|
カテゴリ:次郎くんの話
早々、M市の繁華街にあるネット喫茶で会う事になり詳細な場所の打ち合わせをして出かける事になった。
道は、平日なので自然渋滞で反対車線もゆっくり動いている。 幹線道路なのでトラックも多い。 仕事だと少しいらいらして、目的地に着いてもなんだか時間がかかったような気がするものだが、仕事じゃないとその目的地まで距離があってもあっという間に着いた感じがするのは自分だけであろうか? それとも次郎くんからの相談したい事とは何だろうとあれこれ想像していたからであろうか? どちらにしても休日のなせる業であろう。 そんなことで待ち合わせのネット喫茶店に思っていたよりはやく着き、店の中えはいるとモーニングサービスの時間帯ということもあり、人は、けっこうはいっていた。 インターネット喫茶店というのは、ボックスのように仕切りがしてあってテーブルの上にパソコンとディスプレイが置いてあり、いすは一人用のボックスと2人、3人と、それぞれボックスによってわかれている。 入り口のレジで空いているボックスを選び時間のコースを選んでしまえば、あとは飲みたいものをセルフで飲み、インターネットを楽しめばよい。 わたしは、何も言わずレジの前を通り、あたりに注意しながら少し 奥に進んでいくと、入口にある調理場から聞こえる慌ただしい食器の音もだんだん小さくなり、約束どうりの仕切りの左角を曲がるとまったく聞こえなくなった。 そのぶん人の声は、まわりによく聞こえることになる。 囲いの上からこちらの方を見ている人に「次郎さん?」と聞くと 「はい」と答えてわたしの足元から頭の髪まで見て「いやーもっと年のいった人かと思っていました。」と言い「若いんですね。」と付け加えた。 わたしは、左甚五郎のように実直な人間なので、すかさず「次郎さん・・・頭、はげてまっせ!」と素直なベイビーのように言ってしまった。 ひょっとしてまずかった? つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月15日 20時37分38秒
コメント(0) | コメントを書く
[次郎くんの話] カテゴリの最新記事
|