心と体
以前にも書きましたが、私は、整体も勉強し、そして実践もしてきました。体の歪みから来る痛み、不都合を訴える人にボランティアで施術し、歪みを直してあげたりしてきました。しかし、多くの人が、1~2週間もすれば、また歪みが戻ってしまいます。そういうことで、最近まで整体は行なっていませんでした。ところが、催眠(療)法に来られた人に体の歪みがはっきりわかる方がいたのです。カウンセリングをしてみると、なぜそうなったのか、心当たりがあると話されました。小学校の低学年の頃、自分の座高が高く見えたので、それがストレスになり猫背、歪みが出たということがわかりました。そこで、以前から何度か試したことのある催眠状態での整体を行ないました。催眠状態で行なうと、十分脱力しているので、ほんの基本的なことを少しの負荷を与えて行なうと真直ぐに調整できるのです。もともと催眠(療)法に来られた人なので、ストレスからの開放は出来ていますし、後は本人の少しの努力で、もうゆがむことはないと思います。そういえば、ストレスの強い方ほど、歪みや肩凝りは多いように思います。催眠(療)法を受けられた人は、特別な暗示を与えなくとも、ほとんど、「肩凝りがよくなり体がスッキリした」といわれます。催眠暗示で、「血液の流れがよくなる」、「細胞もいきいきとしてくる」、などを与えますので当然のことです。怪我とか骨折とかスポーツなどによる筋肉痛などは、手当てをすれば、よくなりますが、治りにくい場合などは、心をみる必要があると思います。 坂田和彦