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ストッキングな物語

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2012年07月29日
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カテゴリ:次郎くんの話
ネット喫茶「魔界」でのおもいっきり寒い話。
はっきり言えば、次郎くんは女性下着を買いに行ったことは一度もないのです。
ストッキングはインターネットで買っているし、女性下着も最近ネットで買いはじめたのです。
ミスタービーンもそのことは知っているのでいったい何を言ってるんだろう当惑していて。
だから、「はぁー?」と拍子の抜けた声で言ったのである。
おそらくスタンダード君に対してストッキングマニアであることを強調したかったのだ。
ストッキングのことなら、いつでも僕に聞きなさいというような雰囲気がただよっている。
ストッキングのプロという存在になりたかったのだろうと思うのだが・・・。
仕事ではなくて趣味の範囲なのだが、人によっては発狂派もいるだろう。
人それぞれだから、まぁいいことにして、
私は、ミスタービーンに「何も言うな!」的に目くばせをした。
ミスタービーンは「あいよ!」と黙ってうなずいた。
別に、ばれても構わないことであるが、初めて会った次郎くんのことをもう少し知りたくて、なりゆき、にまかせたのであった。
「狂」はイデオロギーに対しての・殉・教・生である。なんちゃって!
次郎くん 「初めて女装してストッキングを買いに行った時のことを思い出してしまった   よ。今から考えると馬鹿らしくもあり、スリルあり多少の不安もありましたね      ー。・・・・・・・」「シアーさんと知り合ったとき、シアーさんが一人で買いに行っていると聞き
僕も一緒に連れて行ってほしいと言ったら、「一度だけならいいよ。」と言っ      てくれたので、有名デパートに、つまり、人が結構いる所に行ったんだ。」
「9月ごろだったかな?」と言って僕の目を見た。
そんなこと言った覚えはないのだけれど、とりあえず
「たしか、9月連休でしょう。」と答えてから、
「僕は、長袖のグレイのストライプで赤いカッターシャツと濃紺の夏用スラックス、グレイのヒール高7センチのパンプスで行ったんじゃなかったかな?・・・君はー確かーメイドさんの格好だったかな?。」
ミスタービーンも初めて聞く嘘話に面白がって
「だった!。だった!。間違いないよ!」とはしゃいだ声で言ったとき、スタンダード君は、ゲラゲラ笑いスマートホンで何やら読みながら冷静に言った。
「僕、次郎さんがここに来る前から次郎さんの横のボックスにいたんですよ!
「あっ!穿いてきたのですね!しかも、サンダルで来るとは大胆ですねー」ってシアーさんに言ってましたよねー。そんな人がって気がするんですけど。」
「つまり、10年前から女装してないと思うんですが?。」
と、にやにや、しながら、しかもスマートホンで開いたニュースは読みながら言い、
「さっきからの話って、次郎さん!嘘でしょう」とずばりと言った。
これにはミスタービーンが 「そのとうりなんだわー。」
「よくわかったねー。」
「次郎さんを、しごいて、やってちょう!」と名古屋弁まるだしで言った。
ミスタービーンは、元来、陽気で他人の尻馬に乗りたがるおっちょこちょいだと思う。
スタンダード君 「はぁー。」
「しごくって?」
「どうやって、しごくんですかー?」
ミスタービーン 「きゅうりで次郎さんのほっぺたしばいてやってちょう。」
スタンダード君 「はぁー。」・・・
「きゅうりよりゴーヤのほうが、ごつごつしていて、いいんじゃないです        か?」
次郎くんは「心われました。」と言い、僕も皆、笑った。
僕は「スタンダード君は次郎くんよりも若いけど冷静ですよ!」
「ゴーヤよりもドリアンのほうが、きっとこたえますよ!」
「ドリアン?・・・死にますよ!」とスタンダード君は、つけたした。
また、みんなで笑った。

「ムンクの叫び」はノルウェーのエドヴァルド・ムンクの作品であるが、「絵」を観ているとあの「叫び」は、いったい何を表現したかったのだろうと「絵」を観るたびに思っていたが、ドリアンを後ろから、ぶつけられた後の顔にちがいないと確信を得た。
「ムンクの叫び」は「ドリアンの叫び」と改名したほうが、わかりやすいと美術館館長宛に一筆したためようと思っている今日この頃である。みずがめ座
つづく





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最終更新日  2012年08月04日 07時25分52秒
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