カンチガイな男の勲章
何十年も前におこったことを まるで昨日のことのように話題にする町のひとたち (主に親戚間の話だけれども) 90になる死に掛けの爺さんがいる(うちではない) アタマはハッキリしているだけに始末に困るw このじいさん、若いときはモダン(死語?)でモテモテ うちのばあさんといとこだが、ばあさんの姉が嫁に行ったため 義理の兄弟にもなる この爺さんの家の嫁さんが、お姑さんから若いときの話をよく聞くらしく 「近所のあの家の嫁とも(爺さんは)関係があった」とか 「私が家に帰ってきたら、どこそこの女があわてて出て行った」 とか それはもうおさかんだったらしい それだけだったらまだ許せる(?)かもしれないが 自分の嫁には優しい言葉もかけず 妻との子供は数人生まれたが一人をのこして全滅するほど 身体も弱く、世話も大変だったというのに 自分の母の世話、田んぼの世話、まだ独身だった弟の世話までおしつけて 自分は浮気三昧だったというから、いかに昔とはいえあきれる そんな爺さんにどうして従っていたのか理解不能だが 妻は年をとって弱った爺さんに今こそ復讐のときだと 死ぬまでいじめるつもりだったのに(怖!w) 弱った爺さんを見ているとそれもできず、もんもんと老後を過ごしている 毎日鬱々として気が晴れないらしい だったらもっと早くにいじめとけよ(爆) そこでその家の息子の嫁さんが、入院している爺さんに 「昔の浮気をあやまったら?」といったのに(余計なお世話?) 爺さん曰く「浮気は男の勲章じゃ」 HAHAHA! だれも手にいれられないほどの高嶺の花を落としたってんなら 勲章だろうが そのへんのヲバさんを食いまくったくらいでなにが勲章だか バカじゃないの?と私は思う。 そしてその話は瞬く間に親戚に広まり その爺さんは死に掛けてるというのに親戚の女を敵に回してしまったのであった。 浮気や不倫なんていうのは相手を選ばなければ誰でもカンタンにできることだと思うんだよね。 それよりも 一人の女を守り、愛して一生幸せにできる男がいったいどれくらいいるだろう? そのほうが難しいと、私は常々思っています。 金を持ってても結婚離婚を繰り返し、結局誰一人幸せにしてない男が えらそうに食った女の数を自慢してるのを聞くと 「こいつバカじゃん」と本気で思う。 浮気は吹聴するな。 えらそうなことは一人でも女を幸せにしてからいうもんだ