老いと向き合って
ご無沙汰しております。実にすがすがしい、美しい季節となりましたが、皆様、お元気でいらっしゃいますか?ブログの更新、前回はお引越しのあと、3月21日でしたので、早、一ヶ月近く経ちました。新居には、もうすっかり馴染んで、私の部屋は納戸兼用の部屋なので、かなり狭いのですが、それなりに落ち着く、快適な自分のお部屋があり、そして、広くなった共同スペース(リビング)には、ゆとりが感じられ、角部屋なので、光はサンサンと降り注ぎ、いい感じです。ところで、最近の私が興味をもって学び、考えているテーマは「老い」についてです。私は、両親と同居していますので、二人が日々、ゆっくりと、でも確実に老いてゆく姿を見て、いろいろ感じています。自分はまだ50歳を過ぎたばかりで、老いることに対する実感はまだまだ希薄なのですが、高齢化する両親との暮らし、そして、最近始めた、老人介護施設での「歌のボランティア」を体験を通じていままで考えたこともなかった、老いを身近なものに感じています。「ああ、人間ってのは、誰でも確実に老いるもので、老いというのは、こうなってゆくってことなんだなあ」と日々気づかされます。自分が人間であると同時に目に見えない魂、神の分身なのだという意識は、常にあるので、死によって全てを失うとは考えてはいないのですが、人間の生命としての老いと消滅を考えると、これはこれで大きな変化です。だからこのことに自分なりに対処できるようにしていかないとなあ。すると、少しずつ、今持っている欲求やら、目標やら、物事の優先順位が変化してきています。やっぱり「今、こうやって人間として生きていることまだこの冒険が続けられる時間が残されていること」が、本当に有りがたいことなんだという気持ちが強まります。人生って時間としては本当に短い。何をするかは神の計画のもとにあるとは思いますが、霊的な気付きを深めて、深く深く感じて味わって生きてみたいものです。