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カテゴリ:ローズマリーの花言葉
VLo5オーマイキィーの彼女 「そうですね、少し用がありますから、先にそっちのほうを処理してきます。」 「わかりました。もし遅くなるようでしたら、連絡下さい。」 僕は、一旦、家に帰ることにした。 ガス湯沸かし器っを新しくしようと、昨日、買ってきた湯沸かし器と別売りの水道 用ホース、延長ガスホースを取り付けて完成したかったからである。 しかし、ガス湯沸かし器本体の接続口だけが専用の取り付け口になっていて、そこ だけの事だけに瓦斯屋さんを呼んだ。 瓦斯屋さんが来て、金属配管2M弱の取り付けと沸かし器本体の専用の接続口を取 り付けただけで5万支払うことになった。 自分で取り付けて安くしようと思ったが、思わん出費になってしまった。 家に帰って手配などでしていて時計を見ると、あっという間に55分が過ぎてしま った。 世の中うまくできている。ガス工事の資格は持っているが、それを職業にしていな ければ普通に費用が掛かるということである。 気を取りなおしてスマートホンショップに戻り、空いている椅子に腰を掛けると、 さきほどの身長167センチ、金髪、姫子系、ミディアムボブの子が来て、ばつが 悪そうな顔をして 「まだ、時間かかりそうです~。・・・」 「お仕事何をされてるんですか?」と尋ねてきた。 僕は、なぜか今の仕事を話す気がしなかった。 家でばたばたしてきた後だからそんな気分ではなかった。 しかし、だからといって彼女には、僕の気分など知る由もない。 ひょっとしたら、そのような気分が僕の顔にでていて、それを、彼女は、待ち時間 が長いので気分を害していると勘違いをしているのかもしれないと思った。 平均的にいうと女性は感がいい。 素早く感じ取ったのかもしれない。 目の前のショップのウィンドウを見ると東の方向に青空が見える。 その下には伊勢湾があり渥美半島の外は太平洋が広がっていることを想像すると、 少し落ち着きを取り戻した気分になった。 多少であるが心に余裕がでてきたのか、今まで変わってきた職業の事をふりかえり、 下着メーカーにいた頃の思い出を語ることにして彼女に、 「実はー下着メーカーにいたことがありまして。」 「男性用ですか?」 「いいえ、その頃は女性専用です。」 「何をされてたのですか?デザイン?」 「いいえ、僕の場合は、海外生活も経験があることから、海外ブランドと提携する ことを目的としてヨーロッパで働いてました。」 ここまで説明すると、当時が少しであるが蘇ってきた。 主にフランスを中心にして動いていたが、どこのブランドも高額な金額を要求され るか、はなっから相手にしてくれないところが多かったのである。 後発の下着メーカーは、信用されないのである。 実際、〇コールと同じ生産工程はほど遠く、大手と同じことをする金がない状態で あった。 社長からも一円でなく「一銭の下の位を意識してくれ。」といい加減な交渉はする なと、釘を刺されたのだった。 つまり、旅費も無駄にするな、それだけの採算をあげろ、と言う事である。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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