|
カテゴリ:次郎くんの話
次郎くんから、「大胆ですねー」と言われたわしが、アイスレモンティーを手にして席に戻ると、次郎くんは夏用の白っぽい麻のジャケットを脱ぎ、薄グリーンの半袖シャツになっていた。
横に座ってから、「相談したい事って?」と聞くと 「実は、会社の女性に感づかれたんです。」 「何を?」 「会社にストッキング穿いて行って・・・」と、うつむいている。 「足元、見られたの?」わたしはそんな事ぐらいでと思いながら聞くと、 「それぐらいならいいんだけど・・・・」と言葉を詰まらせている。 「じゃあー何を見られたの?」と、聞くと 次郎くんは決心がついたらしく「ボディースーツ!見られた!」といった。 一瞬「げげっ!このくそ暑いのにボディースーツ!」と言うのをひっしにこらえ、ひとこと言った。 「大胆ですねー」 「あなたのほうが、おもいっきり大胆ですねー」と言い、「暑くなかったですか?」と言うと 次郎くんは、「いや!エアコンもきいているので、カッターシャツ、背広の下でもそんなに暑くないですよ。」とコップに半分ぐらい残っていたアイスコーヒーをスットローで一気にジュルジュルッと すって氷だけにした。 「背広の下なら見えないじゃないですか、脱いだの?」と言うと、 なんでも、お昼に1人で外食をしたそうで、いく時はそれほど暑く感じなかったのが、帰りには会社に着く前に食事中に水を2杯も飲んだためか汗が出てきて、それでも、なんとか会社に着き、机の前まで来て、いすに座る前にボディースーツを、今日、着ていた事も忘れ脱いで座ったらしい。 いつもは、ハードかミディアムタイプで着ている事を忘れることはないのだそうだ。 そのボディースーツは2,3日前に買ったばかりのソフトタイプで すから着ている感じがしないと、いった。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月02日 20時32分29秒
コメント(0) | コメントを書く
[次郎くんの話] カテゴリの最新記事
|