バイバイ北京
今日、本帰国しました。前日の夜中から雪が降り始め、朝には積っていたのでどうなることやら・・・と思っていましたが、出発する昼過ぎにはちゃんと雪も溶けて快晴。お友達ともちゃんとお別れすることができました。涙涙のアイさんと、けろっとしている双子とのお別れが見ていてなんだか辛くて、「泣かないぞ~」と決めて臨んだ日でしたが、やぱりちょっと泣けてしまいました。お友達とは「日本で待ってるね。またね」という気分でしたが、やはりアイさんとは(メールはできても会えないかもしれない・・・)という思いがあったからかも・・・。雪の影響で離陸は遅れましたが、着陸は予定時刻よりも早くて助かりました。実はmeが2日前より熱で、移動当日もちょっと熱・・・でも強行突破で帰ったので不安でしたが、フライト中も薬が効いていたのかぐっすり(ぐったり・・・?)寝ていて3時間半あっという間でした。今日、北京空港で話しかけてきてくれた女性が居ました。すでに北京に赴任しているご主人に、これから帯同するかどうか悩んで下見に来ていた方でした。私が住んでいた公寓も昨日、見学に来たとか!すごい偶然です。日本で報道されるいろんなマイナスイメージのせいで、かなり不安に感じているようでしたが、「住めば都で楽しいですよ!」と言っておきました。だって、私自身楽しかったし。ちょっとしかお話できませんでしたが、その人にとって良い方向へ背中を押せたのであればいいな、と思います。その方も3人お子さんが居て、私が3人連れてきているのを見て「3人の子どもを連れて、北京の暮らしはどうですか?」と話しかけてきてくれたんですが、そうやって思い切って人に聞ける勇気のある方なら全然問題なく暮らせると思いました。北京の生活を終えるその日に、始まりが待っている方とお話ができ、なんだか感慨深いものがあります。約5年前、5歳の手のかかる息子と、10か月の双子を連れてき来たその日を思いだすことができました。主人は赴任最初から出張が多く、確か渡航して2日ほどで出張へ行ってしまい、知り合いの居ない場所で、しかも言葉の通じない国で、もし子どもが病気したら・・・自分になにかあったら・・・なんて不安もあって、かなり最初はしんどかったのを覚えています。長男も環境の変化からか不安定になり、幼稚園でもいろいろ問題を起こし、家でも反抗的。双子のお世話でいっぱいなのに長男はどんどん友達を家に呼び寄せる・・・という状態で、かなりストレスが溜まりました。(双子がやっと昼寝したのに、「うちに来い、うちに来い」と人を呼び寄せる長男が、あの頃は悪魔に見えました。)そこからアイさんに来てもらうようになって、家が奇麗になっただけでも少しストレスが減り・・・お友達と買い物やランチに行けるようになって少しストレスが減り・・・長男が小学校へ上がって少し落ち着いてきて少しストレスが減り・・・・。そんな感じで少~しずつ慣れていきました。この5年間で私も少し強くなったかな、と思います。たくさん楽しませてもらい、たくさん勉強させてもらった5年間だったと思います。それもこれも、生活をサポートしてくれたアイさんや、同じ不安や不便を感じながら励まし合い、助け合って生活してきたお友達が居てこそだなと、本当に感謝しています。これから北京生活が始まる方にも、まだ北京生活が残っている方にも、楽しく充実した日々でありますよう、願ってやみません。本当に、ありがとうございました。