マチェーテ~ロドリゲス・ザ・ベスト
“マチェーテ発売記念:ロドリゲス・ザ・ベストBD-BOX”を購入。 コヤツもイデオン同様、ご時世的に発売延期の憂き目に会ったクチなのだが、まぁ無事リリースされたようで何より。 とりあえずエル・マリアッチから最新作マチェーテまでの全4作を収録しての定価9,800円(Amazon特価7,185円)、尚且つ全作初のブルーレイ化とくれば、ロドリゲスファンとしてはゲットするしか選択肢が無いワケで。 ホント、こーいった価格設定だと、DVDからブルーレイへの買い替えの敷居が低くなるよね(笑) エル・マリアッチなどは、画質的にあんまりブルーレイの恩恵を受けていない感じではあるが、ある意味インディペンデント臭さがあの作品の売りなんだし、まぁ許容範囲だと思いますよ(相変わらず、これだけ日本語吹き替えが収録されてないのは、残念至極だが) で、初鑑賞のマチェーテである。 これがまた面白いっ! つか、エル・マリアッチ<デスペラード<メキシコ<マチェーテと、新作を作るたびに順当に面白くなっていくところが、実は普通に凄いんでは? ロドリゲス作品は、未だ最盛期を迎えてないのかもしれないね(あ、マチェーテが最高傑作になる可能性はあるのか) しかもどのタイトルも所詮は低俗なB級アクション映画なのに(笑)、出演俳優が“メキシコ”あたりからシャレにならんくらいに豪華になっており、今作は更にランクが上がっているんだから、空いた口が塞がらない。 ~とはいえ、デ・ニーロもセガールもドン・ジョンソンも、実にハマりまくったキャスティングとなっているのは事実で、しかも皆嬉々としてヒールを演じているのが手に取るようにわかるんだよねぇ~ ハジケまくっているていうかさ(笑) セガールは日系美女をはべらせながら日本刀もどきを振り回すし、デ・ニーロ演じる悪徳上院議員も最後あたりじゃどこか憎めないオッサンに見えてくるというね。 んでもって善玉(主役)が長年脇で悪役をやってきたダニー・トレホなのだからね、痛快極まりないッス。 あと出てくる美女が、これまた極上品ばかり。 いや、このラインナップは、マジでヘタなボンドガールズなんかを軽く凌駕しちまうぜ。 メインヒロインのジェシカ・アルバはインテリジェンスを感じさせながらもなかなかキュートだし、エイプリルを演じるリンジー・ローハンのシスターガンマンがこれまたサイコー!(ほとんど“ブラック・ラグーン”のエセシスター) サブマシンガンを撃ちまくる二人組みの美人看護婦と共に、見た目イカガワシイコトこの上ないのであります。 あととりわけ特筆すべきヒロインは、ミシェル・ロドリゲス演じる女革命家ルースかね。 これがメチャカッコイイのだ。 クライマックスで眼帯つけて復活した場面などは、ヘタすりゃ主役のマチェーテを喰ってるもんなぁ…… つか、ルース主役でスピンオフを作るべきだよな、うむ。 とまぁ、観終わった直後の軽い興奮状態なスカーレットでありました(笑) 来月リリースされる“グラインド・ハウス U.S.A.バージョン プラス”が、今から楽しみッス。 イジョ!