再喫 マックバレン「アンホーラ・フルアロマ」
暫く離れていましたがマックバレン製煙草の集中喫煙に戻ります。今回は「アンホーラ・フルアロマ」です。確かこれは、独立した「アンホーラ」ブランドだった物をマックバレン社が吸収し、自社ブランドにした銘柄だったと思います。ですから、これをマックバレン製だと意識していらっしゃらない方も多いのではないでしょうか。私もそうでした。 この煙草を最初にレポートしたのは、2011年10月の事でした。 かつてこの煙草は日本で最も売れている銘柄とされていたかと思うのですが、最近はどうなんでしょう。今でも定番銘柄の一つだとは思いますが、以前ほどには持て囃されてはいないようにも感じます。ただ、確かに常喫にしやすい味と価格ですので、手を出しやすい銘柄です。 米国某情報サイトによると、この煙草の葉組は「Burley, Kentucky, Oriental/Turkish, Virginia」となっており、着香は「Cocoa / Chocolate, Floral Essences, Orange, Raspberry」となっています。意外に複雑な葉組と着香です。これだけグチャグチャした葉組と着香なのに、実際に吸ってみると程良い着香感と深みのある喫味で、価格の割りにすんなり美味しく吸えます。非常に優れたバランスのブレンド・レシピだと思います。こういう優れたブレンドであるからこそ、マックバレンに吸収された後も継続して製造・販売されているのでしょう。 海外でどうだったのかは良く知らないのですが、日本に於ける「アンホーラ」のシリーズは近年になって銘柄数が増えました。これは元からあった「フルアロマ」の人気があったからだと思うのですが、シリーズが増えた事によって、相対的に「フルアロマ」の存在感が薄くなったようにも感じます。以前ほどには持て囃されてはいないように感じるのは、この辺も原因の一つになっているのではないでしょうか。 どの銘柄を日本に導入するのかは供給サイドの判断次第ですが、それは意外に難しい問題なのだろうなと思います。[深みのある煙草ブログは此方 Click!]