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カテゴリ:カバラ
家のイヌを見ていると、カバラでいう生命の樹の
マルクース(今ここ)とイェソッド(過去の経験)しか 使っていないんじゃなかろうか、と思えてきます。 それと、多少のホッド(知性)。 そして、ネツアック(感情)に至っては、pleasant(好ましい)と unpleasant(好ましくない)の2種類しかなく、 吠えた→叱られた→好ましくない オスワリをした→オヤツがもらえた→好ましい という学習形態。 だから、オスワリをしてもオヤツがもらえなかったら、 オスワリをした→オヤツがもらえなかった→好ましくない となり、「オヤツくれ!」と吠えることになる。 これを、 オスワリをした→褒められた→好ましい と書き換える為には、オスワリをしてオヤツがもらえた経験を上回る 「褒められた→好ましい」という経験が必要になるので、時間がかかる。 これが、飼い主さんとの信頼関係が出来ていなくて、「褒められた→好ましい」 という経験自体が欠落している場合、何をしてもイヌは言う事を聞かない。 ということなのかも知れません。 人間の赤ちゃんも同じ。 お腹が空いた→好ましくない→泣く→ミルクがもらえた→好ましい 人間の赤ちゃんも、イヌやネコなどの動物も、 時には、「もしかしたら人間の大人より知性があるんじゃないか」 と思える行動をするのは、イエソッド(潜在意識)の中身がまだスカスカなので、 その先にある集合意識に繋がりやすいからだけのような気がします。 人間の場合は、成長するにつれて知性も感情も発達し、 出来事に対して、感情と考察を関連づけてイエソッドに格納していきます。 これは、予測を可能にし、学習効果が非常に高まると同時に、 間違った関連付けがされてしまうと、悪い方向に進んでしまいます。 でもね、これは、イヌと違い、修正するのも意外と簡単。 A! HA!(ナーンだ、そんなことか)という気付きは、 人間独特で、分かってしまえば一気に解決できるのですが、 イヌは地道に一つ一つの体験で塗り替えていくしかない。 人間の行動を駆り立てるものも、実は、pleasant(好ましい)と unpleasant(好ましくない)の2種類しかなく、 スピード違反で警察に罰金を払いたくないから、制限速度を守る。 親に褒められたいから、一生懸命勉強する。 奥さんに怒られたくないから、飲み会の途中で帰る。 男性の注目を浴びたいから、エステで磨く。等々。 どちらの感情が自分の行動を支配しているかで、 実は、対応も変わってきます。 目の前にニンジンをぶらつかせても、飛びつく人と 飛びつかない人がいます。 尻を叩かれるのが嫌で走る人もいれば、 どんなに尻を叩いても動かない人もいます。 でね、「オスワリをした→オヤツがもらえた」にこだわっていると、 褒められただけじゃ、ちっとも嬉しくない訳ですよ。 期待を裏切られたっていうやつですか? なんとか、「褒められた→好ましい」に持っていきたいんですけどね。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 30, 2007 03:53:49 PM
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