の米軍基地から 戦争に出兵して行った兵士達を何人も知っているので、 この手紙っていうのが、兵士達の唯一の心の支えに なっているというのが良く分かるんです。 知り合いのほとんどは海軍兵だったので、爆弾の降り注ぐ 陸地に赴く事はなかったのですが、その内の一人は、 お父さんが海兵隊の士官だったので、戦場でお父さんが 陸地に上陸していくのを見届けたそうです。 アメリカは今でこそ、州兵まで動員して戦地に兵士を 送り出していますが、その当時は、軍隊に入っていても 戦争に行くとは誰も考えていなかった時代です。 大学進学の奨学金欲しさに軍隊に入っていた人も 少なくありませんでした。 村上龍氏の「13歳からのハローワーク」という本に、 アメリカ留学中に、米軍の奨学金制度に申し込んで、 湾岸戦争に参加した日本人の話が書かれています。 長くなりそうなので、つづく。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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