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Mar 14, 2007
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カテゴリ:生活
日本では、早々と上演を終わってしまいましたが、
海外ではやっと上演が始まった「硫黄島からの手紙」
を観て来ました。


映画館に来ていた人は、平日の夜という事もあり、
仕事帰りの若いカップルが多かったような気がします。
ほとんどが香港人で、白人もチラホラいました。


「ラストサムライ」「SAYURI」に続く、
ハリウッドによる日本映画の第3弾という感じですが、
全編ほとんど日本語(英語字幕)ということもあり、
前2作のようなハリウッド臭さがなくて、
日本映画を超えた描写に感動しました。


カメラワークとか、役者のちょっとした演技とか、
小道具とか、音楽によるアンカーリングとか、
笑いとか、スゴイ良く出来ています。


戦争映画なのですが、家族へ宛てた手紙から兵士の
心の動きを描いた作品なので、心に迫るものがあります。


特に私は、1991年の湾岸戦争勃発時、横須賀の米軍基地から
戦争に出兵して行った兵士達を何人も知っているので、
この手紙っていうのが、兵士達の唯一の心の支えに
なっているというのが良く分かるんです。


知り合いのほとんどは海軍兵だったので、爆弾の降り注ぐ
陸地に赴く事はなかったのですが、その内の一人は、
お父さんが海兵隊の士官だったので、戦場でお父さんが
陸地に上陸していくのを見届けたそうです。


アメリカは今でこそ、州兵まで動員して戦地に兵士を
送り出していますが、その当時は、軍隊に入っていても
戦争に行くとは誰も考えていなかった時代です。


大学進学の奨学金欲しさに軍隊に入っていた人も
少なくありませんでした。


村上龍氏の「13歳からのハローワーク」という本に、
アメリカ留学中に、米軍の奨学金制度に申し込んで、
湾岸戦争に参加した日本人の話が書かれています。


長くなりそうなので、つづく。。。





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Last updated  Mar 14, 2007 03:12:50 PM
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